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04年1月30日

イラク派遣承認。
突っ張って反対、あるいは退席するかどうかで悩みました。
その対価は、今抱えている数々の議員立法をはじめ、いろいろな政治活動にブレーキがかかるというものでした。
結局、しぶしぶ起立しました。
出る杭は打たれる、出すぎた杭は打たれない。
まだまだ出きれていなかったようです。

04年1月29日

中東アラブ13カ国の大使をお招きしての夕食会。
昨年は平塚での湘南ベルマーレの試合観戦(Jリーグ初の中東出身監督だったモロッコ出身のサミア監督の応援)と夕食会だったが、今年は元中東担当外務大臣政務官の丸谷かおり代議士と二人で、夕食会を主催する。
話題はもちろんイラクがメインだが(イラクの臨時代理大使も出席いただいた)、やはり中東問題のコアであるパレスチナ問題と日本と中東の関係強化についても議論が白熱する。

朝は七時半スタート。八時五十分からテレビ出演。
議員会館に戻って今晩の夕食会の席順を確認。外交団長のジブチ大使を筆頭に、在任期間の最も短いスーダン大使まで大使の席順を決め、サウジアラビアとイラクの二人の臨時代理大使。
十時から消費者問題プロジェクトチームで消費者保護基本法の改正に関する論点整理。一週間の時間をもらって来週改正案のたたき台を提案する。
十時半から始まっている年金改革のワーキングチームになだれ込み、年金福祉施設に対する保険料の流用をしないこと、施設は原則廃止、民営化ということを確認する。
十二時半、本会議。外為法改正が衆議院を通過。
一時から外国船舶入港禁止法案に関する党内議論の合同会議。要綱案が承認され、条文作りに着手することになった。
二時、太郎塾エネルギープロジェクト打ち合わせ。
三時、国土交通省航空局、羽田拡張と横田の空域管制について。羽田の拡張を実施すると本土上空の米軍による管制空域に新たな回廊を設ける必要がある。それならば地位協定を改定し、本土上空の占領を終わらせるべきだ。
四時、某法案の打ち合わせ。
五時、年金問題に関する取材。
五時半、臓器移植法改正に関する取材。
六時十五分、衆議院法制局と臓器移植法改正案の打ち合わせ。
七時半、アラブ大使との夕食会。
十時半、夕食会お開き、帰宅。

 

04年1月28日

外為法改正案、衆議院の財務金融委員会で可決。
この改正案は、山本一太、小林温両参議院議員、水野賢一、菅義偉、増原義剛代議士と河野太郎で立ち上げたグループで議論して法案にまとめたもので、ずいぶんと提出まで党内ですったもんだしたが、最後は幹事長の後押しもあり、ここまでこぎつけた。
委員会採決の瞬間には、提出者席で答弁していた水野代議士と委員で座っていた僕以外のメンバーは、次の入港禁止法案の案文を詰めるために法制局との打ち合わせの真っ最中だった。もう一つ取るぞ。

委員会で水野代議士が答弁していた時に、一時、委員会を抜けて党本部へ。消費者保護基本法の改正案の論点整理の準備。
こっちも時間との戦いだ。

年金福祉施設に関してはワーキングチームで原則廃止を打ち出すことを武見副主査に確認する。

スリランカのサジット・プリマダーサ厚生副大臣の訪問を受ける。
スリランカの首都コロンボ出身だがあえて南部の農村地帯の選挙区から出馬した熱血漢で、スリランカの次世代のエースだ。
お互いアメリカ留学とアメリカ議会でのインターンの経験があり、話が弾んだ。
年に三回は来日することにしているという知日派の彼は、日本がキャッシュディスペンサーのようになるのではなく、政治的な発言力をつける努力が必要だと熱っぽく語る。

04年1月27日

イギリス外務省の幹部(Director, Strategy & Innovation) とイギリス大使館で昼食会。警戒は厳重で、大使館への入場には、招待状と名前入りの身分証明書が必要だ。
何に使うのだろうかと思っていた国会議員の身分証明書がこういう時に役に立つはずだったが、持っていなかった。免許証で入る。

日本とイギリスの間には、重大な懸案事項はない。しかし、日本とイギリスが、国益にとって重要な課題だと認識している案件のかなりの部分は共通だ(対テロ、地球温暖化、麻薬、感染症etc)。
つまり、これまでは日本とイギリスがお互いに向き合ってやる外交、つまり両国間の課題解決のための日英関係だったのに対し、これからは日本とイギリスが肩を並べて、両国に関わる共通の問題を解決するための外交になっていく。
これは日英だけではなく日米も、日独、日仏、日EUもそうなっていく。
そうなった時に重要なのは何か物事が起きた時にそれに対して反応する外交ではなく、自ら積極的にアイデアを出し、仕掛けをして問題を解決していく能力だ。
受け身の外交から積極的な攻めの外交に転じていかなければ、日本には外交能力がないと世界から思われる。
受け身の外交はキャリア外交官の得意とするところだろうが、こちらから仕掛けていく外交は、政治家がブレーンを使いながらリードしていかなければならない。政治家の役割も外務省の役割も変わっていくし、多くの国民が外交に関わっていくことになる。
外務省も地理的な組織から案件ごとの組織に変わっていかなければならない(もちろん地域スペシャリストがなくなるわけではないが、例えばアフリカ局もアジア局も感染症問題に関わっていますというのではなく感染症問題に携わるスペシャリストがアジアもアフリカも見ることになる。温暖化問題しかり、テロとの戦いしかり)。
外務大臣の国民に対する説明責任も重くなるし、外交政策をきちんと議論する必要性も高くなっていく。

古賀議員の問題でなんと大勢のマスコミがペパーダイン大学を訪れたことか。
あの十分の一でも六ヶ所村の再処理工場をカバーしてくれれば、十兆円がどぶに捨てられずに済む。
どちらが国民生活に大きな影響があるだろうか。

外為法、明日の委員会で採決になる。船舶の入港阻止も今週から自民党内で議論が始まる。

青少年特別委員会の理事懇が、委員長のご招待でキャピトル東急の中華レストランで。
共産党の理事まで出席し、おもわず委員長が感謝の言葉を述べる。
(委員長が理事や委員を招待することはよくあるが、必ずメルパルクなどの公的宿泊施設で開かれる。なぜなら普通のホテルだと共産党の理事、委員が出席を拒否するからである。公的宿泊施設ならば、なぜか共産党も良いそうだ。一説には贅沢ではないからだそうだが、僕から見れば、民業を圧迫している公的宿泊施設などけしからんということになる。)
今日の議題は児童虐待防止法の改正に関して。事件も続発していることもあり、議員立法での法改正をこの国会で実現するべく頑張ろうということ。

この国会では、外為法の改正と船舶の入港阻止法案は提案者の一人として、消費者保護基本法の改正と閣法ではあるが公益通報者保護法案はプロジェクトチームの事務局長として、臓器移植法の改正はワーキングチームのメンバーとして、児童虐待防止法の改正は委員会理事として、環境省関係の法律は部会長として関わっていくことになる。その他に経済産業委員会と財務金融委員会、憲法調査会とかなりハードな国会になりそうだ。

 

 

04年1月24日

今日の産経新聞の一面トップに臓器移植法の改正についての記事が出ていた。
金曜日に、法制局との打ち合わせで作ってきたたたき台がようやく完成したが、今日の産経新聞は別にそれを見ている記事でもないので、偶然がどんぴしゃりあたったということか。
ある町の歯科医師会の新春講演会にお招きを受け、臓器移植法について一時間の講演をする。その後、質疑応答。
とにかく今は臓器移植の現状と法の問題点を広くアピールしていきたい。

野田聖子代議士などが進めてきている夫婦別姓法案も浮上してきている。僕は、この別姓案を支持する。こうした法案も党議拘束無しで採決されるべきだ。

 

04年1月23日

グリーンピアや年金福祉事業団との取引先リストをやっと厚生省が提出する。が、企業の代表者の名前がランダムに塗りつぶされている。そこを指摘されると、個人事業者の名前は消した、と。
ところがパラマウントベッドや日立メディコといった企業の代表取締役社長の氏名も消されている。そこを質問されると、企業名に株式会社と入っていなかったので同名の個人企業かと思い...!
そうした企業に紛れて問題企業の代表者の名前もしっかりと消されていた。

自民党の年金福祉施設・グリーンピア問題に関するワーキングチームで、年金福祉施設とその運営主体である公益法人の原則廃止を打ち出すことになる。
財団法人厚生年金事業振興団とその傘下の厚生年金病院七カ所、厚生年金会館二十一カ所、老人ホーム三十二カ所、スポーツセンター四カ所、休暇センター十七カ所、サンピア二十五カ所、保養ホーム四カ所と終身利用老人ホーム一カ所。
社団法人全国社会保険協会連合会と厚生年金病院三カ所、それにぶらさがる各県の財団法人社会保険協会と社会保険センター四十八カ所。
社団法人全国国民年金福祉協会連合会と国民年金会館二カ所、総合健康センター二カ所、健康保養センター一カ所とぶらさがっている各県の財団法人国民年金福祉協会と健康保養センター四十六カ所と健康センター八カ所。
財団法人社会健康事業財団と傘下の社会保険健康センター四十三カ所と財団法人社会保険協会と傘下の社会保険福祉センター一カ所。
上記全てが対象になる。稼働している施設は民営化するなりなんなりの措置を取り、運営主体の公益法人は必要が無くなり廃止ということになる。
国鉄民営化の時と同様に清算事業団をつくり、厚生省の官僚を排し、民間人を登用して廃止、民営化、清算の措置を取る。一大事業だ。
武見副主査がこの構想を打ち出すやいなや、厚生省の役人は一斉に自民党の厚生省シンパに反対の根回しに走り出した。
ワーキングチーム対厚生省シンパの戦いの火ぶたが、今、切って落とされた。
ワーキングチームの席上、大村代議士の質問に答えた厚生省は、こうした施設は全て独立採算で回っていると豪語した。それならば、さっさと民営化すればよい。

核燃料サイクル、とくに六ヶ所村の再処理工場の十兆円の問題について、せっせとマスコミにセールスをするも大メディアは反応が悪い。基本的にテレビや大新聞は原子力に批判的な報道をすると、色眼鏡で見られるので中立的に論評を避けて、発表資料に基づいてそのまんまという姿勢らしい。まさに原子力村の思うつぼ。
たとえば久米、田原、筑紫の三人のうちの誰かがこの問題を取り上げるだろうか?
年金問題並みのインパクトは十分にある。

環境省のある課長さんが趣味(?)で、エコハウスを建てたそうだ。
太陽光発電、風力発電からノンフロン冷蔵庫、二重窓、風呂排水の中水活用、透水性舗装、外壁内換気など三十を超える対策をした家は、951万円余計にかかったそうで、太陽光発電の補助金や光熱水費の削減分などで元を取ろうとすると35年かかるそうだ。
だから環境税を導入して環境対策にしっかりと補助を出せというのが結論ではあるが、そのために自らここまでやってしまうというのはすごい。
もっと安くやる方法はあるそうで、家を建てたりリフォームしたりする方にはコンサルティングもしていただけるらしい。
ちなみに、CO2削減量は36%、断熱による暖房費削減が費用的には一番効果があるそうだ。

 

 

04年1月21日

代表質問で総理が質問に答えたかどうかでもめる。
総理のいらだちもよくわかる。今の代表質問のやり方では起こるべくして起きた事件だ。
内容はどうでも良い、質問したことに答えたかどうかが問題にされ、野党はたいていはその答に満足しない。満足のいく答でなければ、答えてないことにされる。
答える側もたいていは、相手と議論して、こちらの正しさを主張するよりも、尻尾を捕まれないように巧みに言い逃れる。
丁々発止のやりとりと言うよりも原稿の読み合いになる。質問時間はおそろしく長く、答も単調。
議会をもっと大事にしないと日本の民主主義は危ない。
もめている最中に、予定通りに呼び出しの小渕優子代議士が今日の本会議の閉会動議を出す。さすがに今日は、ご異議ありませんか、は通らない。中野未完成副議長が、動議に対する起立採決を行って閉会。
綿貫議長が、異議ありを無視してシナリオを忠実に読み上げたのに比べて、一歩前進。

地位協定に関する議員連盟。
事務局長の下地が落選してしまったので役員人事の必要が出た。
調べると、メンバーの五人に一人が落選していた。ずいぶんと議員が入れ替わっていることに改めて気付く。
地位協定の改定ももちろんのこと、辺野古移転に関しても見直しを提言する必要があるということで中核メンバーの意見の一致を見る。
辺野古もグリーンピアのようになる。外務省のメンツはどうでも良いから、見直しが必要だ。

北朝鮮に関する外為法の改正は、衆議院の財金委員会の委員長提案になりそうだ。船舶に関する法案も詰めの作業にはいる。
政治家が決断すればできる。
地位協定の改定だって同じこと。外務省と一部の政治家の臆病さが原因で一歩を踏み出せない。

神奈川県選出の国会議員の会議。県連会長の任期を参議院選挙の後まで伸ばしたらどうかという意見も。それならそれで、おちついて公選ができる。用意はいつでも。