南アフリカ(World Summit on Sustainable Development)出張報告
日時 2002年9月1日−9月5日
場所 南アフリカ ヨハネスブルグ
目的 World Summit on Sustainable Developmentに出席
費用
便宜供与 ヨハネスブルグでのロジスティックス全て、香港のトランジット
日程
9月1日
18:10 成田発 NH911
21:40 香港着 (所要四時間三十分)
23:40 香港発 SA7801/CX749
9月2日
06:55 ヨハネスブルグ着 (所要十三時間十五分)
07:30 コパノンホテル(日本代表団宿泊先)着
09:15 コパノンホテル発
10:30 OXFAM ストッキング代表他との意見交換(エキスポートハウス)
13:00 南アフリカ議員団との意見交換(エキスポートハウス)
14:30 首脳演説に出かける小泉首相を激励(エキスポートハウス)
14:40 ウブントゥビレッジ (サイドイベント会場・日本パビリオンなど)
ナズレックビレッジ (NGO展示会場) など見学
18:00 UNタスクフォース パネルディスカッション(ウォータードーム)
20:00 コパノンホテル着
9月3日
08:45 コパノンホテル発
10:00 フスティニアーノ ボリビア持続開発・企画大臣との会談(エキスポートハウス)
11:00 本会議場、各国首脳ラウンドテーブル会場見学(カンファレンスセンター)
13:30 第三回世界水フォーラム キックオフミーティング(ウォータードーム)
15:30 ウォルフェンソン世銀総裁との会談(フォーラムビルディング)
16:30 ソウェト地区見学
18:30 南アフリカNGOとの意見交換
19:30 夕食会
21:30 コパノンホテル着
9月4日
11:00 コパノンホテル発
12:50 ヨハネスブルグ発 SA7800
9月5日
08:10 香港着 (所要十三時間二十分)
09:45 香港発 NH912
14:45 成田着 (所要四時間十分)
特記事項
WSSD(World Summit on Sustainable Development)が行われている南アフリカのヨハネスブルグに、GLOBEの一員として、行ってまいりました。(日程はホームページ上の出張報告で)
海外出張では、基本的に外務省、在外公館に迷惑をかけないことにしていますが、ヨハネスブルグは極端に治安が悪いため、空港到着から出発まで、他のGLOBE議員(橋本元総理、田端正広・若松兼維両代議士、広中和歌子・加藤修一両参議院議員、小杉隆元代議士)同様、外務省をはじめ各省のロジスティックス担当のお世話になりました。
空港では、お金を替えないようにという注意に始まり、スイス代表団が二度、強盗に襲われた事件、邦人がヨハネスブルグ中央駅で身ぐるみはがされた事件、日本パビリオンで日本からの参加者がパスポートまで盗まれた事件などの話を聞かされ、決して単独行動をしないように、どこにいくにも必ずロジスティックス担当者が同行するようにとのご注意を受けました。
各議員に配られた資料の中には、覆面パトカー、あるいは私服警察官を名乗る人間に停止を命ぜられたときは、運転手に対し、停止しないように指示すること、相手が銃を向けるなど、どうしても停車しなければならない状況になったときは、ガソリンスタンドなど人目のあるところに止めること、目的地までのルートは事前に確認し、見知らぬ人に道を尋ねないことといった注意書きが書いてありました。
夜間に信号で停車した大使館の車が、後ろの車から降りてきた人間に囲まれてしまったということもあったそうです。夜は赤信号でも止まらないように、とのことでした。
こうした状況の中、自由行動はできず、国会議員に割り当てられたバスが二台ということで、本来の目的だった諸外国のNGOや代表団とのネットワーキングも思うようにいかず、片道二十時間かけて行った割には成果の上がらないものになりました。
そんな中でも、南アフリカの議員との意見交換の中から、南部アフリカ十四カ国の政治家と日本の政治家の間での電子メールを利用した意見交換を継続的に進めていこうという合意やアフリカのNGOとの意見交換、OXFAMをはじめとする先進国のNGOや世界銀行との債務問題に関する情報交換の窓口をつくることができたことなどができました。
日程が許せば、GLOBEの総会にも出席したかったのですが、残念ながら、欠席になりました。しかし、百聞は一見にしかずといいますが、初めての南アフリカで、アパルトヘイト後の実態を見ることができたのは収穫でした。
GLOBE日本としては、次は、来年の世界水フォーラムで、各国の議員による会議を主催することになります。これからは、そこでの提言に向けた活動を始めていくことになります。
いつも感じることですが、日本からの情報発信能力をもっと強めていくことが本当に必要です。
日本が何を言うのか、世界が注目しているという状況を作り出していかなければ、世界は日本の発言に目を向け、耳を傾けてくれません。金がなければ、ODAがなければできないような外交では、これからは通用しません。
さらに、もっと単純に、英語の能力が日本人全般に無さ過ぎます。英語でなければ発信できないのが現実です。根本的に日本の英語教育を根本から立て直さなければなりません。中高の六年間、大学まで行けば十年間、英語を勉強しているのに、この程度の英語力というのは、日本の英語教育に問題があるというよりも、今の英語教育そのものが問題だと言わざるを得ません。
英語よりもまず国語、などとおっしゃる方がいますが、日本語をそもそも英語と比べるのがおかしいのです。日本語は、文化であり、文学ですが、英語は単なる道具です。(もちろん英文学や英語圏の文化もありますが、そんなものが必要とされているのではなく、単なる言葉としての英語が必要なのです)。コンピュータが道具であるように、英語も道具です。日本語か英語か、ではなく、我々の文化である日本語は当然教育の中の大切な一部ですし、英語は情報発信のための道具として、使えるようにならなければなりません。