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2月18日

最近、イラク問題を巡っておかしな議論が行われている。

北朝鮮問題で、日本をアメリカに守ってもらわなければならないのだから、イラク問題ではアメリカを支持しなければならないという議論だ。

まったくおかしな議論だ。

日米安保は、それ自体で完結しているものであって、条件付きの条約ではない。日米安保は、アメリカの日本防衛と、日本の米軍に対する基地提供で成り立っている。

日米安保の枠内の問題については、日米同盟を機軸にして考える。周辺事態に関しては、日米安保とガイドラインで対応する。

しかし、その外にある問題に対しては、日米関係を重視しながらも、日本の独自の判断である。

イラク問題で日本がアメリカを支持しなければ、北朝鮮問題で、日本を守らない等ということがあれば、日米安保に対する信頼性は無くなる。

イラク問題が人質になり得るならば、リンケージはどこまで広がるのか。中南米の問題も人質になり得るのだろうか。アフリカでの問題、例えばソマリア介入を日本が支持しなかったら、安保はほごにされるのか。

イラク問題は石油とも絡むから、安保の人質になりえるのなら、核の傘の問題だからとアメリカのCTBT脱退も日本は支持しなければならなくなるのか。そんな馬鹿なことはない。

北朝鮮問題があるから、イラク問題でアメリカを支持しなければならないのならば、そのうちアメリカは、安保のために米の関税を下げろと言ってくるのだろうか。

日米同盟は条件付きの同盟ではない。もし、そんな条件が付くならば、日本は独自の安全保障体制を構築すべきだし、私は反対だが、一部には核武装を唱える人も出てくるかもしれない。

もちろん同盟のパートナーを、罵倒する必要は全くないし、イラク問題に全く何もしないということではないが、言うべきことはきちんと言わねばならない。

国連決議が無ければ、アメリカの私闘である。国連決議があれば正当化される行動もあるが、日本は中東に於いてアメリカと立場が違う訳で、一枚岩にはならない。

いずれの場合にせよ、日本は、中東が直面する困難を打開する支援を中東に直接すべきである。

イラク問題でアメリカを支持するよりも、もっと日本国民の間に安保の重要性をきちんと伝えていくこと、米軍に関する報道に誤解があればそれをきちんと説明していくこと、地位協定の問題を解決していくこと等の方が、安保の強化にとって必要なことだ。

国民にきちんと説明もせず、いや、できずにイージス艦をインド洋に派遣するなどという馬鹿なことはやめた方がよい。

アメリカに関して、わかったようなことを言って、結果的に尻尾を振ってついて行くだけのことはもうやめよう。

 

2月13日

お知らせを二件。

韓国から留学中で、私の議員会館スタッフを勤めている李成権さんが、日本の政治を勉強するために議員会館でインターンを希望している韓国人を、国会議員事務所に紹介しています。現在まで、参議院の小林温事務所をはじめ二件成約。韓国からの留学生を受け入れたいという希望のある衆議院議員、参議院議員の皆様、一声かけてください。待遇は、それぞれの事務所で、決めて下さい。一応日本語ができる人を紹介します。konotaro@h5.dion.ne.jpまで。

また、その逆に、韓国の国会議員事務所でインターンをしてみたいという日本人を、韓国の国会議員に紹介することもやろうと思っています。(李さんは、日本に留学する前には、韓国の国会議長の元秘書でした。)二十代、三十代で、韓国語で仕事ができる方の応募をお待ちしています。待遇は、向こうの事務所と相談ということになります。

こちらに応募の方は、 lsksml@hotmail.com まで。

 

イラクでの戦争へのカウントダウンが始まりつつある昨今ですが、イラク北部のクルド人自治区で、唯一の日本のNGOとして支援活動をしているピースウィンズ・ジャパンが、ウィーンフィルのメンバーの賛同を得て、クルド人自治区支援のためのチャリティコンサートを開催します。

三月十八日 東京オペラシティコンサートホール 午後七時開演

お申し込み・お問い合わせはピースウィンズ・ジャパンまで。

0120−252−176(担当 河村)

 

2月12日

東京青年会議所の例会で、木村剛氏と野田佳彦代議士と三人で、パネリストを務める。

例会前の控え室で、野田民主党国対委員長に、今国会の重要法案は、全て記名投票にして、与野党の議員に踏み絵を踏んでもらってから総選挙にして、政界再編をしませんか、と持ちかける。

自民党と民主党の中にいる隠れ共産主義者と袂を分かって、資本主義、民主主義を徹底できる政党を作ることができれば、経済再生につながっていく。

毎回、記名投票で木札を持って堂々巡りするのも時間がもったいないから、電子投票システムを衆議院にも導入すべきだ。

 

911の直後のアメリカ政府の対応を綿密に描いているボブ・ウッドワード著、Bush at Warのハードカバー45ページ。

...国際協調を作り上げるのはパウエル国務長官の仕事だったが、ブッシュ大統領は、自分自身で、ロシアのプーチン大統領に電話をし、フランス、ドイツ、カナダ、そして中国のリーダーとも話をした。...(ちなみにトニー・ブレア英国首相には44ページで既に話をしている。)

なんか一カ国、落ちているような気がするんだが。気のせいかな。

 

2月11日

去年のアメリカの中間選挙で、上院議員の最有力候補だった人に会う。国際的に何千億円規模のプロジェクト投資をしているビジネスマンであり、中国のトップリーダーとも極めて近いという噂のある人物だ。

で、どうなんですか、と聞くと、中国には何百億円規模の投資をいくつかしたから、党総書記を初め、トップクラスとは個人的にも親しいつきあいをしているそうだ。しかも驚いたことに、中国に住んだ経験があり、かなり中国語ができる。

三年後、または六年後の上院選には出るつもりで、出馬したら、かなりの確率で勝つだろうから、米中間のトップレベルでの太いパイプになる。

そういえば、オーストラリアの影の外相も、やはり中国在住経験があり、中国語ができる。

中国は、着々とパイプをつくっている、いや、各国が中国とのパイプを作っている。

なぜ、日本には投資をしないのかと尋ねると、こんなに意思決定が遅くて面倒くさいところに投資をするつもりもないし、投資できるところは他にいくつもある、と。韓国でもかなり巨額のプロジェクトをやってきたようだ。

海外からの投資には、資本だけでなく、技術と経営がついてくる。日本が今のように直接投資の受け入れを拒否していれば、経営も技術も中国に後れを取る。外資イコール悪のような言い方をする評論家の認識を問うてみたい。

日本の企業が中国というバスケットに卵を入れすぎていると言う認識で一致する。彼は、発展途上国のプロジェクトへの投資で、平均35%の利回りを確保している。なぜ、日本の企業は、発展途上国に出て行かないのかね、と笑っていた。

 

最近、赤ん坊と経済は、極めて似ていることがわかった。

理論と実態が違っている時は、必ず実態が正しい!

さっき120ccのミルクを飲んだから、お腹はすいていないはずだと言ってみても、ミルクを飲んだりする。

インフレ目標を設定すれば、インフレになるはずだといっても...。

 

ああ、アメリカは本当にイラクと戦争をする気なんだなと思ったのは、戦後のイラクの復興をどうするかという何十センチもある資料を見せてもらってからだ。

通貨はこうする、金融機関はこうする、電力はどこにどういう発電所を、教育は、サダムしか知らない世代へのリハビリは、等々驚くほど綿密なレポートがある。

アメリカ政府が発注したいくつもの調査の一つで、これがそのままアメリカ政府の公式な政策になるとは限らないが、とにかく詳しい。別に機密資料ではないから、一部要約を郵送するよ、だそうだ。

 

アメリカの準備やNATOでのガチンコの議論をみていると、うちの川口外相の発言が、間の抜けたものにしか聞こえない。

日本はどうするのか。

もう旧い世代に任せられないことを痛切に感じる。

 

2月7日

ここのところ毎晩、夜、ペシを抱いて一緒にお風呂に入り、ミルクを飲ませ、寝かせると、結構朝までぐっすりと寝てくれる。やっと、睡眠不足から解放されるか?

ただ、ペシとお風呂に入ると、ときどき湯船に浮遊物体が浮いてしまうのが...

 

我が国の安全と国民の生命、財産を守るために、海外への送金を停止したり、輸出入を禁じたりするための外為法の改正の法案を、とりまとめる。(条文は、ホームページに載せてあります。)

さらに、船舶の入港禁止のための新法の骨子をまとめる。

この国会での審議を目指す。

 

さて、本来、国会法では、二十名の賛同者がいれば、国会議員は法案を国会に提案することができることになっている。予算関連は、五十人の賛同者が必要。

ところが、現実には、自民党議員は、この法律の規定にかかわらず、法案の提出ができない。なぜならば、昭和三十年代から、幹事長が院に手紙を書いて、この法律の規定にかかわらず、自民党の議員からの法案提出は、党四役の署名がない限り、受け付けないようにとの要請がなされ、これが慣例になっている。他の党でも似たり寄ったりで、社会党だったかの代議士が、これはおかしいと裁判に持ち込み、最高裁で敗訴している。つまり、これは立法府の中の問題だから、司法府が口を出すことではない、と。

というわけで、自民党議員が法案提出するためには、党の部会、政調会、総務会の議論を経て、党のお墨付きをもらわなくてはならない。

もし、党の了解をもらって法案提出ということになれば、党議拘束が掛かり、自民党議員はみんな賛成しなくてはならなくなる。

これはちょっと変だ。

かつて、僕は、国連改革を進めるための国連改革法案というものを提出しようとしたことがあるが(もとい、まだこれは外交部会で審議中ということになっているはずだ)、その時に、提出だけさせてくれ、党の中には反対する人もいるだろうから、本会議の採決で、決着しようとしたのだが、党が一致して賛成できない法案は、提出もダメだということになった。

こうした法案提出の仕組みはきわめて変だと思う。

 

2月5日

金融問題調査会等合同部会。

国際会計基準委員会理事よりヒアリング。

どういうわけか、国際会計基準に合わせることに反対する自民党議員が多い。びっくりだ。

世界の主要59カ国中、国際基準に合わせていくことを明言していないのは、アイスランド、スイス、サウジアラビア、そして日本の四カ国だけ。このままいけば、海外での資本調達などを考える日本企業は全て二重の財務諸表作りが必要になる。もちろん、国際基準に合わせていない財務諸表は、何かうさんくさいものになるだろうし。

会計基準まで政治でゆがめてしまうつもりなのか。

塩崎小委員長、渡辺喜美代議士、それに河野太郎で導入積極論を展開する。

昨日、自民党と経団連で、減損会計の導入先送りで合意したなどという話も飛び出すが、両方とも会計基準の設定の権限はないので、何を合意しようが、関係ない。それとも、恣意的にルールを曲げようというのか。

 

防衛庁から北朝鮮の軍の能力に関するレク。

ミサイル防衛にからめてミサイル防衛用の武器を対米輸出しようという動きがあるが、これはおろかなことだ。

たかがミサイルを輸出できるからといって、軍需産業が無いという日本の外交の強みを捨ててしまってはいけない。

軍需産業でもうけるということは、平和でないところに利益を見いだすということで、日本が真に和平を追求しているという姿勢が疑われることになる。

核兵器を持たず、武器輸出で利益を得ない日本が、安保理の常任理事国になるところに意味があるのであって、それをたかがミサイルの輸出程度の利益で売り渡してしまってはいけない。

 

2月3日

総務省の政務官時代に、全国の郵便局のサッカーチームによる全国大会の名誉会長をお引き受けしました。

その時に、優勝チームとベルマーレの親善試合をやりませんかと提案し、ベルマーレにお願いをしました。

各地域の大会を勝ち抜いた精鋭チームが、愛媛県の道後温泉に集結し、二日間のかなりハードな日程で、大会を開催し、関東地区代表の関東キッカーズが優勝しました。

で、グァムキャンプもあってトップチームとの試合は無理だが(まあ、日程が合っても無理だと思うけれど)、ユースとだったらどう、ということで、高田監督率いるベルマーレユースとの試合がベルマーレのグラウンドで行われました。

結果は0−5(でも、前半は0−1)でベルマーレユースの勝ちになりました。うーん、やっぱり体力だったのかなあ。また、来年もやりましょう。

 

代表質問。

なんで代表質問が盛り上がらないかというと、代案をぶつけて、こっちがこういうふうに良い、という議論になっていないからだ。

あんたは嘘つきだ、とか、あなたの政策は失敗だ、と決めつけてみても、そうじゃない、で終わってしまう。

構造改革せよというならば、同じ演説の中で単に失業率が高くなったというのではなく、一年以上の失業者がこうなったとか、それにあった議論に持っていくべきで、どーも違うんだなあ。

 

普天間基地返還の議論で、閣議決定があるのに政調会長が違うことをいうのはおかしいとインネンをつけた人がいたが、政調会長は政府の一員ではないのだから、閣議決定には縛られない。議論は自由にできる。議院内閣制では、政府の一員は政府の決定に縛られる、しかし、政府の一員でない与党議員の議論は自由だ。

だいたい、ふだん、政府に対して文句ばかり言っている奴に限って、人が同じことをやると文句を言う。

政府と与党の立場の違いを明確にしないからこういうおかしな議論になる。

まあ、もっともこの件は、政策の議論ではなく、どうせつまらん政治的な話なのだろうから...。

 

2月1日

何にでもくっつけられる一ミリ角のチップに情報を埋め込んで、検索したり、流通管理をしたりその他諸々のことができるという技術が開発されている(T−エンジンとか呼ばれているらしい)。

例えば、肉にくっつけて、どの牛の肉かを確認したり、図書館の中でどこに探している本があるかを発見したり....

小さいチップなので、エネルギー内蔵というわけにはいかない。そこで、外部からエネルギーを供給する必要がある。

で、アメリカが、900メガヘルツの電波を使って、このチップにエネルギー供給をする構想を打ち出している。

ところが、この電波は、日本ではKDDIが携帯電話に使っているところだ。もし、ヨーロッパが、アメリカに同調すれば、日本が、また、携帯電話のように、世界の中で規格が違うということになりかねない。流通のなかで、情報を確認する強力なシステムになり得るものが、日本だけ別システムというのは、コスト高になってしまう。

ハードの技術は、日本がかなり進んでいるのに、肝心なところはアメリカに持って行かれてしまうのでは、国の基幹産業にならない。

これは戦略が無いということか。IT戦略本部という組織があるが、ここはいったい何をやっているのか。

しかも、このシステムに使う番号を、アメリカの民間会社が割り振る権利を取ろうとしている、いや、事実上独占しようと動いている。使用者からは、年間30万ドルの会費を取るそうだ。インターネットのアドレスの割り振りと同じことになるのではないか。

これは氷山の一角だ。製造業から新しい産業への転換が急務ななかで、新しいところをどう育てるかという戦略をしっかりとつくらなければならない。

年功序列で、部署を回りながらいく官僚には、戦略は立てられない。局長級以上はできる人間を全て政治任用し、リーダーシップのある政治家が大臣を続け、国を引っ張らなくてはいけない。

 

総務省で、脱ウィンドウズの旗を振っていた月尾審議官が退任し、稲村政策統括官も郵政公社に移ることになった。このままにしないで、誰か外からプロを連れてこなければいけない。

 

1月29日

ペシの二ヶ月の誕生日。

最初は、環境問題がどうのと言っていたが、もはや睡眠不足には勝てず、紙おむつ一辺倒になってしまった。

結構体重も増え、お風呂も愛妻一人のときは、たらいではなくバケツに突っ込んでいるらしい。かわいそうなので、抱きかかえて、お風呂に一緒に入る。赤ちゃんは泳ぐと聞いたことがあるので、ちょいと試してみたい気もするが。

 

バグダッドを訪問している友人から衛星経由で電話がかかる。どうよ、そっちはと尋ねると、オイルフォーフード以外の密輸や周辺国からの密貿易で、潤っている人は結構豊かだそうだ。ただ、それはあくまで一割で、九割はひどいそうだが。

 

バーレーンの経済開発委員会。

投資の誘致に積極的だが、この時期ではやはり厳しいだろう。

ただ、最近、中国が中東に積極的に出ている。日本企業の中東進出は、国益的にも企業的にも必要だ。

レバノンの国勢調査への協力を、総務省の統計局に検討をお願いする。国勢調査と言っても、人口四百万人ほどだし。

 

厚生労働省。年金の物価スライドだが、今週の金曜日発表の物価にあわせた初のマイナスのスライド。

国民年金の税法式への移行が必要だと思う。そのための基礎データをお願いする。厚生労働省は、絶対に反対だが。

 

リナックス陣営に、オープンソースの普及に関して、頑張ってほしいとエールをおくる。総務省の調査費は、二千五百万円だが、国策でもっと推進すべき。

 

北海道のタラ、かにの問題に関して、水産庁に現地の声を聞いてもらう。水産庁の考えもわかるが、現実に、マフィアややくざが利権に食い込み、努力しなくとも保護されるセクターは、努力せず、不公平感漂う。難しい問題であるが、対処を間違うと国内の北方領土問題に対する声にも影響しかねない。

 

1月28日−2

産業再生機構に関する法案が国会提出へ。

この法案は、壮大な嘘、インチキの固まりなのではないか。

なんで、こんなことをやるのだろうか。まともな神経を持った与党の政治家で、反対する人はいないのか。それとも、僕がおかしいのか。

党内議論もオープンな場ではほとんど無く、国会に出したらさっさと通しちまえ、ということになるのだろうが、こんなことやって良いのか。これって、銀行の経営者の責任を問わず、公的資金を投入することになるのではないのか、他に問題があるのにすり替えているのではないのか。みんな(金融政策に関わっている人たち)、正気なのか。

 

再生する企業の選定をどうやるのか。なぜ、出口が見えている企業だけが新聞にリークされるのか。事前協議の内容は、十年後にでも良いから公開され、透明性が担保されるのか。なぜ、ゼネコンを救うのか。

適正な時価とはいったい何なのか。いったい、適正でない時価なんてあるのか。

 

アメリカの年金基金等がハイリスク・ハイリターンの投資を行う時の利回りの目標が円ベースに換算すると15−20%だという。それならば、機構が債権を買い取る時の割引率は15%でなければならないはずだ。そうでなければ民間に売却する時に二次ロスを出す可能性が強い。

機構は政府保証のついた借り入れをするから調達コストは0.1%でも可能だ。だが、買い取る時にそれをクリアする価格などで買ったら、間違いなく二次ロスを出す。そして、それは国民の税金だ。

なんで、こんな機構が必要なのか。なんでこんな機構が債権を買い取る必要があるのか。

RCCのように外資などに債券を買わせて、その代わり債権を信託させる様な方法でも良いではないか。こんな機構を作らずともRCCがファンドを引っ張ってきてやればよいことではないのか。

なんで民間への売却に三年も猶予があるのか。

おそらく、今すぐにロスを出せない銀行(メイン行)を助けるために、三年間この機構で塩漬けにして、さらに時間が必要ならばRCCに移して、銀行(メイン行)が体力がついてつぶしても大丈夫な時につぶせるような仕組みを作ったのではないか。

それならば、そういう説明をすべきだし、こんな不透明な機構をつくって、海外の目には、日本はまた訳のわからないことをやっているというふうにうつるだろう。

銀行の経営者などの責任を問わない公的資金の投入になる。

 

機構は、社債も買い取るらしい。マイカルでは、社債とローンで、扱いが違ったのではないか。同じことをやるならば、社債の買い取り価格がゆがむ。損保から信用組合などとあるが、個人の保有する社債はどうするのか。

 

機構を利用すれば、ルールとして上場廃止になるのか。極めて公的関与の強い再生になるのだから、上場廃止にしなければ、インサイダーのやり放題にならないのか。

 

機構は、単にメイン行が作る計画に基づいて、非メイン行から債権を買い集めるだけの仕事しかできないのではないか。現実的にメイン行よりも情報が集まることはないだろう。つまり、企業再生の専門家など必要なく、事務屋がいればよいのではないか。

 

産業再生機構なるイカサマをこれだけ壮大にやるということは、銀行の内容が、我々が知っている以上にめちゃくちゃに悪いのではないのか。大風呂敷で隠せるだけ隠して、どうにか隠せるところまで行きたいということではないのか。

主要行、主要行と言うが、例えば地銀などはどうなのか。例えば、地銀に公的資金を入れる(責任を明確化した上で)等が本当は必要なのではないか。地方の状況は、かなり悪いし。

 

かつてのしゃぶしゃぶ事件の時よりも、金融行政の透明性はさらに低くなった。

何か壮大な間違いをしようとしている。それとも僕が全く違うのだろうか。

 

1月28日

京大での生体肝移植、ドナーに問題が発生したという報道。

報道を聞いて我が愛妻がパニック。我が家のレシピエントも心配して、おい元気か、と電話してくる。

確かに日本ではドナーの死亡例はないが、ドナーの予後を詳しく調査した例も無いのかも知れない。

専門家の話では、右葉の移植では、完全に100%回復しにくいという論文もあるそうだ。もちろん、100%の回復は健康には必ずしも必要ないのかも知れないが、ドナーのことも、きちっと見てあげる必要はある、とドナーとして思う。

この京大の例をきちんと取り上げて、日本の脳死移植を推進していかなければならないと思う。

アメリカで移植手術をしている専門家と小児移植と脳血流に関する意見交換。

 

フランス大使公邸での朝食会。

ヨーロッパ問題を担当するフランス国会議員とEUを巡る問題で議論。

EU憲法、EU軍、そしてEU外相が実現しようとしているなかで、国連の安保理だけ、英仏の二議席はおかしいのではないか。

EU議席にすべき(そして、日本に一議席)ではないかと問題提起する。英国とドイツでも意見が違うし、なかなかEUの声を統一して出すのは難しいという逃げ。ではなぜ、イギリスは常任理事国で、ドイツは非常任なのかと問うと、...。

世銀、IMFなどの役職はヨーロッパ全体で一つでよいという議論になりつつあるが、国連の安保理はまだなかなかだそうだ。

それならば、二議席分の負担を考えてもらわないと。

ちなみにフランス大使公邸での朝食は、各種のパンとコーヒー、そしてフルーツポンチ。アメリカのように卵が出たりしない。なるほどコンチネンタルブレックファーストだなと納得。

 

外為法の改正の議論を参議院の議員会館の一階会議室でやっていると非常ベルが鳴る。特に気にもとめずにいると(すみません、本当は非難しないといけなかったのですが)、地下の火災は鎮火しましたと放送が。なんだ本当の火事か、と驚いていると、地下の駐車場から進入したテロリスト(?)による放火らしい。一説には火炎瓶とか。国会の警備もそろそろきちんと考えないと。

 

1月27日

日曜日のテレビで、神奈川県知事に立候補しようとしている民主党の松沢代議士に、立候補するならば知事になってこういう政策をやりたいということをはっきりと明言して手を挙げるべきだ、と申し上げた。

他に人がいないからとか、候補を擁立できなかったから責任を取ってとか、強そうな候補者がいないからとか、後出しじゃんけんみたいなことで立候補するような奴にだけは、首長はやってもらいたくないとも申し上げた。

やるなら、政治家らしく、堂々と手を挙げろ。半分逃げ道残しながらなら、やめろ。

(マスコミの皆様 やらないといったら僕はやりません)

 

神奈川県の問題は、政令指定都市に県庁が置かれ、県議会の議員の半分は、県から半ば独立している政令指定都市から選出されている現状に派生している。

県庁を初め、横浜の県の施設を売却し、真の神奈川県に県庁を移転すべき。債務圧縮にもなるだろうし。

放送終了後、中田横浜市長が、県庁を移転するならば、横浜市が買って市役所にできるから、良いアイデアだよなあ、と笑っていた。

県のもう一つの問題は、県議会における各議員の投票行動が明らかにならない、もっと根本的には、大統領制の議会であるはずの県議会で、議院内閣制のような会派ごとの投票行動がおこなわれていることだ。

議院内閣制の国会で、自民党が官庁とつるんでいるからといって、県で自民党が行政とつるんでいるのは、県議会のあり方として、間違っている。

新知事は、議員からの陳情は全て文書で受け、文書で返答し、全てそれを公開すべき。県議会は立法府なのだから、条例立案と予算修正に全力を挙げるべき。議会事務局も県庁とは独立した自前のスタッフで固めるべきだ。

オール与党の知事候補であっても、こうした改革は断行しなければならない。

 

もんじゅ裁判全面勝訴。

ちょっとびっくり。あたりまえのことをあたりまえと言っただけだが、画期的ではある。官僚のインチキな原発国策化は、嘘に塗り固められた亡国的なものだ。

東京電力の最近のテレビコマーシャルを見ても、原発止めても困らないということを示唆している。

本当のことを言いながら、論理的に、国益を考えて、どう原発を止めるかという政策を検討すべき時だ。

 

1月23日

議員立法つづき。

大航海時代からの慣行で、船はそこに立っている国旗の国の領土であり、船上の出来事には旗国の法律が適用される。

オイルタンカーの時代になり、船から発生する環境問題に関しては、事故地、寄港地の法も適用される。

基本的に、国際的に、船は、どこの国でも入港は自由。国交のあるなしは問題ではない。(ただし、国防上の理由や港の能力の問題から、各国は、自国の港を開港と不開港に分けることができる。ただし、開港とされた港には、内外無差別の原則が適用され、船の安全及び船から派生する環境問題以外の理由で入港拒否はできない。国籍による選択的な入港拒否は航行の自由に反する)

交戦中でも病院船、赤十字旗・白旗を掲げている船を攻撃することはできない。

無害通行権は、公海だけでなく領海にも適用される。ただし、内水は別。(空は原則として無害通行権がない)領海から内水を経て開港に入港する場合は内水を通行できる。

国籍を名指しして、自国の港に入港拒否をした例はおそらくない。つまり、海の自由航行の慣行は非常に強い。

現行法の解釈では、国籍を特定しての入港拒否はもちろんできない。現行法を改正して、入港拒否をしようとすることは、現行法の目的と合致せず、新たな特例法が必要。

が、来年7月1日から海上人命安全条約(SOLAS条約)が施行され、テロのおそれがある場合などに特定の船の入港拒否、または退去命令を出すことができるようになる。歴史上、船の入港を拒否することができる初めての国際的な根拠となる。ただし、明白なテロのおそれ等が要件となり、国籍による指定や根拠のない入港拒否はできない。

アメリカが貿易上の理由で、特定の国の船の入港に課徴金をかけた例はある。

保険に入っていないことを理由に入港を認めていない国はある。

 

結論から言って、航行の自由という大原則に抵触する覚悟で、我が国の国民に極めて重大な危害を加え、その事実を当該国の政府が認めた国の船のうち、日本政府が特に指定する船の入港を拒否することができるという新規立法を議員立法で行うのが良いのではないか。ただし、国際的な非難を浴びる覚悟は必要。ただし、極めて重大な問題が発生しており、しかもそれを政府が認めるという極めて異例の事態にのみ適用されるものであるということを説明する必要はある。国籍を名指しすればWTO等に引っかかる可能性もあるため、国籍は書けない。

要するに、北朝鮮が気にくわないからバンケイホウ号を入港させるな、という程度の簡単な問題ではない。

 

1月22日

続々と法案説明。

まず外務省、在外公館設置法改正案。

とうとう外務省流の国名、地名表記を全面的に改定する。

去年の今頃、総務省の大臣政務官として、国名、地名の表記を一般的なものに改めない限りは、稟議を通さないと突っ張って、当時の杉浦外務副大臣が、来年度に必ず改定すると約束してくださったもの。

189の国名中60の国名と188の大使館所在地中66の地名と74の総領事館所在地中23の地名が変更される。例えば...

ヴィエトナムがベトナムに、トゥヴァルがツバルに、ニュー・ジーランドがニュージーランドに、アルゼンティンがアルゼンチンに、サイプラスがキプロスに、ノールウェーがノルウェーに、連合王国が英国に、ジョルダンがヨルダンに、象牙海岸がコートジボワールに。

例えば、ヘーグがハーグに、プラーグがプラハに、ワルソーがワルシャワに、タナナリヴがアンタナナリボに、ダレサラムがダルエスサラームに。

例えばロス・アンジェルスがロサンゼルスに、ニュー・ヨークがニューヨークに、イスタンブルがイスタンブールに。

一年前の今頃に、外務省は、ジョルダンをヨルダンと呼び替えたりしたら、外国を旅行する日本人観光客が迷子になるなどと珍説を吐いていた。やればできる。

 

経産省、原発ばらまき法およびその特別会計法改正案。

自民党のエネルギー調査会長である亀井善之代議士が、最近出版した本の中で、国策としての原発推進は、もはややめるべきだと書いている(サイン入りで本を頂きました)。原発推進をしていた自民党の調査会の会長が、もうそういう時代ではないと主張する時代になった。

あとは役人だけだよ、頭が切り替わらないのは。

ということで、相変わらずのバカみたいなばらまきの強化に向かって突き進む改正案。

ばらまきの対象を原発にするために火力を切り捨てる、原発の設置までのばらまきから設置後もばらまきをできるようにする、ハコものへのばらまきから地場産業振興などソフトへのばらまきにも手を染める。

こんなもの、賛成するわけないじゃん、と切って捨てる。

ただし、原発に関しては話にならないが、アジア地域の石油依存の構造の脆弱性に関しては、経産省とピタリと意見が一致する。アジアにおける備蓄強化と日本のパイプラインの検討は絶対に必要だ。

 

議員立法。

対北朝鮮の制裁関連法案の作成作業。

まず外為法から。

北朝鮮から日本への輸出額は、約266億円で、たとえば、ウニ、かにやシジミとかスーツなどがかなりの額になるらしい。対北朝鮮貿易は、日本の入超のようだ。

現在の外為法では、資本取引やサービス貿易を制限するために、国際平和のための国際的な努力に我が国として寄与することを妨げることとなる事態という規定があるが、モノの輸出入には規定がない。

もっとも、ユーゴ内戦に関して、セルビア、モンテネグロに対して、国連決議の上で、国際収支の均衡の維持という外為法48条3項を適用して、貿易を止めたことはある。かなり無茶な法の解釈だが。

どうも我が国の平和に関してナンヤラカンヤラという法案にすると、有事法制になりかねず、それを避けるために少々の手直しを加えてきたらしい。つまらない有事法制アレルギーの弊害だ。

ヒトの上陸に関しては出入国管理法、フネに関しては港湾法の改正を検討する。

 

カリフォルニアの例の控訴審、思わぬ結果になった。早速、州議会のスタッフが資料を送ってくれる。少し、真剣に対応しないと...。

 

1月20日

通常国会召集。6月18日まで会期150日間(延長か解散という結末になりそうだが)。

 

外務委員会理事を辞め、経済産業委員会委員になる。

これ以上、何にも言わない、説明しない外務大臣を与党理事として支えていくことはできない。

依然としてイラク問題について何も態度を明らかにしない外務大臣では、日本の国際的な立場は損なわれていく。

中東では日本のイージス艦派遣が非常に大きく、しかもネガティブに報道されたようだ。中東の日本への期待を裏切ることになりかねない。それでも良いというならば、それは一つの選択であろうが、選択でもなく、冷房がどうのこうのでの派遣では...。

 

11:30 両院議員総会

引き続き  代議士会

12:00 本会議(議席の指定と特別委員会の設置)

引き続き  青少年特別委員会(委員長と理事の選任)

13:00 開会式(天皇陛下の名代で皇太子殿下)

14:00 本会議第二ラウンド(財務大臣の財政演説)

 

1月18日

日本とアメリカは同盟関係にあるからイージス艦もインド洋に派遣し、イラク戦争に関しても何かアメリカ支援ができないかどうか考えている、というのが外務省のスタンスなんだろうと思うが、同盟関係にある、パートナーであるというならば、そんなことをやる前に、もっと信頼関係を厚く築く必要がある。

外務省は都合が悪いと、アメリカから聞いていないといって逃げる。相模原補給廠からの米軍のPCBの搬出についても、アメリカから外務省に通報が来ている。外務省は、自分の保身で、聞いていないといって逃げるが、それは単に米軍を悪者にするだけ、同盟関係の信頼を損なうだけだ。

むしろ外務省は、いや政府は積極的になぜ、日米同盟が必要なのかということを説明するべきだし、難しい問題に関しても、逃げずに受けて立って、国民に説明すべきだ。

あれは正式な連絡ではない、などと言って逃げたのでは日米関係は育たない。

 

1月16日

自民党大会。

今日の朝日新聞の社説が、1月5日号のごまめを引用して、政党の党大会の意義を問うていた。

すみません、僕は今日の党大会、欠席しました。だって、単なる儀式ですから。地元の支部を支えてくださってきた党員の方が表彰され、本当は、お祝いを申し上げたかったのですが。

四千円の党費を大変な思いをして集めてくださっている地域支部の幹部の方のご苦労を思うと、党組織を、あるいは自民党が目指すものを根本から変えていかなければ、この党の存在意義はなくなります。

大体、党員が選んだ総裁にけちつけてみたり、国会に対して責任のない与党の意見を重視しろと言ってみたり、派閥の幹部連中の横暴はひどすぎる。どういう顔して、党大会で党員の前に出ていたのか。

 

1月13日

ベイルートのホテルでパソコンに向かっているところです。(今、ベイルート時間深夜零時二十分です。)

1月6日から十日間の中近東出張もいよいよ帰国するだけになりました。詳細は、帰りの飛行機の中でも書くことにして、とりあえず日程だけ書いておきます。(眠くって)

 

1月6日

21:55 成田発

 

1月7日

04:35 パリ着

10:25 パリ発

16:05 テルアビブ着

19:00 大使主催夕食会兼ブリーフィング

 

1月8日

08:30 シモン・ペレス前外相

11:00 アブ・アラ パレスチナ立法評議会議長

13:00 カスピ イスラエル外務省北東アジア部長主催昼食会

15:00 ベッツェレム(人権NGO)訪問

17:00 アラファト議長

19:30 エルダール ハアレツ紙論説委員

 

1月9日

08:45 エフライム・カム ジャッフィ戦略研究所副所長

10:00 ブルース・マディワイツマン ダヤンセンター

11:30 ヨッシー・ベイリン前司法相

12:45 エリ・コーエン議員

午後    ヤド・バシェム及び旧市街見学

00:30 テルアビブ発

 

1月10日(四十歳の誕生日!!)

01:30 アンマン着

日中    ペトラ見学

20:00 大使主催夕食会兼ブリーフィング

 

1月11日

09:00 BBCの現地記者とイラクからの亡命者インタビュー

12:00 アワダッラー計画大臣

午後    死海見学

 

1月12日

04:45 アンマン発

05:45 ベイルート着

午前    バールベック見学

14:00 ジャファ・ムアウイ駐日大使主催昼食会

午後    ベイルート市内見学

20:30 大使主催夕食会兼ブリーフィング

 

1月13日 

09:00 デイリースター紙取材

11:30 ラフード大統領

12:30 アリ・エルカリール外務委員長

13:30 ハリリ首相

15:00 エミール・ラフード・ジュニア議員

20:30 ジャベール レバノン−日本友好議連会長主催夕食会

 

明日

08:05 ベイルート発パリ経由成田(15日朝着予定)

 

1月5日

明けましておめでとうございます。

どうやら今年は選挙の年になりそうですが、小泉改革も正念場です。

 

年末に親父と二人で親戚に挨拶回りをしました。

ひとしきりご挨拶が済むと、ところでペシちゃんは大きくなったのという話題になります。すると、親父はいきなり胸ポケットからペシの写真を取り出して...。

で、親父は、たたみ掛けるように、ペシの名前は、洋平の平と...。違うよ、平塚の平だってば!?

まあ、何にせよ、親父が元気で初孫を抱けて、良かったです。

(ペシって何だ? というお問い合わせを多数頂きました。お腹の中にいる時にお母さんのお腹を内側からペシペシと叩いていたので、その時からペシというあだ名になりました。)

 

自民党の党大会が16日に開かれます。

中国共産党の党大会の方が、まだ意味があり、民主的なのではないかと思えるほどの党大会ですが。

本来、この党大会が、自由民主党という政党の最高意思決定機関であるはずなのに、議論をする場もなく、発言はあらかじめ決められた式次第のみ。自民党が党員の政党でなく、国会議員の政党であることを象徴しています。

大体、これだけの問題に直面している与党の党大会が、半日だけというのは、どう考えてもおかしいでしょう。

小泉改革を続けるのか、亀井式のばらまき政治に向けてカーブを切るのかということも、本来ならば党大会で明文化された方針を決定し、それに応じて人事も行うことで結論を出すのでしょうが、それもありません。

党大会で喧々囂々の議論をして、決着をつけることをしないで、だらだらとまた一年間足の引っ張り合いをされたのでは経済運営ができません。形骸化した党大会で良しとする、議会制民主主義や政党政治のイロハを知らないでここまでやってきてしまったベテランの弊害がここにも出ています。

自民党の党員になるということは、本来、自民党の方針を決定することができるはずだという基本に立ち返って、党員の代表を入れて党の方針を決める、あるいはもう一度党の綱領を決め直す必要があります。

 

今年行われる総選挙では、構造改革を目指すのか、ばらまき政治を復活させるのか、明確な選択肢を示して、有権者に選択をしていただくべきだと思います。そのためには与野党を割って、政策を軸にした再編が必要です。

ついこの間まで、与党の悪口(批判ですらない)を言っていた人間が、選挙の都合だかなんだかで、与党に来るなどとは言語道断。

政党っていったい何なんだということになってしまいます。

 

12月28日

イスラエルという国は、いろいろな情報を収集し、分析している。

先日来日したパレスチナ自治政府の閣僚が、河野太郎と個別に会談した、しかも、当初予定されていた時間が川口大臣の日程で変更されたということまで、イスラエル政府はしっかりとつかんでいた。

河野太郎事務所、外務省、パレスチナ自治政府ぐらいしか知らないはずなのに、さすがである。

もう一つ、イスラエル政府が入手した情報は、河野太郎事務所には、アラビア語を話すスタッフがいるようだ! 早速、イスラエル政府は、この情報を確認するために動く。

議員会館周辺の伝説によれば、河野太郎事務所のスタッフの一人は、ついこの間始まったNHKのアラビア語講座のテキストを買って、なぜか放送時間を間違えて、スペイン語講座を聴きながら、アラビア語は大変に難しいとこぼしたらしい(真偽のほどは定かではない)。

さすがのイスラエル諜報部もここまでの情報はキャッチできなかったと見えて、うちのスタッフのアラビア語を聞いたイスラエル大使館は、君にアラビア語の辞書をあげるから、しっかり勉強しなさい!

 

12月23日

天皇誕生日。

宮中の宴会の儀。モーニングコートまたは紋付き羽織袴。

十二時に皇居正門前に車で到着。開門まで待つ。どうせほとんどの議員は黒塗りのセダンだろうと白い車で伺う。帰りに自分の車を探しやすい。

十二時五分頃に開門。控えの間になる春秋の間には一番乗りになってしまった。(春秋の間はいつも控えの間に使われ、正殿松の間と中庭を挟んで反対側にある。春秋の間の両隣には石橋の間と松風の間があり、松の間の両隣には正殿竹の間と正殿梅の間がある。

元旦には春秋の間で控えて、渡り廊下を渡って、正殿松の間で陛下にご挨拶し、豊明殿でおとそを頂いて帰る。)

十二時四十分ごろまで春秋の間で皆様にご挨拶しながら待つ。

十二時四十分、チリンチリンという合図の鈴で豊明殿に移動する。

豊明殿には皇族と総理を初め閣僚と歴代総理などが座られる長ーいメインテーブルとそれに対して縦に並ぶ十一本のこれも長ーいテーブルがあり、受付であなたの席はこのテーブルのこの辺だよ、という赤い印がついたカードを頂く。

縦のテーブルは国会議員が誕生日順の様な席次でならび、次に各省の事務次官以下が並ぶ。僕は九番目のテーブルの(陛下に向かって左から一番、二番)国会議員の末席で、お隣は竹内外務次官ご夫妻(ワシントン公使時代、インドネシア大使時代それぞれ公館にお邪魔しました)。

一時に天皇皇后両陛下をはじめ皇族がお出ましになり宴会が始まります。(以下、当日配られる式次第)

 

宴会の際

天皇皇后両陛下がお出ましの時   一同起立

天皇陛下がお言葉をお述べになる時 一同着席のまま

内閣総理大臣が祝詞を述べる時   一同着席のまま

代表者が杯を挙げる時       一同起立

天皇皇后両陛下が御退出の時    一同起立

 

衆議院議長が杯を挙げていたようでした。

両陛下御退出の時、扇国土交通大臣が天皇陛下万歳と大きなかけ声をかけ、みんなそれに続きました。きっと打ち合わせがあらかじめあったのだと思いますが。

陛下が退出するとすぐに折りの箱が配られ、みんなそれに詰めて帰ります。

総理がすぐに退出されたので、総理万歳、と声をかけましたが、何か酔っぱらいが叫んでいるようでした。

 

さて、宴会の公式メニューは

一、汁物  白味噌 巻鯉 柚子

一、作身  鮃 松笠烏賊 からすみ 白髪大根 打胡瓜 防風

      紅蓼 花山葵

一、取肴  日の出蒲鉾 松風焼若鶏 鶴亀羹

一、焼物  塩焼姿鯛 阿茶羅菊蕪 酢取生姜

一、温物  茶碗蒸 鰻 銀杏 薄打筍 菠薐草

一、加薬飯 鯛曽保呂 椎茸 干瓢 筍 錦糸玉子 紅生姜

一、温酒

 

解説しますと、まず汁物。どろどろの白味噌の汁物です。具は鯉だけです。鯉は、はものように包丁が入れられて、骨も感じず、ばくっと食べられます。宴会で食べます。おかわりはありません。

作身。鮃のお刺身が結構な分量で盛られています。さらに白髪大根が山の様に盛られています。宴会で食べます。おかわりはありません。

取肴。これは宴会では手をつけず、折に詰めて持ち帰ります。

焼物。これも宴会では手をつけず、折に詰めて持ち帰ります。

温物。茶碗蒸しに鰻、銀杏などがたっぷり入っています。銀杏なんか六個も入っていました。宴会で食べます。おかわりはありません。

加薬飯。宴会で一杯目を食べます。すると、おかわりが入った茶碗を持ってきて下さいますので、それは、折に詰めて持ち帰ります。

(私の左隣に座った代議士夫人は、かつて折に詰める時に茶碗ごと折りに入れて持って帰ってしまったそうです。確かにちょうど良く収まりそうな大きさですが。)

温酒。飲めない私には、これがくせ者です。これを飲み干さないと盃を頂いて帰れません。しかし、飲み干すとすぐに銀の入れ物から注がれてしまうので、少し残しておきましたが、そこに注ぎ足されてしまいました。仕方なく、飲み干して、盃箱にしまいました。うーい、よっはらった。

これにお茶が出て(おかわりあり)、九重饅が三個入った箱がつきます。

退出する時は、盃を入れた箱と九重饅が入った箱と折りを頂き、白いきれで包んで退出します。

退出する時には、次の各国外交団のお茶会に参加する各国大使の車が並んでいました。ちょうど二時でした。

 

12月20日

神奈川大学で、馳浩代議士が講師を務める一年生の選択必修科目であるリーダーシップ論の授業の臨時講師をやらせて頂く。

馳さんは、僕を紹介するとじゃあといって、帰ってしまう。

アルプススタンドのような巨大な階段教室に、四百人を超える学生。いきなり圧倒される。初心者にはちょっと荷が重い。三十分を過ぎる頃から教室の後ろは学級崩壊。教えることの大変さを経験する。

私語が始まるとベテランは、声を小さくして、静かにしないと話が聞こえない状態にして、静かにさせるそうだが、僕は、声を大きくしていってしまった。ふう。それでも寝てる奴は寝ている。

有権者のリーダーシップとして、選挙公約のあり方について話をし、さらに日本のリーダーシップとして、国連の状況とイラク問題について、日本が取るべきリーダーシップとは何かを話す。

九十分の授業の最後の三十分で小論文を書いてもらう。

授業中、ほとんど集中がとぎれることなくこちらを向いて話を聞いてくれていた学生が何人かいたが、小論文の提出の時に名前を見ると、ほぼ全員が外国からの留学生だった。

ものすごい経験をさせてくれた馳さんに感謝。

 

通関情報処理センターに関する質問主意書への返答がくる。

システムを電電公社に丸投げし、民営化後もそのまま随意契約。センターの情報担当理事は、決まった民間企業から。

平然と、システムが一日止まったからどうだ、と言わんばかりの記述もある。

主意書は国会開会中にしか出すことができないため、今から用意して来月の開会と同時に第二弾を出そう。

この問題は長期戦になりそうだ。

 

12月18日

眠い。

子育てがこんなに大変だったとは。昨日も夜中にペシに起こされ、おしめ替えが三回。

電車の中で、爆睡している若いサラリーマンを見ると、あの人も子育て中なのだろうかとつい思う、このごろです。

 

朝のおしめ替えを済ませて南北線で市ヶ谷へ。

JICAの環境社会配慮ガイドラインの会議へ。JBIC並の品質のガイドラインを作るためにはJBIC並のプロセスが必要だということで、十時に始まった会議は十一時半まで延々とプロセスの議論が続く。JICAが選んだ委員長さえも、もっと民主的に選ばれるべきだということに。

やはり一度JBICで徹底的に議論して作り上げた実績があるだけに、JBICを経験したグループは一歩も引かない。

国会の運営方法もこうやって作り直した方が良いぐらいだ。

 

昼は、EU各国の大使館のメンバーとの意見交換会。デンマークが議長国のはずだが、なぜかフレンチレストラン。さすがヨーロッパの外交官が集う会だけあって、料理はおいしい。話題は主に外交問題について。

EUが各国の若手リーダーを二週間ブラッセルとストラスブールに招待するプログラムがあって、僕も何年か前にそれでEU本部などを訪問したが、政治家の招待を今年からやめたそうだ。政治家のドタキャンが連続し、EU本部が見放したそうだ。

臨時国会の日程がわからない日本の国会議員にとっては、極めて参加が難しいのは事実だが、みんな平気でドタキャンしていた。

僕の時も、臨時国会が始まり、本来ならばキャンセルしなければならないはずだったが、当時の古賀国対委員長が、帰りの飛行機に乗ろうとして腹痛で乗れなかったら仕方がないな。おかげで本当に良い勉強をさせてもらった。ただし、国対幹部には、怒鳴りあげられた。そこを通りかかった古賀委員長が、こっちを向いてニヤッと笑って何も言わずに向こうに行ってしまったのを今でも良く覚えている。

国会への出席はもちろん大切だが、毎年、二、三人の議員がEUの公式プログラムで、EU本部とのつながりを作ることを天秤にかけて、判断することがあっても良かったのに。これからの国会議員には、もうこの機会はない。

 

フジテレビとアエラの取材を受けて、外資系コンサルタントと政府の情報政策に関する意見交換。帝国ホテルでの日本−スーダン議員連盟の会議に向かうが、交通渋滞で着かない。

アメリカ大使館のスタッフが個人的に主宰している勉強会の講師に間に合うように途中でUターンして、赤坂ツインタワーへ。日米関係に関しての話をして、質疑応答。九時過ぎに失礼して、ペシのおむつ替えに帰宅。

眠い。