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04年3月3日

シリアのダマスカスで開かれたアラブ国会議員会議(本部はダマスカスにある)に出席してきました。
アラブ各国の議会(形態はさまざまですが)の議長と議員が参加する会議に日本から初めて招待を受け、オブザーバー参加しました。
日本とアラブの若手の政治家の交流を目的として僕が一昨年から提唱している JALN(Japan-Arab Leadership Network) に対するアラブ国会議員会議及び各国議会からの支持を取り付けるのが主目的でした。
さらに会議の2日目に全体会議の中で日本の国会議員としての演説をする時間をいただくことになり、先週は、そのスピーチを書くのに結構な時間を使いました。ふだんは原稿を読み上げるスピーチはやらないのですが、英語からアラビア語の同時通訳に事前にスピーチの原稿を渡す必要があったので原稿をつくりそれに沿ったスピーチをやらざるをえませんでした。

土曜日の午前11時に成田を出て、アムステルダム経由で日曜日の午前一時にダマスカス着。
日曜日の十時から開会式引き続き会議。
月曜日も一日会議で、夜九時からのアサド大統領主催(でも本人はいない)の夕食会まで出席し、日付かわって火曜日午前二時ダマスカス発、アムステルダム経由、水曜日の朝九時二十分成田着の強行軍でした。
全体会議の合間にシリアの情報大臣、アラブ国会議員会議の事務総長、シリア、レバノン、サウジアラビア、エジプト、UAE、クウェート、バーレーン、オマーン、カタールなどの議長または代理と個別に時間をもらって、JALNへの協力の依頼と中東情勢に関する意見交換をし、シリアのテレビ局二つとのインタビューをこなしました。
二日間で、当初の目的はきっちり果たし、実りの多い出張でした。

日本から本当に議員が参加したというので、非常に暖かいおもてなしでした。
アラブ各国議長の演説の後、オブザーバーの演説になりましたが、ラテンアメリカ国会議員会議(中東と南米の関係は極めて強く、レバノン人は百万人単位で南米に在住し、シリア人も十万人の単位でやはり南米に住んでいる)、IPU、アフリカ議員会議などの正式な機関の正式な代表の前に日本の一国会議員として参加した河野太郎が演壇によばれ、EU代表の次に演説をすることになりました。日本に対する期待の大きさが現れているのではないかと思います。

会議そのものは極めてアラブ的で、では十五分のコーヒーブレークと議長が宣言すると、一時間半のコーヒーブレークになり(その間に各国の代表団に話をつけて議長との会談に持ち込むことができたので、ありがたい時間ではありました)、では昼食の後は四時から会議を再開すると議長が宣言しているのに、四時にまだ宿泊先のホテルにはたくさんの代表団がいたり(こっちもそれをよんで遅れていきました)、十分程度の演説のはずがみんな時間を気にせずに好きなだけ話し、もちろんオブザーバーの演説の日程などは事前には決まっているはずもなく...。
でも、会談を頼んだ議長は、会議を抜けてきたり、コーヒーブレークの時間を割いてくれたり、サウジアラビアのように代表団の泊まっているウイングに呼んでくれたり、全員が会って下さいました。
日本もやる気があれば、いろいろな議員外交ができるという確信を持って帰ってきました。

九時二十分に着陸し、十時十三分の成田エクスプレスに乗り、十二時半からギリシャ大使公邸での昼食会、三時から宮崎秀樹参議院議員と臓器移植法の改正案の詰め、四時から環境省提出の四本の法案の部会と政審、総務会の準備、五時から公明党と消費者保護基本法の改正案の法案作成協議、六時からテレビの取材。
うーん、ちょっと時差ボケ。

04年2月27日

予算委員会の公聴会。
予算委員会の公聴会には二つの意味がある。一つは予算に関して、国民の皆様の意見を伺ったということなので、公聴会が終わると予算委員会での強行採決があり得る。よくわからない理屈だが、公聴会前の強行採決はだめで、公聴会後の強行採決はよいらしい。だから、公聴会が終わると予算の出口の話になる。と、いうことを一回生の時に国対で聞いた。
もう一つの意味は、公聴会は専門家をお招きしてご意見を伺う、ということはこれまで予算委員会に貼り付けになっていた各大臣の時間があく。と言うことで、公聴会の日は雨後の筍のようにそれぞれの委員会がたち、予算関連の法案審議や大臣の所信表明に対する一般質疑が行われる。
ん、公聴会そのものの意味はないのかって。さあて。

ということで、九時二十分から青少年問題特別委員会の理事会、九時半から青少年特の委員会。十二時半まで児童虐待に関する参考人招致。
で、十二時から経済産業委員会。大臣の所信表明に対する質疑。
で、一時から本会議、約四十分。義務教員国庫負担に関する趣旨説明と質疑。
本会議が終わると同時に青少年特委再会して今度は大臣の所信に対する質疑。四時四十五分まで。
同時に経済産業委員会も再会して質疑が続く。六時まで。
二時から財務金融委員会が公債発行特例法、所得税法の趣旨説明と質疑。五時五分まで。
その他のほとんど全ての委員会もなにやらやっているが、それはどうでもよい。しかし、この三つは僕の所属委員会なので出席しなければならないが物理的に不可能だ。これは僕だけではなくほぼ全ての議員が委員会を掛け持ちして走り回る。

午前中は参考人招致を聞きながら、部屋に戻っては臓器移植法改正の準備のために専門家に電話をかけまくる。来週にも調査会と議連を開くとの宮崎会長の仰せなので必死だ。途中で取材も入る。
十二時半に青少年特が終わると、理事にはお弁当が用意されているので理事会室でそれを食べ、本会議へ。
午後は青少年特を中心に、経産委員会と財金委員会に時間を区切って出席しようと思うが、青少年特委がたびたび審議が止まる。
都度、委員長席に駆け寄ったり、役所を督励して大臣に答弁の準備をして頂いたりで、動けない。
と、財金の村井理事の怒りのメモが。一つ上の階の委員会室へ駆け込んで、事情を話してご了解を頂く。
と、経産の理事からもメモが。同じ階の反対の部屋に飛び込んで委員会が止まっている経緯を話して了解を頂く。はあ。
国会運営も改革が必要だ!

04年2月26日

2時。
宮崎秀樹脳死・生命倫理及び臓器移植調査会長と臓器移植法改正の調査会案の作成を始める。河野案をベースに衆参両院の法制局も加えて一刻も早い法案作成へ。もうここからは調査会案!
一部のマスコミ報道に調査会案に関して混乱した記事があったが、ビシッと抜本改正をする。
臓器の優先提供に関しても、たとえば生体移植をすることが決まっていてドナーが脳死になった場合などは優先提供が認められるべきだ。また、配偶者や子供に心臓疾患などがある場合に、優先提供があってもよいと思う。問題はその際の親族の幅をどうするかだ。

3時。
児童虐待防止法の改正に関して貴重なご意見を頂く。
早期発見の項に組織としての警察を入れるべきだとか、家庭内暴力の定義がそのまま定義に盛り込まれるので家庭内暴力相談センターのような組織も盛り込むべきだ等現場の細かい意見を頂く。
さらに児童福祉法の27条1項3から33条を適用したときに、今度の児童虐待防止法の改正では28条の適用を速やかに知事に届け出ることになっているが、再度27条1項3に戻る道も開くべきではないか。改正案では28条等となっているがこの等に27条1項3も含まれるのか。うーん、確認しよう。
案文を調整している小泉龍司代議士にお願いする。

4時。
バーゼル条約。
やっぱり外務省がボールを後ろにそらしていた。外務省というよりもどうやらバーゼル条約の担当者がわかっていなかった。いや、たぶん、まだわかっていない。
台湾からの廃棄物持ち込みのニーズなんかありませんと非現実的な啖呵をきっていたが(経団連なんかはっきり困っているといっているのだから現実を知らない)、外務省が調べたら、省内にこうしたニーズがあるという文書そのものが存在していた。
経産省も経産省で、許可を出せばよかったのだが、台湾との取り決めができるまでは出さないなどという政府の方針で出していなかった。お役所仕事の典型だ。
台湾との取り決めをやりますというのは平成四年に外務省が宣言をして、十年間何も進んでいなかったが、ようやくこの問題が外務省内で担当を超えて認識されたようだ。最短でやりますということなので、外務省の最短とはどのくらいなのかストップウォッチで計ってみよう。

5時。
消費者保護基本法の改正案に関して、公明党との与党協議。両党の案の文章の違いを詰めていく。両案の主旨には違いがないので書きぶりをどうするか。来週の再協議で詰める。

公益通報者保護制度。
なんで別表に(この制度が適用される法案一覧表)、競馬法なんかが載っているのかね。競馬の何を通報すると公益なのかね。
うーん、別表の詰めが甘かったのか。

さあ、出かけないと間に合わないと言う時間になって..
環境省、環境報告書に関する法案の条文が固まる。内閣法制局の指摘で法案名も変更する。
外来種対策。NGOへの回答をチェックしなければ。
AA研の議員派遣、若手からシリアと東チモールへ。日程のあう議員を探さなくては。
なんで、明日の八時に年金福祉施設のワーキングチームの会合が入るんだ! 完全に日程がバッティングした。タケミさーん!
離任するジブチ大使のレセプションを衆議院議長の日程にあわせて
という話はどうなってる? あっ、しまった忘れてた。おーい、議長公邸!
葉梨議員から電話がありました。えっ、公益通報者保護制度の話かな。もう今日は出ちゃいました。
在日米軍関係の記事、ここにおいときます。あっ、それ山田室長に話を投げよう。ま、来週でいいか。
臓器移植の対談の日程決まりました。
だめだ、もう出ないとお通夜に間に合わない。
じゃ、これ、中東のスピーチの原稿です。アラビア語に直す時間が必要だから今晩締め切りということで。

なんかたくさんのことが並行して走っている。あー、頭がウニウニウニウニ...

裁判員制度が自民党総務会で突っかかっている。
しかし、国民のどれだけが自分も裁判員になるかもしれないということをしっているのだろう。
しかし、日本の風土に合わないということになると議論が難しい。風土に合わないということを立証してくれれば、議論にもなるのだが。それなしで、いや、風土に合っていますと言っても水掛け論だし。

04年2月25日

来日された東チモールのグスマン大統領と純日本風の料理屋さんで鰻料理を食べた。大統領は、ジャングルのゲリラ戦の最中にはよく鰻を食べたが、それ以来だ、と。日本酒も焼酎も結構飲まれてました。

さて、今国会で僕がかかわっている法案について。
対北朝鮮外交カードの会
 外為法改正案     無事成立
 特定船舶入港禁止法案 条文完成、公明党との与党協議開始

脳死・生命倫理及び臓器移植調査会
 臓器移植法改正案   今日の会議で原則河野案承認

消費者問題プロジェクトチーム
 公益通報者保護法案  部会了承も政審で慎重審議中
 消費者保護基本法   明日から公明党との与党協議開始

環境部会
 廃掃法改正案     政審及び総務会で了承
 大気汚染防止法    部会で説明済み
 外来種規制法案    調査会でヒアリング、部会で説明済み
 環境報告書関連法案  法制局の審査終了、部会で説明済み
 海洋投棄に関する法案 部会で説明済み

青少年特別委員会
 児童虐待防止法改正案 公明党との協議終了、民主党と協議開始

臓器移植法案の改正は今国会では難しいかもしれないが、その他の十本は成立させるぞ。

04年2月23日

内閣部会で公益通報者保護制度に関する法案が了承された。
この法案は政府提案の法案だが、自民党の消費者問題プロジェクトチームの事務局長として岸田文雄座長と二人で、昨年から十数回のヒアリングと会議を繰り返してとりまとめに当たってきた経緯があり、この法案について正しい認識を広めていきたい。
この公益通報者保護制度に関して言えば、両サイドからいろいろと非難されている。
まず、マスコミは、この法案は生ぬるいと批判する。マスコミへの通報に関して、要件が少し厳しくなっていることが原因だ。その他に、弁護士会などももっと厳しい法案にしろという意見だ。
他方、こんな密告、たれ込みを奨励するような法案を作るのはけしからんという意見も根強い。企業側、あるいは連合など組合側も慎重にという意見をにじませる。
マスコミの報道は、もっと厳しい法律にしろという書きぶりが多いのだが、現実に寄せられる意見は圧倒的に密告社会を作る気かといった反対論が多い。

公益通報者保護制度は、一部に誤解されているように密告やたれ込みを奨励する法律ではない。
例えば、ある中小企業の社長が浮気をしている。これを通報してもこの制度では保護されない。なんでだ、悪いことをしているではないかと言われるかもしれないが、この社長さんが浮気しても、国民の生命身体財産には影響がない。もちろんこの社長さんの配偶者には多大な影響があるが、浮気の通報は公益ではない。
ある企業が脱税をしているという通報も、対象外だ。
これについてもおかしいという意見があった。脱税は悪いことではないか。確かに脱税は悪いことだが、それによって一般国民の生命身体財産に直接的に危害が及ぶことはない。
この法律で言う公益通報とは、ある企業が行っていること(例えば賞味期限の勝手な変更、放射能漏れの隠蔽、原産地表示の不当表示等)によって、国民一般の生命身体財産が直接危害にさらされるおそれがある場合にそれを防ぐ通報のことである。
つまり企業Aが悪いことをしたというのではなく、企業Aのした悪いことにより国民に危害が及ぶというケースを対象にしている。
だから刑法違反に関する内部通報は公益になる。
この法案では498本の法律を列記し、この498本の法律が定める法令に違反したことが対象になる。
この498本に関しても、そんなにたくさんの法律が対象になるのかという意見と法律を限定するな、あらゆることでやれという両極端のご意見がある。
繰り返すと、特定の企業をやっつけてやれという通報は、この法律の対象にならない。しかし、ある企業の行為が一般の国民の生命身体財産に害を及ぼすならば、それはこの法律の対象になる。
そういう通報も密告だからけしからんというご意見もあるが、そもそも国民の生命身体財産に危害を及ぼすような行為を企業はしないことになっているのだから、その行為を通報される前に、内部できちっと管理すべきなのだ。

マスコミにもっと通報し易くしろという意見とブラックジャーナリズムなどに通報されて悪影響が出るのではないかという危惧とこれも両意見ある。
この法案では、外部の通報先は、事実を通報することによって、被害の発生や拡大を防止することができると認められる者であり、なおかつその企業の競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがある者を除くことにしている。だから総会屋などへの通報は保護の対象外である。

企業は、リストラの対象になった人間が、この法律に該当する通報を行うことによって、自分の職を守ることにこの制度を使うのではないかともおそれている。アメリカではこうした事例がかなりあるということらしい。
そうしたことも含め、まず対象の法律を限定し、周知期間をしっかりおいてこの制度を始めて見て、様子を見ながら手直しをしていこうというのが今回の提出の狙いだ。

ちなみに独占禁止法の改正案のなかに、これに似ていなくもない制度が盛り込まれている。
談合をやっていた企業のうち、一番最初にそれを認めた企業への罰則を減免するという措置減免制度だ。
これに関しても、密告、たれ込みの奨励ではないかという反対が根強い。ただ、この制度は欧米や韓国で既に実施されていて、日本企業もこの制度を使っている。それに、もともとやってはいけないことをやっていることがおかしい。
これに関しては独禁法調査会で塩崎事務局長の差配で議論が進められている。

04年2月19日

インターネットで多額の政治献金を集め、一時は大統領選挙のトップを走っていたディーン候補が大統領選挙から撤退。
アメリカではインターネットを通じて政治献金が普通に行われるのに比べ、日本ではまだまだ広まっていない。なぜか。
欧米ではクレジットカードは料金回収業務であるのに比べ、日本のクレジットカードは債権譲渡になるという違いがある。つまり、欧米ではクレジットカードを使って寄付をすることができるが、日本ではカードで寄付をすることができず、物またはサービスを購入し、債権を発生させなければカードで決済ができない。結局、政治献金は銀行振り込みなどになってしまう。
欧米のカード会社と提携してネット献金をできるシステムが一時作られたが、為替の変動が大きくなったり、結局うまくいかなかったようだ。
(河野太郎の政治活動に資金面からのご支援をいただける方がいらっしゃいましたら taro@konotaro.org までご連絡下さい。資料をお送りします。ちょっとPRでした。)

自民党の「新世代総理を創る会(中二階をふっとばせ)」が今日から活動を始める。次の総裁選挙で小泉総裁の後任を新しい世代から出すために戦略を立て、着実にそれを実行していこう。

知り合いの新聞記者から自民党参議院で執行部の許可無くテレビ出演した議員を処分するかどうかでもめていたという話を聞く。他人事だと思っていたら、その騒動の中で、衆議院の河野太郎もテレビ出演で処分されたという話があったので、事実かどうかの確認をされた。
テレビに出演して処分されたことなど一度もない。そういえば何週間か前に山本一太参議院議員から何か処分があったかという電話があったことを思い出した。参議院はなにかと大変だ。
一太さんも早く衆議院に来ればいいのにと思うが、そういうことを言うと一太さんに思いっきり怒られるから(つまり、群馬県は衆議院の小選挙区は全員自民党だから山本一太が鞍替えするということは自民党の誰かと戦うということになり、そんなことうっかり言おうものならば...)、言いませんよ、一太さん。

山口県で建設が予定されている上関原発の建設予定地に神社所有の土地がある。その神社は、正確に言えばその神社の宮司は、土地の売却に反対していたのだが、なにやらいろいろとあって、その宮司が解任されてしまった。辞表が捏造されたのされないのという話もあるらしい。
新しい宮司はさっさと土地を中電に売却することを決めた。
その件で、地元から神社本庁に前の宮司の解任取り消しと土地売却の中止を求めて陳情に来ている。
なぜか原発が絡むといろいろなことが不透明になる。
ちなみに東京電力の株の今日の値段は2410円。売買単位は百株なので24万円強で株主になれます。物言う株主募集中。
某新聞の記者、なんで六ヶ所村の再処理工場が記事にならないかっていえば、うちの編集局長が経済部出身だからです。
別な新聞の記者、なんか東電の広告すごいですよ。
で、国民に情報が伝わらずに十兆円の国民負担増でよいのか。

04年2月18日

六ヶ所村の再処理工場の問題で、妙案が浮かんだ。
各省庁は民間企業でいうところの環境報告書を出すことになっているのだが、役所の中にはばっくれてしまっているのもある。
例えば経産省!
そこでこの国会では経産省にちゃんと報告書を出させるための法案が提出される。
この法案は、それ以外にも環境報告書が記載すべき事項を、民間で策定してもらうようなことも想定している。
環境報告書を出して、環境にきちんと対応する企業は、株価も上がるなどのメリットがいろいろとあるはずだ。今日の調査会では、エコファンドなどについての意見交換をしたが、欧米に比べ、日本の資本市場はまだグリーンではないようだ。環境部会のメンバーで自らエコ投資をしてみようか。
と、いうことを考えているうちに、六ヶ所村の再処理工場の稼働が、電力会社の経営にプラスになるのかどうか、機関投資家をはじめとする株主にきちんと議論していただくべきではないかと思った。
自分で株主になって総会で発言するのも一つの方法だが、もっと大株主に経営の観点から経営陣に意見を述べてもらう、経営にきちんと目を光らせてもらうことも必要だ。さて、どこからアプローチするか。

衆議院議長公邸でイスラム圏の大使を招待したレセプションが開かれる。
そこで、これまで長く外交団長を務めてきたジブチ大使の離任の話を聞く。ジブチ大使はこれまで日本で十五年、大使を務め、在京の大使の中で最もその経歴が長く、在京大使の団長を務めてきた。この4月にパリに移ることになったそうだ。次の外交団長は確かコスタリカ大使のはずだと思う。中東・アフリカはチュニジア大使が最先任の大使になる。
今日、日本代表とサッカーの試合があるオマーンの大使がみんなから冷やかされていた。大使は、勝ってしまうと明日から仕事が大変だとにこにこしていた。

04年2月17日

特定船舶入港禁止法案の部会審議で、法案の要綱が承認された。
次回は法案の形で審議になる。

本会議終了後、部屋の大掃除を断行。
机の上や床の上に数十センチに積み重なった書類を一気に整理する。掃除後に部屋に来た記者さんが、へえーっ、そこにソファがあったんですね。
次の徹夜国会の時はソファで寝られるぞ!

六ヶ所村の再処理工場に関して、いろいろなマスコミのいろいろな人が気にはして下さっているようだ。
いやー、ごまめに書かれているから気にはしているんだけど...と言いながら、某マスコミのある記者は、ウチは東電がらみは一番上から抑えられてしまうんで、取材してもだめなんですよね、と。東電にどんな借りがあるのか?
ある雑誌は再処理工場に関して取材していったかと思うと、次の号にはグラビアに東電の宣伝記事が掲載されていた!?
十兆円の国民負担と電力会社の経営の問題なんです。取り上げませんか。

僕が総務大臣政務官の時に秘書官を務めてくれた山田さんがめでたくご婚約。お相手は、総務省の国会連絡室にいた美女。
僕が予算委員会の答弁に立つ前に資料を前にして緊張していた時にお茶など入れて下さった。
僕が答弁の練習をしていた時に、秘書官はせっせと口説いていたらしい。

新イスラエル大使エリ・コーエン氏来訪。彼がリクード党の国会議員だった時にテルアビブで食事などご一緒させてもらった。空手の黒帯で大の日本通だ。もともとビジネスマンだがリクードから出馬し政治家になり、昨年の総選挙では、比例の順番があと三つたらずに惜敗した。実業界に戻ったところをスカウトされ、駐英大使を蹴って駐日大使に着任した。今後の日本での活躍に期待したい。

夜、アメリカのボーカス上院議員の政策スタッフを務める友人と一杯(向こうは酒、こっちはコーヒー)やりながら、アメリカの政治談義に興じる。民主党の副大統領候補は誰かという話になり、ニューメキシコ知事のビル・リチャードソンではないかということに。
それでもブッシュは強いらしい。

04年2月16日

特定船舶入港禁止法案の部会審議を明日に控え、対北朝鮮外交カードの会で、法案の案文の最終調整。
外為法の改正に引き続き、この国会で成立をさせるつもりだ。

東京財団のシンポジウムに参加した。ところがパネリストが七人もいたため、一人一回だけの発言機会しかなく、一時間半のシンポジウムのなかで、わずか五分の話をしただけ。不完全燃焼この上ない。
岩国、藤田、松原、原口、岩屋、長島、河野というメンバーで年の若い順から話すと言うことだったが、僕が一番年下だった。
テーマは日本のリーダー云々という抽象的なテーマだったが、抽象的なテーマで参加者の多いシンポジウムはちょっと考え物だ。

核燃料サイクル研究会。
電力会社の企業統治から見ても、六ヶ所村の再処理工場の稼働を今、開始することは合理的ではない。電力の株主になって株主総会に乗り込むか。マスコミへのアプローチを強化する。

千葉県の君津市の商工会議所青年部のシンポジウムに民主党の原口代議士と一緒に参加する。原口さんとは昼の東京財団も一緒だったが、今度は結構話をすることができた。

04年2月11日

横浜文化体育館で開催された第二十九回全日本バトントワリング選手権関東大会兼第十六回関東バトントワリングコンテストの大会会長を仰せつかる。
小学生低学年から一般までの演技を数時間にわたって観戦する。
連続してジュニアの世界チャンピオンになり、今年大阪の世界選手権で三連覇が期待されている駒田君の演技などは素人目にもこれはすごいとはっきりわかるすばらしいものだった。

夜、平塚市議会の会派平塚クラブが主催したフォーラムの中で、竹中平蔵大臣とご一緒に三位一体の改革に関するパネルディスカッションに参加する。

04年2月10日

臓器移植法改正に関する河野太郎私案の法案要綱と新旧対照表をホームページにアップしました。皆様のご意見をお待ちしています。

九時、党本部で中国共産党青年団中央委員会国際連絡部のニ・チャン副部長、中華全国青年連合会国際部の万学軍副部長と懇談。二年前に上海で食事をして以来の再会。今後の交流事業に関しての意見交換。
十時、中山太郎、山口俊一両代議士と宮崎秀樹参議院議員と臓器移植法改正に関する意見交換。調査会に出す論点整理について意見交換。
十一時、国土交通省関東地方整備局と財務省理財局と平塚の合同庁舎用地について。毒ガスが出たため当初計画の変更はやむを得ないとしても、暫定使用を五十年も百年もやられてはかなわない。責任逃れがみえみえの相手に対して、こっちもけんか腰。
十二時十五分、環境省野生生物課長、部会ヒアリングに関する打ち合わせ。
十二時二十五分、某法案に関する打ち合わせ。
十三時、脳死・生命倫理及び臓器移植調査会。
全面的な法改正派と十五歳以下の移植容認だけ派の二つに分かれる。
しかし、脳死からの復活という意見も出るなどまだ説明会の開催などが必要な状態だ。
せっかくの法改正を十五歳以下の臓器提供の容認で済ませてはならない。
十四時三十分、岸田座長に代わり、与党政策責任者会議で、消費者保護基本法改正に向けてのプロジェクトチームとりまとめについて報告。与党内のすりあわせ、野党との話し合いを進めるご了解を頂く。
十五時、ワリー駐日サウジアラビア臨時代理大使と日本サウジアラビア間の長年の懸案の解決に関し打ち合わせ。他の中東からの大使ともすりあわせが必要になる。
十五時五十分、消費者保護基本法の改正に関して消費者団体と意見交換。
十六時十分、NGOの関係者と特定外来種に関する法案についての意見交換。
十七時、太郎塾打ち合わせ。
十八時、シリア大使公邸で大使とわが夫婦、うちのスタッフのアリの四人でディナー。中東の諸問題に関する意見交換等。
二十時半、中国語のレッスン!!

 

04年2月8日

日曜日の午後、東京大学弥生講堂で開かれた「生態学からみた野生動物の保護と法律」というシンポジウムを聞きに行く。
環境省が準備している「特定外来生物による生態系などにかかわる被害の防止に関する法律案」は、環境部会にかかってくる。部会でもこの法案に関するヒアリングをやる予定だ。

最近、各国の駐日大使と話をしていると、国会内の友好議員連盟に手を焼いている大使館が多い。
友好議員連盟とは名ばかりで、何も活動がないものが多い。しかし、既にできているものをないがしろにして新しい組織を立ち上げるわけにも行かず、大使たちが困っている。
どうしたらよいのかと相談をされても...。
期待と現実があっていないのだ。

04年2月7日

児童虐待防止法改正。
衆議院青少年特別委員会で大阪へ。
岸和田の児童虐待の件で関係者から話を伺う。
特別委員会の目的は、法改正であり、この岸和田の事件のことを調べることではないが、疑問は残る。
なぜ子供家庭センターはこの件を虐待の通告として認識しなかったのか、なぜ学校は市の教育委員会に通告を忘れたのか。

臓器移植法改正。
主に救急側の医師からの問題提起を中心にした「臓器の提供に関する懇話会」に出席し、河野私案をベースにした改正案を説明する。
来週には、読売新聞が言うところの、えーっとなんだっけ、ああ、そうそう作業部会(?)が開催される。
アメリカと長時間電話して、脳死状態が一年以上続いているケースに関する話を聞く。視床下部から出されるホルモンを外部から投与することによって脳死状態を安定することができるようになっているらしい。ただし、脳死であることに変わりはなく、もちろん脳死からの回復もない。例えて言えば、首を切り落とされて走り回っている鶏を、さらに長時間走り回らせることができるようになっただけで、死んでいることには変わりはないと先方は言い切る。
だから脳死判定に可能な限り脳血流の検査を入れるべきだという提言にもつながる。
また、脳死判定に移植医が携わるべきではないが、脳死判定がルールに基づいて行われたということに移植医も責任を持つべきだという提言も受ける。

消費者保護基本法改正。
プロジェクトチームとしての取りまとめ作業は一段落し、党内や与党内、あるいは民主党とのすりあわせの段階に入りつつある。
基本理念としての消費者の権利を明確にし、さらに消費者の責務をはっきりさせる。

外為法改正と特定船舶の入港禁止法案。
外為法はいよいよ来週参議院で可決成立か。最初は、党の幹部からも相手にされなかった法案がここまで来た。
特定船舶の入港禁止法案も要項、案文の段階になりつつある。これもしっかりと成立させていきたい。

バーゼル条約関連。
台湾とのリサイクル資源の輸出入で困っている日本企業と台湾の駐日代表部をお招きして二国間協定の必要性についてヒアリングをセットする。日本企業から協定の必要性に関する声がないと言い切るアホな外務省も呼ぶ。民間企業は困っている。

マイクロチップ。
移入種対策の法案の中で一部の動物にマイクロチップか義務づけられる。さらに全てのペットへのマイクロチップの義務づけについてのヒアリングを予定する。

イラク。
某中東大使公邸でお忍び(?)で来日中の中東の有力者との夕食。
サマワでの日本の成功のカギはスピードだと力説される。日本の外務省とのやりとりも経験しているせいか、ああいったお役所仕事では、地域の期待に応えられないだろうと心配している。
自衛隊や憲法には部族はまったく興味がない、どれだけ仕事、いやどれだけ金が現地に来るのかが焦点だ。現地での日本に対する期待は高すぎる。時間的な猶予はあまりないと心配している。
イラクの国家再建に名案はない。二番目に良い案はスンニ派の新たな独裁者を見つけることだと言い切る。
一番目はと聞くと、あの地域を爆弾で吹っ飛ばしてしまうことだと物騒なことを曰う。と、同席していた人が、爆弾ではなく原爆でとぼそっと付け加える。
つまり、誰にも名案はなく、どうやっても後々大変だということのようだ。
で、日本の立場はと聞かれるが、誰かがそれが一番のブラックジョークだと言うと、みんなが爆笑する。自衛隊の派遣は始まった。政治的に日本がどう動くのかをみんな見ている。