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3月31日
卒業の季節。
太郎塾の学生メンバーからも卒業していくし、なぜか卒業できない奴もいる。国際関係をやりたいので海外留学する人から、法学部を卒業しても仏像の修復を学ぶために学士編入するひともいて、多士済々。
新しい学生メンバー募集中です。
今日は、昼間、突然に待ち時間がたくさんできたので、ジョン・ケネディ大統領が上院議員時代に書いた Profiles in Courage を引っ張り出して読む。
アメリカに行ってすぐ、マサチューセッツ州のアンドーバーという田舎町で、サマースクールに通っていた時に、町の本屋で見つけて買った古い本で、そのころは辞書と首っ引きで読んだ懐かしい本。ダニエル・ウェブスター、ヘンリー・クレイ、ジョン・カルフーン、サム・ヒューストン、トーマス・ハート・ベントンなどが活躍した1850年ごろの上院議員を描いた章がすごく印象に残っていた。
二十年ぶりぐらいに読み返した。辞書なしでも読めるようになっていて、この二十年間に多少の進歩あり。
鳩山家の音羽御殿に初めて伺う。日韓の議員交流の一環で、韓国から与野党の議員が来日。レセプションが音羽御殿で開かれた。
きっと私の祖父の河野一郎は何度も足を運んだのであろう。ホストの鳩山由紀夫代議士にご挨拶。
韓国は、北朝鮮の問題もあり、国会議長(私の事務所のスタッフの李さんの昔のボス)が、与野党の議員を集め、外交問題を徹底して議論して意見を集約した後、日本を含め各国に議員団を派遣し、議員外交をやっている。
外交に関しては、日本もせめて連立与党と民主党がきちんと議論した上で、超党派で日本の立場を海外に説明するということが必要なのだろう。
外務省の官僚がここはこの道しかないとわめくのではなく、政治家がきちんと国民に説明しながらリーダーシップをとり、役所は事務を司るという本来のあり方に戻さなくては。
友人のウォン・ヒーリョン議員の日本語がみるみる上達している。レセプションでは彼とは英語でなくて、日本語で話が通じてしまうほどだ。さすがにソウル大首席卒業、司法試験首席合格の実績は伊達ではない。しかし、このままではまずい。
時代は日本語、英語、プラスワンだ。
3月30日
何が起こるかわからないのが選挙だと言うが....
ここのところ夜は疲れているのに目がさえて眠れない。僕が帰った後から事務作業をしているスタッフは疲れのピークだろう。
朝八時、知事候補の宣伝カーに同乗し、遊説を始める。九時近くになり、調子が出てきた頃、突然車が止まる。エンストだ。
バッテリーが上がってしまったらしい。(宣伝カーはアンプやらなんやらいろいろ積んであるので、バッテリーが小さいと時々止まってしまう。特に雨の日はワイパーまで使うから、その翌日は..)
大あわてでケーブル探したりしているうちに、エンジンがかかる。よかったぁ、と安心していると、真っ白い煙がもくもくと出てくる。なんじゃこりゃ、と思っているうちにエンジンが止まり、うんともすんとも言わなくなった。どうやら、ディーゼルなのに、スタンドがガソリンを入れてしまったらしい!
レッカーして、修理して、再び動くようになるまで約一時間。だいぶ時間をロスしてしまった。
十一時から駅頭で三十分の街頭演説。候補者と一緒に電車移動して、会合へ。さらにまた駅頭へ出て街頭演説。
今度は市会議員候補者の会合を四つ回って、神社のお祭りの宮出し。
おい、御輿に肩入れてけと声がかかり、宮出しのところで、御輿にぶら下がる。
そこからJRに飛び乗って、埼玉県へ、選挙応援。車中寝ていこうと思ったら、誰かが線路に石を置いたとかで、東海道線が止まる。あわてて乗り継いで、何とか間に合った。
全人口の3%が集まったというすごい集会で、演説をして、地元選出の同期の代議士と夜食を食べる。
帰りは電車よりこの時間は車の方が早いから乗ってけよ、に甘えて車で東京へ。ところが首都高が工事で大渋滞。
ふらふらで帰宅するとペシ坊がお待ちかね。三日ぶりに会ったペシはちょっと大人びて、いや子供びていた。久しぶりにお風呂に一緒に入る。
3月25日
朝、National Bureau of Asian
Research主催の会議のキイノートスピーチ。
本来は、ナンシー・カッセバウム駐日大使夫人のスピーチの後のはずだったのが、べーカー大使ご本人も出席され、カッセバウム夫人、べーカー大使がお二人とも話された後のスピーチになり、緊張。
(ちなみにべーカー大使夫人のナンシー・カッセバウムさんもアメリカの上院議員を三期18年勤めた。)
日本経済の立て直しに近道は無いこと、政治が必要な改革を全て邪魔しているため政治の改革が必要なこと、日米同盟は中国が民主化されるまで必要なこと、日米同盟は両国の共通の価値観の元での同盟でなければならないこと、国連の分担金の二割を負担している日本が意思決定に関わることができず、しかも復興費の二割負担ということでは日本の納税者を納得させることはできないであろうことなどを話す。
本会議で、議員辞職勧告決議案。
この馬鹿馬鹿しい決議案については、ホームページの鈴木宗男代議士に関する決議案の項を参照されたし。
今日の本会議でもっと馬鹿馬鹿しかったのは、議長だ。
衆議院で呼び出しを務める下村代議士がこの決議案を動議で出す。
議長が、これを議題とすることにご異議ありませんか、と尋ねたので、立ち上がって大声で異議ありと叫んだ。ぼくの議席は議長の正面だし、声の大きさには自信があるし、間違いなく議長にぼくの意思は伝わっているはず。しかし、議長は、ご異議なしと認めます!
なんだよ、それ。
いかに、今の国会が形骸化しているかを表す典型的な例だ。
国民の知らないうちに、この国の民主主義はおかしくなっている。
決議案に反対なのではなく、この決議案を審議することにも反対なので、退席する。退席する時に、野田国対委員長の横を通ったので、議長のあんなやり方をなんで認めるのか、となじる。
そのうちに冷静になってふと気がつくと、野田さんは、民主党の国対委員長だ。いけねえ、頭に血が上っていて、中川さんと間違えた。あわてて野田さんを訪ね、お詫びする。
なんで、俺が怒られるのかと思ったよ、と。ごめんなさい。
3月23日
地元の挨拶回りをぬって平塚競輪場へ。
第11レースは、競輪の第五十六回日本選手権(G1)。
日本自転車振興会会長、自転車競技会全国協議会会長、全国競輪施行者協議会理事長、全国競輪場施設協会会長、経産省の担当課長等々にご挨拶。
今や競輪といえば、平塚か立川の時代だ。しかし、不況の波を受けて、メインレース、売り上げ目標の四十億円に遙か達せず、三十億円に達するかどうか。全体でも売り上げは三百億円にいくかどうか。最盛期にこのレースは四百三十億円の売り上げがあったそうだ。一昨年三百七十億円、去年三百三十億円、そして今年は三百億円と、一割ずつ売り上げが減少していく。開催する自治体にとっては深刻だ。
今日最後の日程は、US-Japan Leadership Programのミーティング。
最初の五年間は米日財団の予算があるが、原則から言うと六年目からは自立する方向で動かなくてはならない。将来の方向性をいろいろな角度から検討する。アメリカ側は、すでに税に関する特典がある口座を開き、フェローに対する旅費の負担などを始めている。やはり、日本のNPO税制の遅れが日米格差につながる。
今年のメンバーは募集に対して十倍近い応募があったとか。プログラムの質を落とさず、コストをどう削減していくか。
プログラムの参加者の防大の教官が今日の卒業式を終え、防大名物の戦車饅頭と瓦せんべいを手みやげにミーティングに参加。珍しいデザインで、しかもおいしかった。
3月22日
朝七時二十六分ののぞみで帰京。
地方選挙であっちやこっちや。
夜八時四十五分にロイターのスタジオに入り、オーストラリアのテレビに衛星経由で生出演。
背景にブルーのスクリーンを使い、レインボーブリッジの風景を合成して写すことになっていたが、コミュニケーションのミスで僕に伝わっていなかった。薄いブルーのシャツにブルーのストライプの入ったネクタイをしてスタジオに入ってしまったが、ブルーのところが消えて、クビがまるでろくろ首状態に。
あわてて、白シャツを借りて、ネクタイも取り替える。
東京とシドニー、北京を結んでイラク問題を議論。本当はインドネシアからも元大臣が参加する予定だったのだが、ジャカルタでデモがあり、警察のピケを越えられずに不参加。
3月21日
開戦を受けて、金曜日の本会議が深夜まで続く。
土曜日の朝六時ののぞみで京都へ。乗り換えて大津。びわ湖ホールへ。
八時四十五分から始まる水フォーラムの分科会、Water for Peace、
パレスチナの水紛争に関するセッションに参加。
水の配分が不公平だというパレスチナ側による問題点の提起とほとんど議論しないイスラエル側の対比が際立つ。イスラエル側からしてみると、全員を満足させるには水が足りず、既得権を失いたくないということなのだろう。アニメーションまで駆使したパレスチナのプレゼンテーションによると、入植地問題も、表面の土地だけではなく、地下の水が極めて大きな要素になっているということがよくわかる。
イスラエル側のプレゼンテーションは、詳しくはこのURLを見てくれとか、きちんと説明するには四時間かかるからはしょるけど、などと苦しい。
ここでの会場運営に、参加者から不満が出ていた。
会場周辺はNo
Food No
Drinkと表示され、飲食厳禁。朝の八時四十五分のセッションでコーヒーも飲めないのはつらい。セキュリティエリアをぎりぎりに小さく取っているので、どこかにコーヒーを飲みに行くと、またセキュリティチェックにひっかかる。
京都の会場はさすがに手慣れていて、コーヒー、軽食などはコーナーが設けられている。
海外からの旅行者倍増計画の重要な要素のなかに、国際会議の招致というのがあるはずだが、国際会議に来た参加者に、ここでの会議にまた来たいと思ってもらえるような運営ノウハウはどうなっているのだろうか。
もちろん会議のボランティアは重要だが、会議を成功させ、参加者に満足してもらえるようなサービスを提供する企業が必要だ。
終了後、京都の国際会館へ。一時からのWater and
ParliamentariansというGLOBE主催のセッションへ。
日本のODAとダムや森林破壊の問題提起がフィリピンの国会議員から出されたので、JBICの環境ガイドラインのことを説明し、経産省傘下の貿易保険のガイドラインが制定のプロセスを含めいい加減になっているので、このセッションに参加している日本の国会議員全員できちんとモニターしていこうと呼びかける。
水宣言の採択のところはスキップし、岐阜羽島へ。
日本の生体肝移植の草分けの一人で、海外で、そして信州大学で、肝移植に携わってこられた外科医が岐阜で個人病院をやっているので、訪ねる。食事をしながらいろいろとお話を伺う。
脳死移植を進めるために、政治家が思いきって動く必要を痛感する。
名古屋まで戻って泊まり。
ペシに電話をしたが、もう寝ていた。
3月18日
午前十時、ブッシュ大統領の最後通告。
政府の対応のいい加減さに腹が立つ。なぜ、総理はきちんと時間を取って国民に説明をしないのか。
午後1時、衆議院の本会議。総理は本会議で説明もせず(本会議で説明し、質問に答えるべきだった)、ただ記者のぶら下がりでコメントを出すだけ。なんじゃ、そりゃ。
記者クラブとの協定で、国民向けの記者会見ができないという噂も流れる。そりゃ、嘘だろう。
これまでの外務大臣の対応のいい加減なことには、もう、あきらめているが、戦争が起きるという時に、国民にきちんと政府の対応を説明できなければリーダーではない。
支持するということは、具体的にどういう行動をすることなのかも説明が必要だ。
さて、ブッシュ大統領の最後通告をどう考えるか。
問題がサダム・フセインと彼の政権にあるということをまずきちんと理解しておく必要がある。
フセイン政権は、アメリカで死者を出したことでも知られる炭疽菌をまだ10000リットル保有している。
小さじ一杯が致死量といわれるマスタードガスを、まだ1000トン保有している可能性がある。
わずか0.2滴が致死量であるVXガスを3.9トン保有しているといわれる。VXガスはサリンより300倍も強力であり、3.9トンのVXは、オウムが起こした地下鉄サリン事件の10万回分以上に相当し、三億人を殺すことができる量である。
さらにスカッドミサイルをはじめとする各種ミサイル兵器も保有している。
(こうした各種兵器の製造は確認されているのに、廃棄は確認されていない。査察を受けているイラクには、こうした兵器を廃棄した証拠を提出する義務がある。)
フセイン政権は、こうした化学兵器、生物兵器を生産し、湾岸戦争後の安保理決議を全て無視して、こうした兵器の廃棄をしていない。
こうした化学兵器や生物兵器がテロリストの手に渡れば、狙われるのはまず、アメリカである。ニューヨークであり、ワシントンが狙われる。だから、アメリカ政府は、自国民を守るために、行動する。
サダム・フセインが、こうした大量殺戮兵器を保持し続け、かつて自国民に使用さえした人間であるということを忘れてはいけない。
査察を継続すればよいという意見もある。しかし、査察とは宝探しではない。本来の査察とは、検証すべきものが全て提示され、それをチェックすることである。査察を受ける側が全てを提示する責任があるはずだ。
しかし、イラクの場合、炭疽菌もVXもマスタードガスも廃棄された証拠も提示されなければ、生産されたはずのものも見つからない。査察団は自らイラク国内をあるべきものを探して走り回っている。これは、宝探しであって、査察ではない。
提示されたものの検証に時間がかかっているならば、査察の時間を延長するべきであるが、現在のイラクの対応は、まじめに査察を受けている国の対応ではない。イラクが現状のような対応を続けるならば、査察の延長は意味がない。
アメリカが、軍隊を湾岸に派遣して、最大限の圧力をイラクにかけるようになって、はじめてイラクは査察に協力するようになった。アメリカの軍事派遣がなければ、フセイン政権の大量殺戮兵器は、そのままだっただろう。
しかし、フセイン政権が査察に協力的になるようにするためだけに、二十万人の米軍をこのまま現地に駐留し続けることは、財政的にも、湾岸地域の社会的にもコストが高すぎる。アメリカはいつまでも現状を維持し続けることはできない。アメリカ軍がこの地域に駐留する経費を日本をはじめ、各国政府が負担することは可能かもしれないが、宗教的、社会的なストレスが近隣諸国の政権に強くかかるようになり、財政的な問題以外の問題が大きくなるだろう。
査察の延長を言うならば、米軍の駐留経費の負担を日本も負担することを前提にすべきだし、湾岸諸国が米軍を駐留させることによる社会的、宗教的な問題に対処できるということが前提になる。
国連決議678は、イラクによるクウェート侵攻に対して、多国籍軍の武力行使を容認した。この決議により湾岸戦争が始まった。
国連決議687は、イラクが大量破壊兵器の査察を無条件で受け入れるということを前提とした停戦を決めた。
それから七年経った1998年に、国連決議687に関する重大な違反があるとして、国連決議678を根拠としてアメリカ、イギリスはイラク空爆を行った。この攻撃を日本をはじめ各国は支持している。
国連決議1441は、イラクが国連決議687に違反し続けていることを全会一致で認め、イラクに最後の機会を与えることにした。
1998年に武力行使の根拠たり得た678が、2003年には根拠たり得ないのだろうか。イラクが、無条件の査察受け入れを決めた687に違反しているのは紛れもない事実だ。
私は、ブッシュ大統領が最後通告をするに至った事情は理解する。
イラク国内で犠牲者を出すことになれば、その責任を問われるのはサダム・フセインである。ブッシュを批判するような報道もあったが、問題を起こしているのはサダム・フセインであり、ブッシュではない。
しかし、日本は、国連決議なしの先制攻撃を支持すべきではない。戦費負担をすべきではないし、新法を制定して後方支援をすべきでもない。
イラク国内のクルド自治区やヨルダンへの支援は開戦と同時に実施すべきだし、難民が流入した隣国への支援も、応分の範囲内で行うべきだ。
戦争終結後、国連主体でイラク復興が行われるならば、負担に応じるべきだし、日本の戦後復興のようにアメリカがほぼ単独で戦後復興するならば、財政負担はすべきではない。
北朝鮮の問題とイラクをリンクさせることは厳に慎むべきだ。日米安保条約は、条件付きの同盟を想定してはいない。アメリカのイラク問題での対応そのものに正義がなければ、日本が理解や支持をすることはできない。
私は、アメリカの行動に、理解を示す(つまり批判はしない)に至るだけの正義はあると思う。しかし、支持する(つまり具体的な支持行動をする)に必要な正義は、国連での新しい決議のはずだ。
川口大臣は、こうした背景をきちんと国民にそのつど説明しておくべきだったにもかかわらず、説明をせず、逃げ続けてきた。アメリカにも、日本がアメリカの行動を支持するための前提条件を説明するべきだった。これまでの数ヶ月、川口外相は、単にアメリカ追随を前提に尻尾を捕まれないように汲々としただけだ。さらに、外務省の外交官にアメリカ支持以外の選択はないなどという発言を許してきた責任も問われなければならない。
日本の外交は、壊れかけている国際秩序のメカニズムをどう立て直すかに焦点を絞り、国民にきちんと説明し、対外的にもきちんと明確な主張をしていかなければならない。
3月16日
子供の脳を鍛える話し方。
高い声でゆっくりと、音楽のように抑揚をつけて話しかけることは、音素と呼ばれる言葉の最小単位を認識する脳の神経回路の形成に役立つと考えられている、だそうだ。でも、実際にどうやればよいのか、よくわからない。仕方ないので、そう書いてあるところをそのままペシに読んで聞かせる。あとは自分で考えろい。
サッカー選手のセカンドキャリアに関するNGOを立ち上げた弁護士の水戸さんは、ベルマーレの顧問弁護士でもある。Jリーグの発展のためには、極めて大切なことで、最大限に協力していこう。
地方選挙の候補者の決起大会、出陣式、事務所開きが佳境に入る。
茅ヶ崎では県議の決起大会。県知事候補の応援も兼ねてガンバローコールは、茅ヶ崎は私の宝だ!
3月15日
J2開幕。
湘南ベルマーレ、ホームでの開幕戦で、2−0でモンテディオ山形を粉砕。FC横浜が3−1で勝ったので、総得点差で第二位。J1昇格圏内だ!
サミア新監督、記者会見でトルシェ監督ばりの発言を。
ちなみにメインスポンサーのリズメディア所属のMISIAが試合前の花束セレモニーとハーフタイムのトークに参加。
今朝は、高輪の宿舎から地元へ。
疲れと寝不足がピークに達したか、電車の中でいつしかうとうと。気がついたら見慣れない駅。しまった寝過ごした。
3月14日
経済産業委員会。
この委員会の与党理事が弱いことに驚く。五時間半の委員会の内、与党質問がたった三十分。しかも、委員会開始直前に、質問時間の変更であたふた。しかし、本当の驚きはこんなものではなかった。
この委員会の民主党のメンバーは、ほとんど自民党の抵抗勢力と変わるところがない。しょっぱなから、時価会計なんかやめろ、である。あげくのはてに、個人が安心して投資できるような環境を整備しろだから、矛盾も甚だしい。
民主党理事の中山代議士なんか、議事録を読めば亀井静香代議士と区別が付かないであろう。
完全に政党と政策がねじれている。政界再編は必至である。
ますます野田民主党国対委員長は、記名採決を求めるべきだ。
僕の質問時間はわずか十五分。まったく産業再生機構の必要性も説明されないし、適正な時価で買い取られる保証もなければ、何もない。第一、担当の谷垣大臣ご本人が、この機構創設をいやいややっているようだ。
3月12日
アメリカの日系アメリカ人リーダーとの夕食会。
外務省が体を張って今年も十人招致の予算を確保。この予算は投資価値が高い。アメリカの中に日本シンパを作るとしたらまずここからだろう。今回来日したのは、
パシフィック電話顧問弁護士
ロサンゼルス郡警察局管理部長
弁護士
カリフォルニア州教育委員会委員
カリフォルニア州下院議員補佐官
ハワイ州下院議員
ロサンゼルス郡人権関係委員会委員長
市民権に関する公教育基金委員長
ハワイ州最高裁判事
シアトル市青少年局長
の十人。一人は五世、四世が二人、三世が七人。
五人は初来日、他の五人も短期の滞在経験のみ。
ほぼ全員が、このプログラムで来日していろいろな日本人に会い、京都をはじめあちこちを見て、自分が日本人の血を引き、この社会とつながっていることを強く認識したという。これまでは、日本は単なる外国だったが、日本の見方が変わったと、全員が口をそろえる。このプログラムの投資効果は絶大だ。やはり、十人という数がそろってくるのが大きい。二、三人でぼそっと来るのではなく、このグループで行動し、連帯感が生まれ、去年のグループとも連動して、西海岸、ハワイにおける強力なグループになる。
彼らも、自分たちの次の世代はもう日本とのつながりが無くなるだろうと思っていて、いわば日本にとってのラストチャンスだったねという。ぎりぎりセーフ。
去年と同様、通訳なしで日本の若手国会議員との懇親のための夕食会をセット。残念ながらミスタータッソの日程が合わず、今やカリフォルニアで伝説となっている彼のゴジラの物まねは不発だった。
盛り上がって二次会はカラオケ。私は歌なんか絶対に歌わない、と言っていたメンバーも、マイク握って歌って踊った。
IP電話には、NTTはじめのSIPというプロトコルとヤフーのプロトコル、それともう一つ地域的なものの三つがあり、それぞれ互換性がないことになっている。
ところが、XAという新しいプロトコルはこの三種類と接続ができる。しかも、これまでのIPアドレス電話とでもいうべきものと違って、XAは画像を送りながらでも音声を同時に送れる。しかも、ソフトウェアで制御するため、パソコンの上で処理ができる。
このベンチャー企業は、このソフトを持って国内のキャリアを訪ねたがあまり真剣に話を聞いてもらえなかったようで、国内のキャリアがダメならば、国外のキャリアと話をすればよいと海外に持っていって、非常に良い反応を得たようだ。
つまり、日本で、XAを搭載したパソコンからIP接続で外国のキャリアに到達し、そこからダイアルして日本国内の電話番号に接続することができる。この方式だと、海外のキャリアにお金が落ち、日本のキャリアは飛ばされてしまう。しかもNTTの回線は日本発は料金設定が高いが、日本着は同じ回線の使用でも安い。だから、料金も安くなる。
品質テストも終わって、あとは総務省から番号をもらって050の番号設定をするだけで、IP電話への着信も可能になる。
固定電話がいよいよ不要になり、これまでの電話線が、キャリアの重荷になり始めている。
残念なのは、このXAのソフトはアメリカで開発され、韓国で改良された技術だということ。日本のソフト産業よ、頑張れ。
岸田代議士を励ます会。
読売新聞のナベツネ氏が来賓挨拶。ハゲタカファンドにやられてはいけない、国際会計基準などこの時期にとんでもない云々。今日の読売の一面は、ここから来ているのか。堀内首相、岸田官房長官だそうだ。読売新聞も項目の七つ目に堀内首相を入れなくて良いのかな。
3月11日
朝八時、党本部101号室。
公認会計士法の改正に関して。
塩崎部会長は、過去三回の会議で、これまでに二十二回の会合を開催してきたといっている。だったら今日は、二十六回目のような気がするが、それはともかく。
日本の企業会計原則に基づいて作成された財務諸表の英文の監査報告書には、これは日本の会計ルールに基づいたものである、という但し書きがつく。今回の法改正の目的の一つは、この但し書きが必要なくなるように日本の会計を国際ルールに合わせること。
議論も大詰めに来たところで、行革本部を仕切る太田誠一代議士から、怒りのコメント。
法案の第九条の2二項に、学校教育法第六十八条の2一項に規定する文部科学大臣の定める学位で内閣府令に定めるものを授与されたものに対しては、政令で定める科目を免除することとする、とある。ここに太田代議士が猛烈なクレームをつけた。官僚が新たな利権を作り出そうとしているではないか、と。
つまり、この公認会計士法改正案の規定によれば、学校教育法のこの規定で新しくつくられる学校を卒業すれば、公認会計士試験の一部が免除になる。その学校を作る人間にとっては、これは、学生を勧誘する時に役に立つ既得権となる。こうした役所がらみの既得権は数知れずある。これに対するクレームだ。これはまさにそのとおり。政令も部会で全て精査することになった。
韓国から友人のウォン・ヒーリョン議員と元大蔵大臣のキム・ヨンハン議員来日。
去年十月、カナダの国会議員の音頭とりで、六十ヶ国の国会議員による腐敗防止のための国際的な議員ネットワークが創立された。ところが、どういうわけか日本から議員の参加が一人もなかったそうだ(僕も今日、初めてこの会議のことを聞いた)。その会議で、韓国のキム・ヨンハン議員が北東アジア代表の理事に選ばれ、5月に韓国で会議が開かれることになったそうだ。それで、日本の議員にも参加を呼びかけに来られた。
カナダの国会議員の国際的な活動には本当に敬服する。日本の議員外交も、これを見習わなくては。
3月10日
地元でやっている有権者のご自宅にお伺いしての国会報告会。
今朝は六人の奥様と、イラク問題を中心に意見交換。
なぜ、外務大臣は何も説明しないのか、と問われる。国民の大多数が同じことを感じているはずだ。きちんと説明をすれば、理解はして頂ける。支持して頂けるかどうかはその次のステップで、まず、政府の方針を説明し、理解して頂くことが最初の一歩のはず。
アメリカは同盟国だから云々と政府は言うが、それならばよけいに説明が必要だ。現状では、安保、同盟に対する国民の信頼が薄れていくだけだ。
安保は紙の上だけのものではなく、連帯感なのだと主張する専門家がいるが、現状で、そんなことを政府が主張すれば、安保のためにアメリカの戦争に日本が巻き込まれると感じる人が多いはず。
まず、北朝鮮とイラクを切り分け、きちんとイラクで、日本が何をすべきかを説明し、理解していただき、支持して頂く努力が必要だ。
北朝鮮問題で世話になるから、イラクでその義理を果たすなどと専門家が言ってみても、国民は理解しないし、そのために同盟関係に対する支持が減っていくだけだ。
同盟に対する国民の支持が低いことを実感する。安保、基地は現実のものだが、その価値をきちんとわかって頂く努力を政府はしていない。積極的に同盟は良いものだ、必要なものだと国民が納得し、自ら主張して頂けるだけのことをしてこなかった。
今からでも、きちんとやろう。
坂井議員の辞職勧告決議案が出たら、また棄権するのかと問われる。前回と同じく退席する。
日本の裁判制度の原則は、推定無罪ということであり、逮捕イコール有罪ではない。逮捕されたから、自ら辞職するというのは、本人の判断であるが、院が多数決でやめろというのは、おかしい。
検察が暴走して、あいつは気にくわないから逮捕してしまえということになったらどうするのか。
各党が、本当に民主主義のことをいい加減に考えていることに腹が立つ。権力は怖いものだ。
3月9日
今日がペシの百日目。
食い初めをする日だそうで、僕が帰るのを待っていてもらって、食卓に一緒に座る。別に何か食べるわけではなくて、記念写真を取っておしまい。
三ヶ月になるとハンド・リガードといって、自分の手を認識するそうだ。ペシの手を取って、自分の手といいながら口元に持っていってやる。よく見ていると、自分の手をじっと見ていたりしている。
平塚市野球協会の十五年度のシーズン開幕。
協会の会長をお引き受けしてから、この数年間、会長挨拶の中で、新規審判の育成とシニアリーグの発足をお願いしてきた。ふと気がつくと、自分も四十歳になり、同級生のチームがシニアリーグのチームになっていた。ため息。
公民館祭りと地方選の候補者の事務所開きの週末でした。
3月5日
党本部での企業会計小委員会。
ぶったまげた。時価会計なんておかしいという学者がとうとうと説明している。はぁ?
ま、いろんな意見を聞くことは確かに大事だが、これは時間の無駄だと思ったのでさっさと退出。しかし、どうも、こういう国際基準はやめろ、時価会計はやめろ、デフレだからルールを曲げろ、日銀の信認などとかっこつけるな等々のいかがわしい議論が党本部の中にはびこっている。本当に大丈夫だろうか。
環境部会。廃掃法改正案。
広域的なリサイクル推進のための特例措置が法律に明記される。これは良いことだが、実効性はあがるのか。これまでは省令で規定された制度だったが、パソコンメーカーがこの適用を受けるために五センチのキングファイル四十六冊分の資料を提出し、認定まで二年弱かかったという使えない制度だったものが、法律に格上げされたからといって中身が変わるのか?
国の査察権が明記されるが、査察発動の要件はきちんと規定されるのか?
環境省は答えられず、望月政務官が引き取る。
さらに、廃棄物の定義、解釈の問題、廃棄物行政に関する規制が事実上、複雑怪奇、現実離れしていて守られないルールになってしまっていること、その結果裁量行政がまかり通っていること、一般廃棄物に関わる数々の問題点に関して今度の法改正が何もふれていないこと等々を問題提起し、部会で引き取ることにしていただく。
カルタヘナ議定書の国内法も承認するが、遺伝子組み換え作物の国内での商業的栽培に関するルールを、環境、農水両部会で策定することを提案する。
参議院の予算委員会のため、衆議院は動かない。この時間を利用して、横須賀リサーチパークとNTT横須賀研究開発センターを視察させて頂く。
電波暗室
新世代モバイル研究開発プロジェクト
成層圏プラットフォーム開発計画
ITSリサーチセンター
第四世代移動通信システム
分身ロボット
電子入札、認証・公証システム
ブロードバンド光パッシブ型光アクセスシステム
次世代デジタルシネマ
光コンテンツ技術
多地点コラボレーションシステム
電子透かし 等々。
とくに、筋肉に流れる電気を利用して、遠くにいるロボットに自分と同じ動きをさせる分身ロボットや、脳細胞のなんやらを利用して相手の思考がわかるバイオコミュニケーションの可能性には驚く。
夜、なぜか下地幹郎代議士の気まぐれのせいで、ふきっさらしの夜空の下で、毛布にくるまってコーヒーを飲みながらアイスクリームを食べる!?
帰宅すると、すでにペシは入浴終了。三ヶ月を過ぎ、父と母の格差は広がる一方。せめてお風呂は俺がと、毎日頑張っていたのだが。
3月3日
予算案のための本会議、当初は夜七時からという設定が、夕方から夜九時ごろ、夕食を食べている頃には早くて十一時とだんだん遅れる。九時過ぎに議員会館に行って待機するも、今晩は本会議なしということに。
本会議が夜十二時を過ぎると日付が変わるので延会手続きを取って、日をまたぐことにするのだが、参議院が明日の未明の衆議院通過ならば、その日からは審議入りをしないといっているため、十二時過ぎるのならば明日に回そうということ。
本来ならば、夕方五時頃に予算委員会が予算案を可決した後、総務委員会で地方税、財務金融委員会で国税の関連法案を審議可決してから、本会議で採決をするのだが、総務委員会は飛ばしても良いという前例があるとか、本会議中に時計を止めるとか、いろいろな話が飛び交ったが...。
ちなみに予算は四月一日から始まるが、最悪四月五日頃までは支払いがないので、明日衆議院通過で30日の自然成立をまっても大丈夫だそうだ。最初に来る支払いは、刑務所の食事代だそうだ。
僕の床屋仲間の一人に、柔道でオリンピックの金メダルを取った山下さんがいる。この週末に結婚式でたまたま隣り合わせの席になりお互いの近況報告している中で、今度、国際柔道連盟の理事に立候補することになってね、という話になった。
海外でも圧倒的に知名度があり、友人も多い山下さんのようなケースならば、まあ勝てるだろうが、日本の外交下手は、外務省だけのことではない。
のほほんとしていて、気がついたら海外で根回しが終わり、日本の候補者が負けたというケースが、いろいろなスポーツであるし、日本が金メダルを取るとルールが変更されるというスポーツもあるようだ。
スポーツにも政治はあるし、外交がある。サッカーのワールドカップの共催は、瓢箪から駒で、終わってみれば日韓両国にとってすごく良いことだったが、図ってそうしたのではない。オリンピックの誘致にはたびたび失敗しているし、日本人が国際連盟の中枢に座っているスポーツというのは極めて少ない。
聞いてみると、まず最初にあるのが語学の壁。せめて英語でバシバシ主張したり、個人的な関係を作って根回しをしたりということができないと、どうにもならない。
つぎに年功序列というのが邪魔になっていることもある。つまり、日本のスポーツの中では、大大先輩がでんと構え、本来働き盛りの世代がまだぞうきん掛け(あれっ、どこかで聞いたことあるぞ)。
世界で活躍して、名前の通った選手も、国内団体ではひよっ子扱いで、そんなのが世界に出ていくなんて十年早いということになってしまうようだ。結局、このマルチナショナルな時代に年寄りの内弁慶でマルデドメスチックな方々が、手の届かない世界のことは忘れて、国内団体をがっちり握ろうという自己満足になってしまう。と、世界で日本は主張できない!
こういうこと一つ一つを直していかなければ、日本という国の外交力はつかない。外務省というものは、政府の外交の事務諸手続の管理をするところで、国の外交とは、あらゆる分野で丁々発止と外国とやり合った人たちが総力を挙げて、やるものだ。あらゆる分野で、外交力を発揮していない、いや発揮できないというこのシステムを直していかなければ、国の外交力はつかない。
国として、今年はこういう分野で日本のこういう主張を通すということを決めて、民官力を合わせて頑張るということをしなければいけない。
霞クラブ(外務省御用達の記者クラブ)も、外務省改革のペーパーを一日早く手に入れるためにあくせくするよりも、一本背負いできれいに投げられ、まさに一本取られる直前から空中で身を翻し、粘り返した山下外交のことを報道したほうが、よっぽど国民に外交とは何かを伝えられると思う。
2月28日
本会議場での僕の議席は、再び、いや三度、議長の正面になって、左手に渡辺喜美代議士、右手に民主党の影の副大臣の一人松本さん。つまり、与野党の隣り合った最前線だ。ただ、どちらかというと、この横の並びはほとんど考えが似ていて、自民党の上の方の議席とは考えが違う。
特にこの国会では、産業再生機構法案のように、自民党議員でも、もうこういうのはいい加減にしてよと思っているのもいるし、民主党でも賛成したいと頑張っているのもいて、ねじれている。生保の保険料率だってそうだ。
今の政治の閉塞感は、わけのわからんお年寄り達が、よってたかって議論をねじ曲げ、押さえつけているところにある。
国民に選ばれた議員が一人ひとりきちんと自分の意見を鮮明にして、議論し、賛否を問うべきだ。本会議で、きちんと記名投票するべきだ。
特に、政府・与党一体化論は間違っているという認識が無くてはならない。一体になるのは、政府の中にいる議員であり、これは疑いがない。しかし、与党は、政府と対決するわけではないが、政府提案に意見を述べ、必要なら修正する、そして、それを党の中のようなついたての後ろではなくて、国会という国民の前でのオープンな場でやることが必要だ。
だから医療費の問題で議論が蒸し返されたりすることになる。
今の日本には民主主義と市場経済が足りない!
自民党の中で、年金の議論が進んでいる。厚生族といわれる人たちの議論は、若干の手直し論が多いが、党内、とくに三十代、四十代には税方式への移行を主張する議員が少なくない。
この間も同世代で年金の議論をしたら、一階は消費税での税方式で、全員が合意したのには驚いた。はっきり言って、年金の問題は我々の世代で決めていかないとおかしなことになる。
2月25日
ロンドンのBBCがよくラジオ番組でのインタビューを申し込んでくる。それがどういうわけか、我が事務所で一番英語が苦手のスタッフの携帯に必ず掛かってくるが、必要はなんとかの母で、結構信じられないやりとりの末になんとかなっている。英語なんてそんなものだ。
ところが先日、彼が頑張って聞き取った電話番号がちょっと違っていた。207を203と間違えたらしい。惜しかったねと言うと、携帯のメモ機能で録音したものを盛んに聞き直しながら首をかしげる。
−ほら代議士、ツーゼロサンって言ってるじゃないですか。
−ツーゼロサンって、なんでサンなんだよ。
−いや、ほら、俺が英語苦手なのは向こうも知っているから。
文教部会。
国立大学の法人化法案。舛添元東大教授が、教授会がガンなんだと力説。国立大学の学長も云々と言いきった後、有馬元東大総長が三人隣に座っていることを発見し、...。みんな爆笑。
法案は承認されるばかりだったが、横やりを入れさせてもらった。なぜならば、歯学部と医学部の定員問題が解決されておらず、文部省は全くやる気がないことを露呈。歯科医に定年制を導入すればよいとか、国家資格の認定は厚生省なのだから、合格者を減らせばよい程度の認識だ。こんな役所だから、日本人の学力が低下するのも無理はない。問題解決をしないのだ。田野瀬部会長にお願いし、党で、別途場を作って議論することになった。
脳死調査会。副会長席に座る。十五歳以下からの脳死移植に関しての各国法制の比較。
日本では、十五歳以下からの脳死移植に関して、新たな法律を付け加える方向にしなければならない。京大でのドナー問題を契機に、日本でも脳死移植を進めて行かねばならない。
在日アメリカ商工会議所と対日直接投資の振興について意見交換。地方分権を進め、県レベルでの競争を促進しなければならない。うーん、浅尾元県知事候補は、この方面で際立っていたのに残念だった。死んだ子の齢を数えても仕方がないが。
会議の開始時刻になっても塩崎代議士がいない。林芳正参議院議員が塩崎さんはよく遅れるから、とぼそり。バカうけ。先日、アメリカの大使館での昼食会では、塩崎代議士が、遅刻している林さんのことを、彼はよく遅刻する、と。人のふり見て我がふり直そう。
今日は我が愛妻の18歳の誕生日。リクエストに応え、お寿司屋さんへ。ペシはおばあちゃまとおばちゃん、いや、お姉ちゃん二人がお相手。
今晩の全ての日程を機械的に断ってくれた事務所のみんなに感謝。
2月24日
次期日銀総裁に福井さん。ブードゥーエコノミストが増える中、常識的な人が選ばれて良かった。ただ、常識的な判断が、少数派になっている今、常識的であり続けるのが一番大変なことだ。
特に、このまま行けば、一番政治的に弱いところにしわ寄せが来る可能性が大きい。政治的に弱いところとは、日銀だ。日銀の独立性を高め、政府の圧力に毅然とノーといってほしい。通貨を守るのは日銀しかない。
わけのわからん大蔵官僚上がりの人間を副総裁などに据えるのは反対だ。自分の省の判断の間違いをうやむやにして、国民経済を損なうことなど何とも思わない人間を金融の中枢には入れたくない。
予算委員会は、公聴会を過ぎると出口が見えてくる。公聴会が終われば国民の意見を聞いたということで、強行採決も理論上可能だそうだ。どういう理論だかはよくわからん。
自民党も抵抗勢力が多いが、民主党も抵抗勢力側の人間がずいぶんと増えているようだ。この国会で、重要法案は全て記名採決にして、どの議員がどういう立場なのか明確にして総選挙にすべきだ。
野田民主党国対委員長に、ぜひ記名採決をやりましょうともちかける。野田さん自身、よこみちにそれる人はいらないと公言してはばからない人だから、再編への意欲はあるはずだ。
2月23日
オーストラリアに二泊三日で出張しました。グリフィス大学主催の市民講座での講演とクイーンズランド州の一次産業相やクイーンズランド大学の安全保障関係の専門家との意見交換をしてきました。
グリフィス大学の市民講座では、ゴールドマンサックスのカーティス氏と二人で、「二十一世紀における日本のアジアの中でのリーダーシップ」というタイトルの講演をする。ただし、内容は表題とは全く逆で、このままでは日本はリーダーではなくなるということを強調したものになった。僕は、安全保障について、(日米同盟に関してイラクと北朝鮮のリンケージが強調されたり、アメリカが国連の地位やCTBTや京都議定書などで孤立主義的立場をとり続ければ)中長期的には、日米同盟が、オーストラリアを含む太平洋における集団的安全保障へと変わっていくべきではないかという問題提起と、日本の経済問題は全く政治問題であり、政治が変わらない限り経済問題は解決しないことを述べた。そして、カーティス氏は、現在の日本経済がいかに危機的状況にあるか、そしてそれが南半球の経済に、ブリスベン市民にどのような影響を与えるかを、非常にわかりやすく説明した。
日本の経済危機は、ブリスベン市民の財布にも関係のあることであり(ブリスベンのあるクイーンズランド州は対日貿易で石炭、牛肉、非鉄金属などを輸出して圧倒的な出超であり、オーストラリアを訪れる日本人観光客の三人に二人はこの州を訪れる)、日本の危機は日本の政治が作り出した危機であり、政治が変わらなければ根本的には解決しないというテーマがきちんと伝わったと思う。
パラシェ 州一次産業相は、ドイツ生まれのポーランド人で、七歳の時に移民してきた。一度もアメリカに行ったことが無く、これからも本当に必要がない限りは行くつもりはないと笑う。日本にも何度か来ているアジアびいきの政治家だが、これからは中東だと強調する。とくにUAEのシャルジャの大学をはじめ、中東の優秀な大学に積極的にクイーンズランドから留学生を送り、中東とオーストラリアとのパイプを作りたいと熱弁をふるう。本当にぼやぼやしていると日本は中東でおいていかれる。
ブリスベンでは日本語ができる人がかなりいて、日本との経済関係の親密さを感じる。そのわりには政治的な結びつき、安全保障でのが薄い。