出張先: 韓国 ソウル
期間: 5月4日−5日
同行者: 石崎岳代議士、大村秀章代議士、
山本一太参議院議員、馳浩参議院議員、
沢田かつみ氏(通訳)、河野太郎、
日程: 5月4日
12時30分 韓国着
14時30分 自由民主連合 朴泰俊(パクテジュン)総裁
韓国の“DJT”連立与党の立役者の一人。日本人とかわらない日本語を話す。党人派の政治家とはこういう人かと、我々みんな思ったほど迫力と威厳があった。
お目にかかるや否や「私はあなたのおじいさんを知っていますよ。」と言われ、いろんなエピソードを話してくださった。
韓国の政界再編に関して、いろいろと伺う。「今週中に過半数はいきます。ハンナラ党が割れてもいけないので少しづつやってます。」(この他はオフレコ)
日韓の若手議員の交流を大いにやりなさいと激励をいただき、10分の表敬訪問の予定だったが、小一時間の時間を割いてくださった。
韓国側同席者: 鄭宇澤 国会議員 自由民主連合
金民錫 国会議員 国民会議
15時30分 ヤンソンチョル国会議員(国民会議)
かつてハワイ大学で教鞭をとっていた外交問題の専門家。請われて国民会議から総選挙に出馬。
国民会議の強い全羅道から出馬し、当選したが、法定選挙費用が7000万ウォンなのに、XXXXXウォンかかったという。但し、30当10落(30億ウォン使うと当選し、10億ウォンだと落選する)といわれた選挙のなかでヒトケタ少なかったと言って笑っていた。
なんでそんなにお金がかかるのか、とたずねると、集会をやると足代、飯代がかかる(本当は選挙違反)。ひとり5000ウォンで1000人集会やると500万ウォン。行政の最小単位(日本で言う字かな)が460あり、そこに男女一人づつ運動員がいて、やはり活動費がいる。「日本の千葉県みたいです。」!?
6月4日の地方選挙の候補者を選ぶのに、これまでは国会議員が指名するか、20人ぐらいの選考委員会で決めていた。それだと国会議員の意向が強く反映されるが、自分の選挙区ではもっと民主的に候補者を決めたいと思い、選考委員会を138人まで増やした。そしたら、立候補したい人たちが、138人に競ってお金をばらまくようになり、現実と理想のギャップに悩んでいる。
政治資金は、年に二回パーティを開き、そこにきた人に寄付してもらっている。
外交の話よりも韓国のナマの政治の話になってしまったが、おもしろかった。
16時30分 金民錫議員、千正培国会議員(国民会議)
日韓の30代、40代の若手国会議員でざっくばらんに意見交換をしようというのが今回の訪韓の趣旨。
話の中身はすみませんオフレコです。これから、こうした集まりを継続的にやろうということ、東京、ソウルだけではなく、それぞれの地元も訪問しようということになった。
金民錫議員は、34才で若手のスターといわれているらしい。ソウル選出で、大統領選挙では金大中候補のスポークスマンをつとめた。
千正培議員は人権派の弁護士を長く務め、現在、国民会議の総裁秘書室首席副室長。金大中総裁が大統領になったため、党務は総裁代行がとりしきり、その総裁代行の秘書室長のようなもの。
18時 金民錫議員、千正培議員、キムサンウー国会議員(国民会議)、鄭夢準国会議員(46才無所属、というよりFIFAの副会長、アジアサッカー協会の会長、大韓蹴球協会会長として有名)
ひきつづき夕食食べながら、懇談。
キムサンウー議員は、近く行われるソウル市長選挙の与党スポークスマン。金大中大統領の側近。
鄭FIFA副会長に、W杯フランス大会の決勝の終了後の時間に、次の開催国の韓国・日本が宣伝を出来る時間をFIFAで用意するから、ぜひ総理にフランスへ行ってくれるように頼んでくれ、と頼まれた。
日本、韓国でこれだけ競技場を作ったのだから、W杯後に極東リーグをつくろうじゃないか、と鄭副会長が提案したが、そのころは相当酔っていたようだ。韓国の試合数を削って、北朝鮮でも予選リーグをやらせたいがどうか、というような話もしていた。FIFAの次の会長を決める選挙では、今のままでは日本と韓国が別々の候補者を担ぐことになるから、一本化しよう、そのために日韓戦をやって、勝ったほうが担ごうとしている候補者を負けたほうもやることにしようといって力説した。
夕食後、鄭副会長行きつけの飲み屋で、カラオケと「バクダン」と称するウィスキーのビール割の一気飲み。あの馳浩がほとんどTKO状態だった。
5月5日
8時 在ソウル日本大使館 山本公使、水越一等書記官
日韓漁業協定や金大中大統領の発言のあった歴史認識について、意見交換。
昨日の「バクダン」の後遺症で、馳浩、大村秀章両名がダウン。大使館の二人も何度もやられたといって笑っていた。さすがに大臣クラスでは一気飲みはないそうだ。
9時−12時 延世大学金基正教授、金永錫教授、淑明大学キムウーサン教授
日韓問題、安全保障問題などに関する意見交換
13時30分 韓国発
これまで日韓の議員交流は、日韓議員連盟が中心だったが、中曽根、竹下両元首相クラスが中心で、若手議員の交流はあまりなかったようだ。飛行機で二時間の隣国なので、すぐには外交に役に立たないかもしれないが、若手の議員交流を息長く続けていきたい。