Daily Topics

Daily Topicsは「ごまめの歯ぎしり」メールマガジン版のバックナンバーです。毎日このページをチェックするかわりに、メールマガジンへの登録をどうぞ。
メールマガジンへの登録および解除は
http://www.taro.org/で行えます。メールマガジンが発行されるたびに電子メールでお手元に届きます。

ネット献金
河野太郎の政策活動へのご支援をお願いしています。

3月6日

平成十四年度予算案、衆議院通過。

 

八時、佐藤国連大使と朝食会。邦人職員の採用と国連改革の進行状況について。まず、アメリカをどう動かすか。

国連改革と地位協定の改定の両方で、この夏はアメリカ議会を行脚する必要がありそうだ。国連改革では、外務省も役に立つだろうが、地位協定の改定に関しては、ほとんど役に立ちそうもない。日米同盟の強化に、地位協定の改定が必要だという声は、アメリカ側からも聞こえてくる。

 

第二次大戦中の米人捕虜の対日企業訴訟の問題で、ワシントンのシンクタンクが五項目の解決策を出している。

一、米国政府が財団を設立し、第二次世界大戦に出征した米国軍人に関する記念事業を行う。

二、日本企業がこの財団に拠出金を提供する。

三、コックス・ビンガマン法案を成立させ、POWとなった米国軍人に一人二万ドルの補償をアメリカ政府が支払う。

四、現行法を改正し、アメリカ国民でないものが、アメリカ国外における第二次世界大戦中の補償問題で、米国内で裁判を起こせないようにする。

五、原告側が訴訟を取り下げる。

この問題は、取り扱いをあやまると大きな問題に発展する可能性がある。サンフランシスコ平和条約を盾にした法律的なアプローチのみで良いとは思えない。

 

10時過ぎから大臣の答弁レク。

11時30分に首相官邸で総理と有事法制に関して。十一時にオーストラリアのサウスコット議員が総務省に訪ねてきてくれて、話し込む。おっと、官邸へ大急ぎ。総理の執務室の前には相変わらず、大勢のマスコミが首相への面会者のリストを作るという名目で油を売っている。今、河野太郎代議士が駆け足で飛び込んでいきました、要件は不明、なんて連絡をしている記者がいる。ホント、暇だね。

石破代議士、桝添、山本両参議院議員と、総理に、有事法制に関して、テロ、自然災害でもしっかりと民間人の安全を守れる法制をつくるべしと提言。総理から、北方四島の支援委員会について、党でも調べてくれ、と。

 

総務省のホールで消防庁の音楽隊のコンサートが昼休みに行われる。おそばをかっこんで、党本部の政調会長室へ。地位協定に関する勉強会メンバーで、党の組織として地位協定の改定を扱う小委員会の設立の件。

 

二時、衆議院本会議。予算委員長解任動議。ガス抜き。

 

田中真紀子代議士の法案に対する総務省の事務方のコメントやら、総務省傘下の公的宿泊施設に関するレク。ちょっと、閣議決定との問題があるのではないか。

 

六時過ぎに役所を出て、議員会館へ。あかねのチキンカレーを五分で食べて、総務委員会へ。三時間コースで地方税法と地方交付税法。

九時半、委員会はまだ続くが、本会議の予鈴が鳴る。委員会の採決が終わり、本会議場へ。

九時四十分、本会議始まる。

記名で予算案の採決。他四法案の起立採決。十一時過ぎ散会。お疲れさま。

明日の参議院予算委員会、答弁があたる。質問が三問、想定問答が一つ。

 

3月5日−2

東チモールのPKOへの自衛隊の参加。

680人の施設部隊、10人の司令部要員、5人のUNTAETとの連絡調整員、それに輸送部隊。

昨年末日時点で、日本のPKO派遣人数は、三十名。加盟国中、63位。そこに今回のPKOが加わると、720名、十九位になる。

アメリカのPKO要員は、750名、英国は714名、フランス483名、ロシア353名、中国129名と比べ、日本の参加人数はひけを取らない。国連に対する日本の貢献は、分担金や任意拠出金だけでなく、人の貢献でも十分、常任理事国と肩を並べている以上のことをしている。

 

ちなみにPKOへの派遣人数の多いのは

バングラデシュ 6010名

パキスタン   5552名

ナイジェリア  3468名

インド     2883名

ヨルダン    2720名

ガーナ     2462名

ケニア     1801名

ウクライナ   1536名

オーストラリア 1529名

ポルトガル   1147名

ネパール    1121名

ポーランド   1034名

ザンビア     911名

ウルグアイ    853名

フィジー     844名

ギニア      795名

タイ       776名

米国       750名

日本       720名

イギリス     714名

 

PKOに参加した要員が国連から支給される給与の方が、自国の軍隊の給与よりも高くなっている国からの参加が多い。

 

さて、国連改革のうねりをどうやってもう一度起こせるだろうか。

 

3月5日

花粉症かどうかわからないが、目がしょぼしょぼして、コンタクトレンズが入らない。それで今日はめがねをかけた。

夜、ギリシャ首相のレセプションで、森元総理から、そのめがね似合うじゃないか、そのほうがいいよ、ごまめの歯ぎしりにもそう書いておけよ。と、いうことで、今日は、めがねをかけたごまめです!?

 

昨日の夜、今日の総務委員会が決まる。昨日の夜、日程が決まり、その後質問者が決まり、質問が決まり、質問通告があって、答弁が作成され、..。そりゃ、役所も残業になるしかない。質問の四十八時間前通告というルールがあったはずだが、委員会の日程が決まるときにはもう二十四時間もない。

と、いう事情を知ってか知らずか、野党から、総務省は残業が多く、これでは結婚もできないではないか、と。

 

朝九時、大臣のレク。三十分で終わる。十時、委員会開会。

十一時、ちょっと委員会を抜け、下村法務政務官に、例の成田空港の件。さっそく、動いてもらうことに。

十二時、官邸で政務官会議。今日の昼食はハンバーグ(だから何だって? いやあ、美味しかったんです)。

一時、委員会再開。一時半、総務省の行政評価の件でレク。前任者の新藤前政務官が決めた四つの視点というものがあり、これが、今度の評価体系の中にどう入るのか、委員会からご本人を引っ張り出して打ち合わせに加わってもらう。

三時、環境省のレク。

委員会では、国債の格付けに関して、財務省の政務官を野党がぶりぶりといじめている。地方債も、国がきちんと保証しているのだから、地方債の発行が増えることは、国債の格付けに影響する、ということを言わせたいのだが、財務省は、日本の国債は盤石であり、どこかの格付け会社のかって格付けのことなんか、関知するところではない、と。質問者の中村代議士の罵詈雑言を、黙って耐える財務政務官。横から盛んに茶々を入れる野党の安住筆頭理事。なんで、外務委員会から総務委員会に安住筆頭が移ってくるんだ。

 

七時から、迎賓館で、ギリシャ首相主催のレセプション。まるでベルサイユ宮殿のような迎賓館に入ると、相沢日本ギリシャ議員連盟会長、石原大臣、植竹外務副大臣と一緒に控え室(中はまるで迷路のようでどこにある控え室かわからない)で待機。石原大臣と、おお、招待状きちんと届いたのですね、とふざけていた。

メインの会場に案内され、ヨーロッパ風の室内に目を丸くしていました。

 

外務省の主流派と傍流の確執はいろいろあるようだが、早くもその確執が表面化しつつある。マスコミにいろいろなことをリークし、足を引っ張ろうと。マスコミの幹部は、外務省のそういう動きこそをきちんと報道するよう、最前線を指揮すべきだ。

 

3月4日

疑惑を解明しようとする証人喚問ならば、予算委員会ではなく、決算行政監視委員会で行うべきだろう。こうした経済状況の中での国会なのだから、予算の議論、法案の議論、そして疑惑の解明を並行してやるべきだ。証人喚問で予算を人質に、というのはもうやめよう。

ただやっただけの証人喚問では意味がない。川口外相以下、外務省の関係者、それぞれの問題の関係者を全員、宣誓の上、証言してもらい、何が真実かを明確にするのが証人喚問の意義だろう。

国権の最高機関としての国会が問われている。

 

鈴木宗男代議士の外務省への関与がいろいろな件であったことが確認されたというが、ズブズブなのは外務省だけではない。

では例えば、党税調の最高顧問が、税制をこうする、どうするというのは、良いのだろうか。山中代議士が、大蔵省にいろいろな税の案件で、圧力をかけたことにはならないのか。私益と国益の差、なのか。でも党は、あくまでも私的な機関であり、公のものではない。

やはり、正式な役職である内閣が決定し、議員は与党であっても国会でオープンに議論をするべきではないか。

政府・与党という表現にズブズブになっていないか。

 

バシェフスキー元米国通商代表と朝食。今日の午後のマンスフィールドレクチャーでのスピーチのポイントは、これこれで、それについての意見が聞きたい、と。

一言で言えば、これ以上日本が、経済対策をきちんと行わないならば、日米同盟の根底が揺らぎかねない、というのがテーマだ。この十年、アメリカは日本に対して、いろいろと言ってきた。そして、今、もういい、何も言わないよ、日本に何を言ってもどうせ無駄、というのがアメリカのスタンスだという。

小泉首相が東南アジアで、日本とアジアについて話をしたときのリアクションは、それよりも円安にするな、だった、と。アジアは、日本ではなく、アメリカと中国を見始めている、と。

貿易問題で口うるさいお姉さんという感じの彼女が、こんなに真剣に日米関係を心配しているのがわかって、うれしかった。

もし、これからアメリカが、テロとの戦いでユニラテラリズムを全面に出すと、どこかで日本が付いて来られなくなるだろう、それが同盟の根底にひびをいれることになりかねない、だからアメリカの孤立主義はいけない、と。

 

3月1日

今日の国会は空転。

政務官室にたまりたまった資料を整理して、きれいにして、太郎塾のプロジェクトごとのミーティング。

 

この通常国会当初の予定では、政府提案予定の法律は、合計95本。そのうち

総務省分が19本。

国土交通省13本

財務省11本

厚生労働省9本

法務省9本

農水省8本

経産省8本

内閣府7本

環境省4本

文部省4本

外務省2本と条約14本

内閣官房1本

 

総務省提出法案は

恩給法、地方税法、地方交付税法、電波法、行政機関個人情報保護法、独立法人等個人情報保護法、情報公開・個人情報保護審査会設置法、行政機関個人情報保護関係整備法、地方公務員任期付採用法、地方公務員等共済組合法、消防法、行政手続オンライン化法、行政手続オンライン化関係整備法、公的電子認証法、信書便法、信書便関係整備法、日本郵政公社法、日本郵政公社関係整備法、NHK予算。それに参議院で継続審議の地方自治法。

 

2月28日

朝、七時半、高輪宿舎出発。

八時、自民党総務部会。世耕参議院議員から迷惑メール対策法案の説明。部屋の外で消防庁から公益法人要件をはずすことに関連したレク。八時十分出発。

八時十五分、参議院第一別館四階の総務省控え室にて、片山大臣の質問レク。委員会七時間分、九十六問の問いと答を三十分で、大臣は消化しなければならない。

山名前総務大臣政務官から質問予定の住民票への外国籍の妻の記載に関し、大臣から、これやろうじゃないか、とGOサイン。あわただしい中にも決断が。

八時四十五分、委員会室へ移動。

九時、総務委員会始まる。

九時半、田中前外務大臣から携帯に電話がかかり、一時退出。

十時、別室で、僕宛の統計局に関する質問に関するレク。

十一時、自由党の黄川田代議士の質問始まる。僕も大臣席の並びの回答者席へ移動。

十一時十五分、初の国会答弁に立つ! 有効求人倍率と労働力調査の一元化、県別の毎月の労働力調査の結果の発表に関する質問。

前任の新藤さんから、声がでかくて元気でよろしい、と合格点。

十一時半、黄川田さんの質問終了。委員席に戻る。

十二時、総務委員会休憩。

一時、総務委員会再開予定時間だが、野党側が出席せず、三時まで休憩延長。

三時、総務委員会再開予定時間だが、野党側が来ない。三時四十五分まで、与党側委員着席のままひたすら、野党がくるのを待つ。ほとんど熟睡。

三時四十五分、委員長が着席し、野党側の出席がないので、暫時休憩を宣言。

四時半、国土交通省からレク。

五時、公正取引委員会からレク。

総務委員会、今日は再開されず、のアナウンス。

七時、オーストラリア大使館にて、アンドリュー・サウスコット議員を囲む夕食会。

 

2月27日

平塚にナイジェリアのキャンプ地誘致決定。

元日本代表の森正明県議や湘南ベルマーレや市役所のスタッフをはじめ、誘致団が、レバノンで開催されたアジアカップに出かけていったのが、めぐりめぐって今回につながった。アジアカップに誘致に出かけて、アフリカのナイジェリアの誘致が決まったというのも、人のつながりの不思議さだ。

 

エジプト大使館で新任のドイツ大使を主賓とする歓迎会。フィンランド、スウェーデン、タイ、スペイン、ハンガリー、南アフリカなどの大使と共に、イスラエル大使も招待されて出席。

中東和平に関するサウジアラビア提案を、日本はもっと前向きに受け止め、政府、国会共に後押しをする状況をつくりだせないものか。

 

明日からいよいよ総務委員会本格化。明日はまず手始めに、七時間の委員会。

 

お詫びと訂正

二月二十一日付の市町村合併本部の記述に誤りがありました。お詫びして以下のように訂正いたします。

合併本部の本部長は片山総務大臣、内閣官房副長官(政務)及び総務副大臣が副本部長、各省の副大臣が本部員、総務省の政務官三人が参与

 

2月26日

十二時十分、総務委員会。

新任の副大臣、大臣政務官の挨拶。

滝政務官に続き、委員長から名前を呼ばれ、生まれて初めて政府側で発言をする。

第一声に、おはようございます、大臣政務官を拝命した河野太郎でございます、とやってしまった。とたんに、みんなから、何言ってんだ、おい昼は過ぎてるぞ、いつまで寝てたんだ、と野次られてしまった。

少し緊張してまして、と弁解しながら、良いものは残し、変えるべきものは大胆に変えていきたい、とご挨拶して、無事かどうかはわからないが、とりあえず、終了。

 

下村法務政務官に、成田空港の件で陳情したいとお願いする。出国手続きの列に関しては、理解してもらえれば、すぐに実現しそうだが。

 

2月25日

週末を利用して、韓国の野党ハンナラ党の若手議員との交流会にソウルに行きました。出張報告は、ホームページにアップしておきますが、問題は、成田空港です。

四時に東京駅発の成田エクスプレスに乗って、五時に空港駅に到着。しかし、それからチェックインカウンター、セキュリティチェック、出国手続きと行列の連続。七時の飛行機に乗ろうと二時間前には空港に着いたのに、オレンジジュースを一杯飲む程度の時間しか残りませんでした。

チェックインカウンターは航空会社の問題かもしれませんが(ここはマイレージのカードのおかげで、エコノミーの切符でもビジネスクラスの窓口でチェックインできたのでそんなに時間のロスにはなりませんでした)、セキュリティチェックの行列は大変でした。

しかし、よく見ていると、探知機やX線の機械が動いている時間はほんのわずかです。ほとんどの乗客が自分の番が来てからおもむろにポケットのものを取り出し、鞄をよっこらしょと検査機のコンベアに載せ、携帯電話をポケットに入れたまま機械を通って、キンコンと鳴らし、また、戻ってきて...。

少し手前にコンベアにつなげるローラーを置いて、ポケットのものを出して、荷物をあらかじめ載せておいてもらえば、かなりここのところはスムーズに人が通れるはずです。

しかも、あらかじめ列をいくつかにわけてしまうため、列によって早い遅いがでたり、特定の列にだけ割り込みがあったり、いらいらがさらに募るようになっています。

出国手続きはさらにひどく、部屋いっぱいの行列。しかも、最初から列をわけてしまうため、列による早い遅いがかなり出ます。そして、列の中で一人引っかかると、その列は動きません。一本の行列にして、係官の直前で列を分けるようにすれば、もっとスムーズな行列になるはずです。

さらに、飛行機に乗り遅れそうな乗客に向かって、航空会社の係員が、我々は他のお客様に割り込ませてくださいとは言えませんから、自分で頼んでください、と冷酷(?)に伝えていました。そういえば、チェックインカウンターのところで、お客様、もう間に合わないと思いますよ(!)と係員から言われていた乗客もいました。いつからこうなったのかわかりませんが、このへんのことはもう少し何とかならないものかと思いました。

過去の運輸行政のつけで、成田空港のハードがひどすぎるのはわかりますが、ソフトでそれをカバーしていく必要があるはずです。お客様の満足度などという言葉を聞いたこともないようなお役所仕事では、ワールドカップを初め、日本に来る海外からのお客様の印象を大きく損ねることになりますし、日本から仕事や遊びで海外に行く人たちにも要らぬ負担をかけることになります。

成田空港にお客様のことをきちんと考えられる人間を外から高給を払ってでも連れてきて、問題解決にあたらせるべきです。

 

2月21日

二月二十一日午後六時から六時半、首相官邸二階の大客間にて市町村合併本部が、小泉総理ご出席のもと開催されたところ。

合併本部の本部長は片山総務大臣、内閣官房副長官(政務)及び総務副大臣が副本部長、各省の副大臣が本部員、総務省の政務官三人が参与ということになっているところ。

驚いたのは、その本部の会合で配られた資料の日本語が、すべてところで終わっているところ。

例えば、

平成十三年五月に創設した合併アドバイザーの規定に基づき、総務省職員を講師として派遣したところ。とか、

環境省は雑誌かんきょうに市町村合併に関する啓発記事を載せたところ。とか、

防衛庁は、長官官房文書課に合併推進のパンフレットを備え付け、必要な情報提供を行う体制を整えているところ。

等となっているところ。

警察庁はホームページに電子メール受付用メールアドレスを開設し、合併に関する相談を受け付けているところ、という文もあったところ。外務省はホームページでは合併の相談窓口を設けてはいないが、電話での相談には応じているところ。ハワイと合併したいという自治体があるのだろうかと、思わず、ほほえんでしまったところ。

外務省に電話して、合併に関するどういうことを相談できるのか、と聞いてしまったところ。外務省は、国内広報課で合併に伴う姉妹都市その他の相談に応じているところ。

ところで、このところって一体なんだろうと首を傾げてしまったところ。

 

2月20日

中近東・アラブ各国の大使が丸谷前外務政務官のご苦労さん会を開く。なぜか私もご招待を受ける。そこで質問責めにあう。

何で、日本の予算委員会は予算と関係ないことを延々とやるのか。

なんで、参考人の田中前大臣と鈴木代議士は、宣誓しないのか。

こんなことをしていないで、予算の議論をすべきではないか。

なんで、国民はこんな茶番を見せられて怒らないのか。

なんで、政治は今の経済状況に危機感を持っていないのか。

なんで、日本人は国際問題に興味がないのか。

なんで、日本政府は、中近東問題に関して発言しないのか。

なんで、日本の外務省は自分で情報を取らないのか。

どれもごもっともな質問です。

 

法務省と夫婦別姓の例外法案について。

選択案でも例外案でも別姓夫婦の子供の姓は、全て夫婦のどちらかの同じ姓を名乗る。

別姓を希望する夫婦がかなりの割合で、姓の存続を希望するために別姓を選ぶことから、別姓の夫婦の子供が成年になって、姓を変えることを一度は認められるべきだと思う。

問題は未成年の子供の場合だ。

たとえば家業を継ぐためという理由で、未成年の子供の姓を変えることを認めるか、という問題が提起されているが、それは、成年になってから、本人の判断で変えるべきだと思う。

ややこしいのは、別姓の夫婦が危機を迎え、別居したときに、姓の違う親と同居することになった子供が、姓を変えることを認めるか、また、その別居していた夫婦が仲直りしたときに、姓を変えた子供が他の子供と姓が変わってしまうので、又元に戻せるようにしておくべきか。

僕は、未成年の子供の姓の変更は認めず、成年になってから、一度は認める、ということにすべきだと思う。それ以外は、夫婦同姓の子供と同じようにしかるべき理由があって、家裁が認めたときに変更を認めるようにすればよいのではないか。

 

土壌汚染に関する法案が、不良債権の処理に影響をもたらすのではないかと懸念されている。

融資した金融機関が、担保の土地を差し押さえたときに、土壌汚染が発見されると、土地の所有者としての義務がかかってしまうおそれがある。

土地を証券化するときに、土壌汚染が発見されたときの義務関係がはっきりしない。

この二点は、アメリカの土壌汚染対策のスーパーファンド法でも問題になったそうだ。

 

2月19日

コスタリカ方式ってのは、小選挙区と比例区の候補者が交代で立候補する方式だが、横浜市の市長選挙の候補者選びは、ジャマイカ方式になるらしい。

 

衆議院公報第二十一号(一)

ジョージ・ウォーカー・ブッシュ アメリカ合衆国大統領夫妻歓迎に関する件

 

議員各位に通知

明十九日、参議院議場において、ジョージ・ウォーカー・ブッシュ アメリカ合衆国大統領夫妻の歓迎会を行いますからご参列下さい。(そうか、歓迎会だったのか!)

 

ジョージ・ウォーカー・ブッシュアメリカ合衆国大統領夫妻歓迎会次第

午前十時二十五分 両議院の議員が参議院議場に入る

午前十時三十分  大統領夫妻が国会議事堂中央玄関に到着する。

          両議院の議長、副議長、議院運営委員長及び事務総長が出迎える。

次に       両議院の議長が大統領夫妻を参議院議場に案内する。

          両議院の副議長、議院運営委員長及び事務総長が同行する。

午前十時三十五分 参議院議長が挨拶する。(同時通訳)

次に       大統領が演説する。(同時通訳)

次に       衆議院議長が挨拶する。(同時通訳)

次に       両議院の議長の案内で大統領夫妻が議場を出る。

         一同が議場を出る。

次に       両議院の議長が大統領夫妻を案内し、参議院議長室にはいる。

         (懇談)

次に       両議院の議長が大統領夫妻を中央玄関に案内する。

午前十一時二十分 大統領夫妻が国会議事堂を退出する。

          両議院の議長、副議長、議院運営委員長及び事務総長が見送る。

 

注意  服装は平服のこと

 

ブッシュ大統領の演説の中で、京都議定書はどうするんだ、とか、CTBTはどうなんだ、とか、野次ろうかと思ったが、さすがにやめた。

Common Valueという言葉を使っていたが、本当にそうなのか。バードンシェアリングやパワーシェアリングではなく、バリューシェアリングが今の日米同盟には必要だと思う。

CTBTはだめ、BWCは知りません、京都議定書なんかとんでもない、小火器は米国民の権利です、地雷は必要です、地位協定は運用の改善で、さあ、ではご一緒にイラクを攻撃しましょう、では通らない。

中近東の大使が、すぐに今日の大統領の演説をどう思ったか、と尋ねにいらっしゃる。

 

ジャマイカ方式って何だ?

候補者の選定方式で、じゃあ、まあ、いいっか、と決める方式。

 

2月18日

朝、アトピー性皮膚炎の診察に病院へ。子供の頃から、大人になったら直るよ、と言われ続けて、まだ直らない。まだ成長しているということ!?

去年全面改装された病院は、カルテが全て電子化されていて、まさに最先端という気がするが、データのバックアップはどうしているのだろうか。

 

昼は中華料理を食べながら、アメリカの連邦議会議員のスタッフとの意見交換会。ファインスタイン、イノウエ両上院議員のスタッフと、個人的な話から、CAFEの新立法までいろいろと話をする。ファインスタイン事務所のマイク・シファー補佐官はジョージタウンの二年後輩。

 

エネ庁からエネルギー関係のレク。

某国大使館の公使と最近の問題について意見交換。

農水省から花卉のバケット流通の現状についてのレク。

月尾総務審議官からITに関するレク。月尾先生からマンツーマンのレクでちょっと贅沢な気分。

しかし、机の上に書類が溜まりだした。うぁーい。

 

日韓の自由貿易協定に関して、資料の読み込みを続ける。今度の日韓未来研究会のテーマの一つが自由貿易協定になる。

 

2月15日

JBICの環境ガイドラインのパブリックコンサルテーション。

竹橋のJBICにて。これまでJBICに何回か行ったことがあり、KKRホテルにも何回か行ったことがあるが、初めてこの二つが同じビルなんだと気が付いた。はははっ。

JBICの9階の講堂で、開催される。後の方にスーツにネクタイをびしっと締めた一団が座り、前の方はややカラフルな私服の人たちが点々と座る。後は官庁と企業、前の方はNGOというように分かれているようだ。僕は中段からやや前、NGO寄りに座る。

僕のコメントは、とにかく景気が悪い中でODAを出すためには、きちんと納税者に説明ができることが必要で、円借款で海外の環境が破壊されたりということが起きていないことを確実に担保できるガイドラインが必要だということと、環境評価にはコストがかかる、だからといってここで手を抜けば、後で環境破壊が明らかになれば、もっとコストがかかる。だから、この環境ガイドラインはしっかりとしたものにしたい。

一番強硬なのは財務省だった。環境省と財務省が省庁再編で一緒になったのかと思うほど。

外務省は来ていないのか、息を潜めていたのか。

要するに、環境アセスメントの報告書を公開できるかどうか、なのだ。財務省は、環境アセスの報告書の公開は、大前提でしょ、という立場。この紙を公開しないで、クレームにどう対処できるのか、と。外務省は、アセスの報告書の公開が問題ではなくて、中身をちゃんと説明するかどうかでしょ、と。

僕も財務省も不思議に思うのは、書いた紙を相手に見せないで、ここに書いてあることをすべてあなたに説明いたしました、と言って、相手に信用してもらう方法があるのかどうかということ。

ここに書いてあることはこれで全部です、と言って、その紙を相手に見せれば、ああ、なるほどこれで全部ですね、と納得してもらえるが、その紙を隠して、紙に書いてあることは全部言いました、と言っても相手は納得してくれないだろう。でも、外務省は、相手に紙を見せる必要はないと言いはる。全く不思議だ。

財務省は世界を相手に仕事しているが、外務省は国会を相手に仕事している、のか?

納税者のお金を使っている円借款をどう出すか、という問題なのだから、もっとマスコミが注目しても良いと思う。しかも、また、あの役所が論理的でない議論をしているのだから。

 

2月14日

自治財政局から地方財政についてのレク。質問が多くて、予定の何分の一で時間切れ。一言で言えば、あっちこっちで借金をしているということ。

666兆円の借金と言っていたが、今や693兆円と700兆円に近くなっている。

 

自治行政局自治政策課地域情報政策室(あってる?)から、自治体の電子化についてのレク。

それぞれの申請について、単に紙を電子に置き換えるだけでなく、自治体ごとに別の書式になったりしないように、XMLなどを活用して、申請者にとって便利になるように、進めていくようにしなければ。他の役所との連携も必要なので、場合によっては政務官会議でお願いをすることも考えよう。

役所が専門家のレクを受けるときは、後の方で聞かせてくださいとお願いする。

では、電子自治体のパイロットプロジェクトを実際に見てもらいましょうと、レクにデモが入ったが、IDが違います、パスワードが違います、とログインできずに終わる。まあ、最低限のセキュリティがあることはわかった、と苦笑い。

今、僕の日程を秘書室が、霞ヶ関WANの上で管理してくれている。議員会館と地元事務所もこれを見ることができれば、東京日程と地元日程の調整が簡単にいくのだが、霞ヶ関WANには外からアクセスできない。何か上手い方法はないかと、役所の担当の某補佐にお願いしているのだが。

ラップトップを持ち歩いているのだが、霞ヶ関WANはセキュリティの観点から、個人のPCを接続させてくれない。霞ヶ関WAN上の情報を見ながら、自分のラップトップをその横に置いて、作業をしている。何かいい方法はないだろうか。

 

政調会長から若手議員がご招待を頂く。

麻生太郎ご夫妻の出会い(なまこが取り持つ縁)からプロポーズ(?)、ご結婚までのお話をネホリ、ハホリ。

と、小渕優子代議士が、小林ゆたか、愛知治郎等々の独身男性に、二月十四日なのに、予定はないの? いやいや、小渕さんが来ると聞いて、駆けつけた人も。

 

抵抗勢力の意見を聞くならば、小泉を支えるなどと抵抗勢力が言っているようだが、そんなわかりにくいことはやめようではないか。今の抵抗勢力は、国のためになっていないと思う。

 

金融機関への公的資金の注入について、厳格に査定し、十分な引き当てをして、必要ならば、公的資金の注入を強制的におこなうべし。もちろん、経営責任、株主責任をきちんと問う。優先株といわず、普通株で、議決権行使ということも検討すべきではないだろうか。

 

2月13日

問い合わせの多い新日米地位協定のたたき台はホームページにアップしました。

 

ツバルという国があります。マスコミもツバルと書くし、地図にもツバルと書いてあるし、ツバルの名誉総領事館もツバルと書きます。ところがツバルなんて国はない、とケンカを売っているのが外務省です。彼らはこの国の名前はトゥヴァルだと言ってききません。

ニュージーランドという国があります。マスコミもニュージーランドと書くし、地図にもニュージーランドと書いてあるし、ニュージーランド大使館もニュージーランドと書きます。ところがニュージーランドではない、というのが外務省です。ニュー・ジーランドだと。鼻くそよりも小さい黒点が彼らのプライドなのでしょうか。

ヨルダンという国があります。マスコミもヨルダンと書くし、地図にもヨルダンと書いてあります。ヨルダンの大使館は正式な国名は、ヨルダン・ハシミテ王国だといいますが。ところがヨルダンなんて国はない、というのが外務省です。この国の名前はジョルダンだ。英語ではジョルダンというのだから、外務省がジョルダンと書かないと、日本の観光客は外国の飛行場で迷ってしまう、と。

この一文は、私の創作ではありません。

英語ではジョルダンというのだから、外務省がジョルダンと書かないと、日本の観光客は外国の飛行場で迷ってしまう!

野上さんのような官僚が言うならば、笑って済ませられますが、外務省のエースの一人の発言です。

 

日本の円借款で、海外の環境が壊されることの無いようにしようと、円借款で行われる事業には、環境アセスメントを義務づけようということになりました。(NGOがJBICと一緒になって頑張った成果です)

そして、アセスの報告書をきちんと現地で公開しようということになって、問題が発生しました。環境アセスを公開してはいけないと外務省が反対しているのです。財務省と環境省は、環境アセスを公開できないような事業に税金を投入する必要は全くないと公言しているのに対し、外務省は、そんなことをされたら外交ができない、と。

日本の納税者のお金が、現地の環境や人権の破壊につながっていないことをしっかりと証明するためには、アセスをやり、その結果を地元に公表して、関係者の意見をしっかりと聞き、その上で事業を進めることが不可欠です。アセスはやるが、その結果を事業の影響を受けるかもしれない人々に公開しなければ、アセスの意味がないのではないでしょうか。

外務省いわく、紙を公開しなくても、きちんと説明すれば良いのです、と。紙を見せることを拒否して、紙に書いてあることは全て説明しましたと言っても信用されますか。何かを隠しているから、紙を見せないで、口で言っているのではないか、といわれて、そんなことはありません、と否定して、そのとおりだと思ってもらえますか。絶対に外務省はおかしい。

環境大臣時代にアセス公開を積極的に押し進めた川口大臣ですから、外務大臣になって外務省も変わると思いますが。

 

というようなことを外務省に言っているにもかかわらず、大臣はおろか、副大臣、政務官にもそれを伝えていない。(ちょいと荒療治をしたら、すぐ伝わりましたが)

川口大臣の骨太の方針にあるように、国会議員の意見、圧力、クレーム、きちんと文書にして、大臣に伝えることを、外務省は今後、忘れずに。

 

2月12日−2

恩給法入門その2

 

今回の恩給法改正では

恩給年額を据え置く。

傷病者遺族特別年金の基本年額を

402,000円から404,800円に2,800円増額。

実在職年6年未満の普通恩給及び普通扶助料の最低保障額を

普通恩給、年額567,400円から568,400円に

普通扶助料、年額399,000円から400,000円に

それぞれ1,000円増額。

公務関係扶助料の遺族加算額を

年額145,200円から148,500円に3,300円増額。

傷病者遺族特別年金の遺族加算額を

年額96,310円から98,950円に2,640円増額。

 

上記の増額により、合計9億8500万円の予算増が必要になるが、受給者の数が前年と比べ、5万7千人減少するため、平成十四年度の恩給費総額は、前年度より789億円減となります。

 

2月12日

医療制度改革、政府と党が対立。

私は、小泉総理を支持する。

採決で与党から造反があるならば、解散やむなし。

改革が止まるようなメッセージを、今、海外に出せない。

 

インフレ目標には反対。

それよりも日銀の独立性を政治が損ないつつあるのが心配だ。

 

自分の考えと役所の考えが違う案件が。事務方の説明で、二点のうち、一点は納得するが、もう一つは、納得できない。かといって、これは頭ごなしに独走するべきものではない。

午後、局長。役所の理屈もよくわかるが、現実をみると理屈の通りに動いていない。とりあえず、今日は自重する。

 

法律用語では、電子情報処理組織という漢字八文字で、コンピュータとコンピュータをオンラインで接続しているシステムを意味するそうだ!!

こっちの法律に関しては、ほーんの少し、僕の意見を通させてもらった。

 

昼、官邸で三回目の政務官会議。その前に、経産省で、下地政務官と打ち合わせがあり、遅れる。もうみんな、食事は済んで会議が始まる。冒頭、副長官の挨拶があり、プレスが頭撮りに入るが、それにかまわず必死にそばをすする。

 

イラン大使公邸でのレセプション。アラブ各国の大使と久しぶりに顔をあわせる。おみやげにザクロの濃縮ジュースを頂く。

ブリーフィングに来た太郎塾のメンバーに早速、味見してもらう。

 

電波法の一部を改正する法律案、特定機器に係る適合性評価の欧州共同体との相互承認の実施に関する法律の一部を改正する法律案に付いてのレク。

 

夜、花の流通に関する勉強会。とくにバケット流通に関して。なんと今、福岡−東京と西海岸−東京の航空コストが同じだそうだ。

 

2月11日

テレビ出演の前にメールマガジンやホームページで、なぜお知らせをしないのかという質問をたくさん頂きました。

僕は、基本的に、それは逆だと思っています。テレビで河野太郎という人間を知っていただいて、ホームページを見ていただく、あるいはメールマガジンを読んでいただくという流れにしたいと思っています。

僕がメールマガジンを始めた理由は、政治家とは毎日何をしているのかを知っていただきたいと言うこと(初当選の直後に、河野さん、国会議員って何時に出社するのと聞かれ、ああ、そうですね、僕も知りませんということがありました。それほど国会議員の一日が世の中に伝わっていないのだなと思ったのが直接のきっかけです)と、自分で自分の考えをはっきりと伝えたいと思ったからです。

マスコミはどうしてもマスコミの報道したいように伝えます。同じことを言っても、マスコミの料理のしかたで伝わり方が違います。それならば、自分で自分の考えを書くのが一番正確に伝わるではないかと思いました。

だから、極めて極端に言ってしまえば、このメールマガジンを読んでいただいている方、ホームページを見ていただいている方には、テレビ出演している河野太郎を見て頂かなくても、私の考えは伝わっていると思っています。

自分の意思が一番正確に出ているこのメディアで、自分の意思が必ずしもまっすぐ伝わるとは限らないテレビ出演のお知らせをするのは、変だ、と思っています。

 

農水大臣の不信任案などで、自民党の長老が随分と発言しているのに比べ、若手が発言していないという論調があります。

マスコミが、自民党の若手はおとなしくなった、なんでもっとモノをいわないのかとけしかけたりしていますが、よく最近の長老の発言を聞いてください。

自民党の抵抗勢力側の長老は、これを良いチャンスと小泉政権つぶしに出ています。農水大臣にやめろ、と言っている長老の中には、それをきっかけに全面的な内閣改造につなげ、一内閣一閣僚と言っている小泉総理を追い込もうとしている方がいます。

結局、そうした人たちは、構造改革をやりたくないのです。

我々は、日本の立て直しには構造改革が必須だと思っています。これは、小泉政権でやるしかありません。幸い、私も小泉政権の一員になりましたし、石原、中谷両大臣をはじめ、安倍副長官など若手でしっかりと政権を支え、改革をやり遂げるようにがんばるつもりです。

 

2月7日

私が担当する恩給法入門。

 

明治初頭の佐賀の乱、台湾出兵などを背景に、軍人の退職、又は死亡後の補償として、明治八年に恩給制度が発足。

昭和二十年九月二日、ミズーリ艦上の降伏文書署名をもって、恩給制度では終戦となる。

昭和二十一年マッカーサーの指示で軍人恩給制度については、重度障害者の傷病恩給を除いて廃止。

昭和二十八年軍人恩給復活。

昭和三十四年国家公務員の年金は恩給から共済年金に移行。

 

恩給の対象者は、共済制度移行前の退職文官、旧軍人とその遺族。

具体的には、

文官(最短恩給年限十七年)

公立学校の職員(同十七年)

警察警部補以下、監獄副看守長以下、消防士補以下(同十二年)

神宮司庁職員、地方道路技師など(同十七年)

旧軍人(兵−大将)(同兵・下士官十二年、准士官以上十三年)

恩給年限とは、実際に勤務した期間に、戦地での勤務など特殊な勤務を割り増しして評価する加算年を合計したもの(後述)。最短年限に達した者が恩給の対象となる。

公務の傷病による場合や公務のために死亡した場合には、最短年限に達していなくとも恩給の対象となる。

 

加算年

戦地戦務加算 戦争に際し職務で戦務に服したとき 

実際に一ヶ月勤務した場合、三ヶ月までの加算がある。地域と年月日で細かく決められている。例えば、マレー半島の場合、昭和十六年十二月八日から終戦(昭和二十年九月二日)まで、一ヶ月の勤務に三ヶ月が加算される。香港の場合、昭和十六年十二月八日から十七年七月三十一日までは加算年三ヶ月、八月一日から終戦までは加算年二ヶ月。

満州の場合、例えば東安省虎林を例に取ると(地名は当時の呼称)

昭和六年九月十八日から十二年七月六日までは戦地戦務加算三ヶ月、七日から十五年三月三十一日までは擾乱地加算二ヶ月、四月一日から二十年八月八日までは国境警備加算二ヶ月、九日から終戦(九月二日)までは再び戦地戦務加算三ヶ月、以後復員まで抑留加算一ヶ月。

 

海外抑留加算 終戦以降引き続き海外にあったとき

一ヶ月につき一ヶ月加算

 

航空勤務加算 職務で航空勤務にあったとき

一ヶ月につき二ヶ月以内

 

潜水艦勤務加算 職務で潜水艦勤務にあったとき

一ヶ月につき一ヶ月

 

戦車勤務加算 職務で戦車勤務にあったとき

一ヶ月につき半月以内

等々。

 

恩給の種類

普通恩給−最短年限に達した者に支払われる(本人が亡くなると遺族に対し、普通扶助料が支払われる)

増加恩給−公務の傷病により重度の障害を有する者に支払われる(公務で亡くなると公務扶助料、その他の場合は増加非公死扶助料が遺族に)

傷病年金−公務の傷病で増加恩給には達しないが、一定以上の障害を有する者に支払われる(公務で亡くなると公務扶助料、その他の場合は傷病者遺族特別年金が遺族に)

特例傷病恩給−昭和十六年十二月八日以降、内地、朝鮮半島、台湾などで職務に関連して結核性疾患などに罹り一定以上の障害を有する者に支払われる(職務関連で亡くなると特例扶助料、その他の場合は傷病者遺族特別年金が遺族に)

 

現在、恩給受給者の平均年齢は八十一歳。対象者数百四十万人、恩給費総額一兆二千億円。

 

2月6日

日英議員連盟のディスカッション、伊藤、塩崎両座長のおかげで活発な議論になった。三日間の全日程無事終了。スタッフの皆様、ありがとうございました。

 

夜、九時半、携帯電話に通知不可能とでる電話が。また、BBCかなと思って出ると、ピースウインズの大西さんから。今、XXに向かっていて、これからしばらく、連絡がとれなくなるということで、無事を祈る。いつまでいるの、と聞くと、国会に呼ばれたらすぐ戻ります、と笑う。すぐといっても結構、移動が大変だろう。

世の中には卑劣な奴がいて、大西さんに関する全く根も葉もないデマをいいふらしている。いわく、彼は連合赤軍のメンバーだ、彼はかつてテロリストのキャンプにいた...。

いかにも根拠があるかのように、こういうことを言う人間がいたら、あなたの人間性が疑われるよ、と言ってあげよう。

 

農水大臣の不信任に反対する。狂牛病の問題を云々ではなく、一内閣一閣僚という小泉総理の公約を、これをてこにして崩そうとしている動きがある。今、改革が後退しつつあるというメッセージを出すわけにはいかない。

小泉改革は、後退しないということをはっきりと伝えるために、抵抗勢力と対峙していく必要がある。場合によっては、国民に信を問うても良いと思う。抵抗勢力に未来の展望はない。

 

2月5日

朝、決裁案件十一本。一つを除いて、決裁する。

 

川口外務大臣の外務官僚への訓示。

国民の外務省不信はあなた方が感じている何倍も強い、と。外務官僚にこの危機感が伝わるか。

 

総務省がこの通常国会に提出する二十本あまりの法律案のうち、トップを切るのが恩給法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案。恩給法そのものを改正するのではなく、恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する(うっ、なんか同じことを二度言ったような)。

内容は、

恩給年額を据え置く。

傷病者遺族特別年金の基本年額を二千八百円増額。

実在職年六年未満の普通恩給及び普通扶助料の最低保障額をそれぞれ千円増額。

公務関係扶助料に係る遺族加算額を三千三百円増額。

傷病者遺族特別年金に係る遺族加算額を二千六百四十円増額。

二月一日に閣議決定され、それを受けて、担当政務官の私が自民党国対に説明、了承。

世の中、波が高くても、行政は動いている。

 

2月4日

所信表明。

総理、ちょっと元気がなかったのが気がかり。

総理の所信表明は、本会議前にコピーが出回り、野党でさえも手に持っている。報道や代表質問の準備のために事前に配布するのだろうが、演説後の配布にするほうが、みんな気合いを入れて聞くのではないだろうか、とふと思った。

外務大臣が、外務省改革と気合いを込めていた。

単なる変化への期待から、しっかりしたビジョンにもとづいた支持への進化が必要だ。

 

ピースウインズの大西さんは、アフガニスタンどころではない危険地帯での活動に戻った。安全を祈るばかり。

 

夜、イギリス大使主催の日英議員連盟のレセプション。

イギリスの国会議員はみんなサッカーが好きだ。

−イタリアでプレーしているナカタという日本人がいるのを知っているか?

−何を言ってるの、彼は私の(?)チームにいたんだ。

−えっ、本当か。きっと彼はそのうち日本代表で活躍するぞ。

−....。

−ポーツマスに日本人のゴールキーパーがいたぞ。すぐにオランダに行ったけれど。

イングランドのフーリガンがいかに怖いかが話題の中心になった。バーに行ったフーリガンは、きっとビールやウイスキーをしこたま飲むだろう。そして、勘定書が来たときに、それをポンドに換算して、驚いて、それから店をたたき壊し始めるぞ。

ビールの自動販売機なんか、あっという間にぶちこわされて、ビールみんな持っていかれるぞ。

イングランド警察はフーリガンに甘いから、あいつら好き放題やるんだ。日本のブタ箱に五年ぐらい入れといてもらえばいいんだ。

目を丸くして、聞いていたが、ふと気が付いたら、みんなスコットランド選出の議員だった。スコットランドのファンは、イングランドのファンと間違えられたくないので、紳士的になったそうだ。

小泉改革に関して、労働党議員からのアドバイス。

党内手続きを怠ってはいけない。抵抗勢力は、常に手続きを理由に抵抗する。党内にキチンと図ったうえで、反対されても、それでも国民のためだと、本会議の採決にもっていかなければならない、と。

労働党も党内の抵抗勢力を抑えてニューレイバーになった、と。

 

夜、BBCラジオのインタビュー。総理の支持率に関して。

 

2月1日

新外務大臣、誕生。外務省改革にも外交にも期待したい。特に京都議定書の批准に力を注いでいかれることだろう。

もし、このまま総理が外務大臣を兼任したままだと、四演説の総理の所信と外務大臣の外交演説の両方を総理がやらなければならないところだったのかな。

昨日、田中前大臣の慰労会があった。お誘いを頂いたが、前からの約束があり、バッティングしてしまった。シーズンが始まったらお礼の意味を込めて、ベルマーレの試合にお招きをしようか。アルビレックス戦なんかいいかもしれない。

 

これまでの小泉内閣は、現状から変わって欲しいという国民の声に後押しをされて、高い支持率を得ていた。とにかく変わりたい、どう変わるかはよくわからないが、ということがあったのではないか。だから、なんだ今までの政治と手法が同じではないか、と取られるようなことがあると、支持率が左右される。

これからは、はっきりと小泉内閣のゴールはこれだ、小泉内閣はこういうことを実現するというビジョンをはっきりと具体的に国民に示し、このビジョンを実現するためにみんな一緒に頑張ろうというということが必要だ。ビジョンを共有し、これを実現するためには、時にはあらゆる抵抗勢力と全面的に戦い、時には妥協もあり、あらゆる手段が必要だということを国民に理解していただいて、ビジョンのために戦う。これが国民と一体化した小泉政治ではないだろうか。

そのためにも、今度の所信表明には大いに期待したい。

 

総務大臣政務官の英語の公式名称が

Parliamentary Secretary for Public Management, Home Affairs, Posts and Telecommunications

と長い。大臣から命ぜられた担当がPublic Managementにあたるので、名刺の英語表記を

Parliamentary Secretary for Public Managementとした。

最初の三箱は、就任直後の議員会館の挨拶回りであっという間に消えたが、その後は、政務官室に来られたお客様には政務官の名刺を差し上げるが、外では衆議院議員の名刺を出すため、一向に減らない。

 

政務官室に統計局から拝借した古い国勢調査のポスター、昔集計に使った手回し計算機などをならべ、国勢調査の結果を日本地図に落とした大きなマップを壁に貼り、少しでも総務省の仕事がPRできるようにとかざりつける。

ベルマーレの大きな旗も持ってきて、ドアを開けるとまず目にはいるように張り付けた。

机の上は書類の山で、机が見えなくなってしまった。

 

1月31日

昨日の夜中に秘書官から、今日の予算委員会で答弁があるかもしれないとの連絡。統計局の関連の質問のようだ。初答弁だし、いきなり予算委員会ということで、ちょっと興奮。

今日、結果的に答弁はなくなりました、との連絡で、ちょっとがっかり。

 

迷惑メール対応で、総務省、経産省、それに自民党で議論が進む。NTTドコモの扱う一日あたり9.5億通の電子メールのうち、8億通が宛先が実際に存在しないメールだそうだ。

 

今日もうずたかく積まれた資料を読む、読む、読む。ある議事録のなかにこういう発言があった。

高齢者対策という言葉はやめてほしい。なぜ、高齢者に対策が必要なのか。高齢者をダイオキシンなどと一緒にするな。

 

政務官の資産公開の提出資料をつくる。今回は配偶者も資産公開の対象になる。愛妻の車の年式がわからず、販売会社に電話してたずねる。

 

1月30日

外務省や大橋巨泉さんに申し上げたいことはいろいろあるが、今日、何よりも言いたいのは、予算委員会は、予算の議論をして欲しいということ。

外務省の問題の解明も重要である。外務省の改革も必要だ。しかし、これは外務委員会でやればよい。

今の日本の最大の問題は経済であり、今回の補正予算は経済の問題なのだから、そこを国民が見ているテレビの前できちんと議論すべきだ。

うけをねらっているのかどうか知らないが、女の涙について、女性閣僚から意見を聞くのは、予算委員会以外のところでやるべきだと思う。予算の議論をしない予算委員会では意味がない。

 

東チモールのシャナナ・グスマン氏と東チモール議連の昼食会。

江田五月氏、羽田元総理など昔からこの問題に取り組んでいる方々ばかり。

かねてから疑問に思っている言語政策について質問する。なぜ、今、東チモールにポルトガル語なのか、と。

彼の答は、東チモールのアイデンティティは、ポルトガルがここにいたことにあるという。しかし、ポルトガル語を話さない今の東チモールの人々が、テトゥン語とインドネシア語で勝ち取った独立だ。東チモールの独自性は、ポルトガル語よりもこれまでの歴史にあり、ポルトガルとのつながりといえば宗教の方が人々に根付いているのではないだろうか。

グスマン氏は、ポルトガル語もインドネシア語も外国語だというが、国民みんなが話すインドネシア語と一握りの人しか話せないポルトガル語を同じ外国語だというわけにもいかないだろう。

しかし、これ以上は僕がとやかく言うことではない。

 

1月28日

ただいま午後十一時、議員会館で予算委員会の再開を待つ。午後九時をめどに本会議で補正予算採決という日程だったが、今や、早くて朝の三時に本会議が開ければいいなあ、という状況に。

 

1月8日に辞令をもらって、20日経った。しかし、気分的にはやっと一週間が過ぎたという感じで、もう三週間近く経っていることに気が付いて、驚いた。

 

政務官って何をやるのという疑問に答える、先週の政務官日程

月曜日

10:08 神奈川県企画部市町村課 説明 政務官室

11:00 行政管理局       説明 政務官室

12:00 本会議            衆議院

12:10 打ち合わせ          議員会館

13:00 開会式            参議院

13:30 会合             外出

14:00 本会議            衆議院

14:40 来客             政務官室

15:20 自治行政局       説明 政務官室

16:10 総務大臣           大臣室

16:15 人事・恩給局      説明 政務官室

17:20 取材             政務官室

18:00 官房長            政務官室

19:00 カナダ国際協力大臣   夕食会カナダ大使館

 

火曜日

8:00  パシフィックカウンシル会議  全日空ホテル

13:00 本会議            衆議院

16:00 パシフィックカウンシル会議  全日空ホテル

18:30 夕食会            以後外出

 

水曜日

9:55  官房会計課       決裁 政務官室

10:15 外務省         説明 政務官室

11:00 官房管理室       説明 政務官室

12:00 昼食会            外国特派員協会

13:30 打ち合わせ          議員会館

14:50 統計局・統計センター  視察 第二庁舎

18:30 会合             以後外出

 

木曜日

8:30  総務部会           党本部

10:05 行政管理局       説明 政務官室

11:00 来客             政務官室

11:40 官房総務課       決裁 政務官室

12:30 行政管理局       決裁 政務官室

13:00 統計局         説明 政務官室

13:30 行政管理局       説明 政務官室

15:25 来客             政務官室

15:45 人事・恩給局      説明 政務官室

17:05 行政評価局       説明 政務官室

17:30 来客             政務官室

19:00 夕食会            以後外出

 

金曜日

10:00 地方郵政監察局長・郵政局長会議 郵政事業庁

11:00 行政管理局       説明 政務官室

13:00 自治行政局市町村課   説明 政務官室

14:00 政策評価・独立行政法人評価委員会 省内

17:00 全国市長会懇談会       全国都市会館

18:30 夕食会            以後外出

25:00 テレビ出演          テレビ朝日

       

この日程の合間に、一日に十数センチの高さで書類がくる。これに目を通さなければならないが、時々数センチ分をえいやっと、読んだことにしないと終わらない。

 

1月27日

ピースウィンズの大西さんのお上の言うことはあまり信用しない、という一言が問題になっているが....。

 

僕が初めて国会で質問に立ったのが1997年3月の予算委員会分科会。外務省に対して、当時起きていたペルー事件で、一日にいくら経費がかかっているかを質問した。質問通告を随分前に出して、質問の前日、外務省の会計課長が僕の部屋に来て、詳細な数字を書いたメモをくれて、この数字を明日答えるからよろしく。

そして、当日。以下、国会の議事録の抜粋。

 

1997年3月4日 予算委員会第二分科会

○中川主査 この際、分科員各位に申し上げます。

 質疑の持ち時間はこれを厳守され、議事進行に御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 なお、政府当局におかれましても、質疑時間が限られておりますので、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。

 これより質疑に入ります。

 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。河野太郎君。

○河野(太)分科員 河野太郎でございます。

 本国会で外務委員会に配属になりました。本日は外務省に幾つかの御質問をさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 まず最初に、現在懸案事項になっておりますペルー事件でございますが、ペルー事件への対応で、本省及び現地で、今一体一日当たりどれぐらいの経費がかかっているのか、あるいはその内訳並びに発生から今日までの合計金額がどのようになっているのか、お伺いをさせていただきたいと思います。

○原口政府委員 お答え申し上げます。

 今先生御指摘のとおり、急な、予想もしなかった出来事でございますので、本省においてもオペレーションルームを設置してそれなりの経費がかかっておりますし、在外におきましても、大使館が事実上なくなって、それにかわって現地対策本部というものをつくって、そこにほかの在外公館あるいは本省から人を送ったということで、これもまた余分なお金がかかっているわけでございますが、この金額につきましては、所与の外務省の本年度の予算の中を種々やりくりいたしまして何とか対応しているというのが実情でございます。

○河野(太)分科員 金額的には幾らぐらいになりますでしょうか。

○原口政府委員 一日幾らというような計算は実はいたしておりません。先ほど申しましたように、今年度の予算の枠内でいろいろとやりくりして何とか処理できるというようなオーダーでございます。

 

一日いくらという計算をしていない?では、僕のこの手元にあるメモはいったい何なんだ。初めての質問だったので、頭の中はまっしろになり、このあとはしどろもどろ。質問が終わったら、会計課長が飛んできて、今朝、じつは外務省の都合でこの数字を出さないことになった。連絡が間に合わなくて申し訳ない、と。外務省の都合とは何か、と聞くと、来年の予算の要求にこの数字を反映しようと思ったら、思いのほか数字が少なかったので、出すのは得策ではないという判断になった。僕は、ぶちきれた。役所というのは、なるほどそういうものかと思った。

そして、次の外務委員会。

 

1997年3月21日 外務委員会

○逢沢委員長 次に、河野太郎君。

○河野(太)委員 河野太郎でございます。

 外務大臣並びに外務省にこの件につきまして、お時間をいただいて質問をさせていただきたいと思います。今回名称変更等がございます公館に関する質問に入ります前に、少しお時間をいただいて、前回の予算委員会の分科会における質問のフォローアップをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

 私が、三月四日でございますが、予算委員会の分科会において、今回のペルー事件に関する外務省の予算あるいは外務省で発生をした経費についてどうなっているかという質問をさせていただきました。そのときに、官房長の方から、予算の範囲内でいろいろやりくりをしているというお答えはございましたが、実際に幾ら使われているかというお答えはございませんでした。

 ところが、この件に関しましては、私もその場で聞いてお答えをいただけるとは思っておりませんでしたので、事前に、こういうことを聞きたいと思うので調べておいてほしい、そういう質問通告をさせていただきました。そして、三月の三日までに外務省の会計課の方で数字がまとまっていたはずでございます。

 ちなみに、十二月の十八日から平成九年二月二十八日まで七十三日間の、支払い額及び支払いの見込み額を含めた外務省がペルー事件に関してかかった経費でございますが、外務本省庁費二千百七十五万円、在外公館連絡庁費一千二百六十万円、外国旅費三千九百三万八千円、在外公館分として合計で一億八千五百五十七万一千円、七十三日間のトータルで二億五千八百九十五万九千円。一日当たりの数字に直しますと、このペルー事件で外務本省と在外公館分含め三百五十四万七千円の経費がかかっている。そういう数字が三月三日までに外務省の会計課で取りまとめが行われていたにもかかわらず、三月四日の予算委員会で一日当たりの経費の支払い額を教えてほしい、そういう質問に対して、そういう数字はないと官房長の方からお答えをいただきました。

 国会の予算委員会で、事前に質問の通告をし、予算に関する質問をしたにもかかわらず、お答えがいただけなかったわけでございますが、これは一体いかなる理由によるものか、本日改めてお伺いをさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○原口政府委員 お答え申し上げます。

 ペルー事件に関連する経費につきましては多岐にわたっておりまして、例えば、具体的に申しますと、国際電話等につきましては何遍もペルーと東京の間で電話のやりとりがあるわけでございますが、実際に請求書の形で確定した金額が我々のところに来るということになりますと、相当時間がかかります。したがいまして、具体的な数字を出して一日当たり幾らというようなことをお答えすると、かえって誤解を招くことになるのではないかと考えまして、そのようなお答えを前回の分科会ではさせていただいたわけでございますが、もし、そういう極めてラフな数字でもいいから見積もりを出せという御指示でございますれば、そういう前提で、三月の十五日まで大体こんなところであろうという数字は集めさせておりますので、この場をかりて改めて回答させていただきたいと存じますが。

○河野(太)委員 ラフな数字で結構でございますので、最新の数字をお答えいただきたいと思います。

○原口政府委員 それでは、そういう前提でお答えさせていただきます。

 ペルー事件への対応のための経費につきましては、事件発生後の十二月十八日から三月十五日までの間に、総額で大体三億一千三百万円程度を要していたというふうに見積もっております。

 この内訳につきましては、外務本省分は、国際電話、ファクス送信料、本省から現地への出張者の旅費等の経費として約九千三百万円、それから在外公館分といたしましては、現地オペレーションセンターの借料、現地警備員等の雇い上げの費用、通信費、それから通信機器の借料、在外公館職員の現地への対応のための出張旅費等として約二億二千万円になろうかと思います。これを十二月十八日から三月十五日までの八十八日間で単純に日割り計算してみますと、一日当たり約三百五十万円程度の経費がかかっているのではないか、そのように考えております。

○河野(太)委員 国会の予算委員会でございますから、手に入る限りの一番精緻な数値で、それが実際の額とは違うかもわかりませんが、議論の参考にするに一番足る数字を出していただかなければ、国会で予算が審議できないわけでございます。誤解を生むおそれがあるのならば、そういう前提条件をはっきりした上で数字を出していただければ、誤解など生むことはないわけでございます。その辺のことをもう少しきちんとお考えになった上で、今後、外務省の予算に関する議論をいろいろとさせていただきたいと思います。

 私自身、ペルーでこうした危機的な状況が発生したために、そのほかの在外公館のオペレーションが、日常業務が支障が出てくるということでは困ると思います。外務省の予算というのは、地球上のどこか一カ所で危機が起こっていても、それに対応しつつ、それ以外の日常業務はきちんとこなせる、そうしたところを目標にきちんとした整備をしていかなければいけないのではないかと思います。外務省の予算をつけるのは決して大蔵省の主計局ではなく、国民全般の外務省のオペレーションに対する理解でございますから、外務省はそうしたことを踏まえて、きちんとした情報公開をしていただきますようにお願いを申し上げます。

 

外務省からもらったメモを読み上げたのは、キチンとその数字が議事録に残り、来年の予算に反映されるように、と思ったから。都合の良い数字だけ出すなどということは許されない。

このとき僕は外務省というのは平気でうそを付く役所だと思った。事実が外務省の得にならなければ、国会に、つまり、国民に、うそをつく。このときから何度、外務省にきちんと正しい情報を国民に知らせ、外交政策に理解を求めよ、と言ってきたことか。

 

今や、わたしも、おかみのみの字のはしくれになった。

政府とは意見が違って激論を戦わせることもときにはあるが、個人的には尊敬し、信頼しあえる、と大西さんに言われるようにがんばりたい。

 

1月26日

社民党の辻元清美代議士が恋人募集中!!!!

なんでも、夜、宿舎で一人、鍋焼きうどんを作って食べているときに、ふと、私の人生これで良いの? と思ったそうだ。年下も可とのこと。

自分のホームページに書くのはカッコ悪いから、太郎ちゃん、宣伝してね、だって。なんや、ええカッコしいやんか。

恋人とケンカしたら、ねえ、ちょっと、あんた、あんた、あんた、あんた、あんた...かな。

尚、応募者は直接、辻元事務所まで。

去年結婚した野田聖子効果というのが密かに蔓延していて、高市早苗代議士も一気にダイエット。高市式ダイエットはどうやるの、と聞いたら、週に三日はウーロン茶を飲む、だそうだ。

 

日韓の若手議員の集まりのバクダン議員連盟の韓国側のコアメンバーの一人、チャンソンミン議員が、選挙事務長の選挙違反が確定し、議席を失ってしまった。非常に熱心に、日韓交流に取り組んでいた議員だったが、残念。

 

総務省の業務に関するレクが一通り終了。いや、まだ公正取引委員会が残っているか。

今国会の法案を中心に、詳細のレクを開始。この通常国会に、総務省は二十本の法案を提出する準備。去年は、通常国会と臨時国会で二十九本、大臣の答弁回数実に九百回だそうだ。

受験勉強気分です。

 

1月21日

国会召集。

最初の本会議は議席の指定他。馳代議士が呼び出しを務めることになり、早速、肺活量の大きいところをみせる。

開会式のあと、塩川財務大臣の財政演説。野党のヤジに対して、与党から、おい、静かにしろっ、これは成人式じゃないぞ。

まず、補正予算の審議へ。

 

人事・恩給局から、恩給制度の詳細説明。毎年改定される恩給額のための恩給法案が今年も提出されるため。政務官は国対への法案説明をしなければならない。

 

総務省代表で、市町村合併のリレーシンポジウムに参加するため(なんと地元の平塚市で開催される全国最後のシンポジウム!)、合併についてのレク。

問い 神奈川県の相模原市と東京都の町田市が合併すると、県境はどうなるのか。(答は最後に)

 

カナダ大使館で、ウェーラン国際協力大臣歓迎夕食会。なんと先週の火曜日に初入閣。オタワからオンタリオの自宅に飛んで帰って荷物をまとめて東京に飛んできた。飛行機の中はずっとレクで寝ていないと笑っていた。彼女のお父上は、カナダの農業大臣を12年務めた著名な政治家。

初当選から入閣まで、8年も待った(!)、そうだ。

 

答 もし、相模原が町田を吸収合併すると、旧町田市分も神奈川県になる。対等合併の場合は、住民投票で帰属が決まる。吸収合併で県境が動いたことは過去六回あるが、対等合併で住民投票はまだない。

 

1月20日

田中外務大臣主催、アフガン復興会議参加者のレセプション。

パウエル国務長官、カルザイ氏から塩川財務大臣まで出席。

社民党の辻元代議士といっしょに出席。ものすごい警備。あわてて議員バッジをつけるが、彼女が、あっ、バッジ忘れた。ピンク色の招待状をお守り代わりにあちこちにかざして、やっと会場へ。

田中大臣の英語のスピーチに、出席していた大使から、ドラマチックプレゼンテーションと賞賛の声があがる。

相変わらずおしゃれなカルザイ氏のスピーチは、短いが、すばらしかった。一緒に聞いていたベーカー米国大使や国務省のジム・ケリー氏が絶賛していた。

アフガニスタンのNGOメンバーと三たび再会。だんだんと笑顔が大きく、力強くなる。

が、会場の外では、何やら雲行きがおかしい。今日のNGO会議から排除されたNGOに対し、日本、アフガニスタン、あるいはその他諸国のNGOが支援のアピールをしている。

 

韓国から民主党のキム・ミンソクとハンナラ党のウォン・ヒーリョン(二人とも韓国政界の三十代のエース)が来日していて、山本一太参議院議員と四人で、韓国のメディア主催の対談。

今度の大統領選挙は、政権交代を訴えるハンナラ党と世代交代(ミンソクは時代交代というが)を訴える民主党の戦いだそうだ。ミンソクは、ソウル市長選挙の民主党の予備選挙に名乗りを上げ、戦っている真っ最中。この対談のためにわざわざ来日をしてくれた。

対談の後、我々恒例のカラオケへ。

 

さあ、明日から、国会開会。

 

1月18日

最初の省議が行われる。次官、局長クラスの二十数名と大臣、副大臣、政務官。

最新式のマイクと賛否を投票するシステム(フィリップス製だった)が完備した楕円形の大きな机を囲む省議室で、開かれる。

賛否の投票をするシステムはまだ使われていない。

壁には旧自治省にあったという三羽の鳥が描かれた大きな絵がかかっている。

これが総務省の最高意思決定機関。

他に、大臣、副大臣、政務官、事務次官、総務審議官、官房長の幹部会というものもある。

 

総務省の幹部の役職名をみると、大臣、副大臣、政務官、事務次官、総務審議官、官房長、総括審議官、技術総括審議官、政策統括官、官房審議官(調整担当)、人事・恩給局長、行政管理局長、行政評価局長、自治行政局長、自治財政局長、自治税務局長、情報通信政策局長、総合通信基盤局長、郵政企画管理局長、統計局長、郵政公社統括官、郵政事業庁長官、郵政事業庁次長、消防庁長官、消防庁次長..。で、総務審議官が三人、総括審議官が二人、政策統括官が二人...。

しかもなぜかみんな名前が難しい。團、久布白、花角、大戸。

顔と名前、役職と仕事内容を必死で覚える毎日です。

 

答 ダン、クブシロ、ハナズミ、ネギ